秋を素通りして、夏から冬になっていく季節感ですが、クールビズが終わったと思ったら、すぐにウォームビズが11月1日から始まります。環境省は、地球温暖化防止のために、寒いときには着る、過度に暖房機器に頼らない「WARM BIZ(ウォームビズ)」の呼びかけを今年も実施。11月1日から3月31日までをウォームビズ期間として設定しています。提案している室内温度は20℃。室温を23℃から20℃に落とすことで、主な暖房設備の消費エネルギーは約2割削減、地球温暖化防止に役立つという取り組みです。ウォームビズは2005年からスタートしていますが、クールビスと比較して浸透は今ひとつ。今年度のウォームビズは、楽しく、温かく、快適に過ごすためのアイテムやアイディア、アクション等をさらに1つプラスして訴求する「WARM BIZ + ONE」(ウォームビズ・プラス・ワン)というテーマを設定したそうです。『快適に過ごす』のはやはり重要ですよね。
パレスサイドビルを管理する㈱毎日ビルディングのオフィスも暖房・室温設定のほかに小さなことですが、給茶機のお湯の設定温度を変えました。これまでは節電モードで80℃でしたが90℃にあげました。温かいお茶やコーヒーは、一番手頃で快適なウォームビズです。
環境省のWebページとは別のサイトなどから私が寄せ集めた、簡単にできそうな家庭のウォームビズ8カ条です。みなさん、試してみてください。
1.上手に色を使って目をだまそう:あたたかさを感じさせる暖色系の色や生地を選ぼう。暖色系と寒色系の体感温度(心理的な温度差)は約3℃もあるそうです。
2.ラグを敷こう:床が冷たく感じる場合などは、ラグ・マット(床に部分的に敷く敷物、ちなみにカーペットは敷物全般の総称)を敷くのが効果的。 防寒には「重ね敷き」推奨。
3.あったか料理にしよう:シチュー、ロースト肉、キャセロール、スープ、鍋や煮込みなどほっこりと体が温まるレシピを実践しよう。
4.あたたかい飲み物を選ぼう:紅茶、ココア、コーヒーなど温かい飲み物をマグカップに注いで、手をあっためよう。
5.防寒寝具に変えよう:シーツをフランネル生地にしたり、ブランケットの数を増やそう。寝る前に布団の中に湯たんぽなどを入れて、温めておく。
6.頭部をあたためよう:寝る時に帽子を被る(+手袋をする +靴下も履く)とよい。厚着をしなくても首、手首、足首の「3つの首」の保温対策はしっかりと。
7.部屋を蒸し暑くしよう:室内に加湿器を入れよう。加湿器がなければ、入浴時にバスルームのドアを開けておこう。
8.隙間風を防ごう:『保温シート』や『隙間テープ』など手軽に取り付けられる防寒グッズで、隙間風のスースー不快感を解消、防寒や結露の対策をしよう。
(文中のウォームビス・ロゴマークは環境省が賛同者に使用許可しているものです)