1昨年の冬、松重豊主演のテレビドラマ「孤独のグルメ」第1話で取り上げられたお店が門前仲町にあります。プロジェクトの打ち上げ・反省会で同僚6人と一緒に東西線竹橋の駅から4駅、居酒屋「庄助」を目指します。店はすぐに見つかったのですが、幹事が予約を入れ忘れていて1階は既に満席状態。店の前まで漂うかぐわしい焼き鳥の匂いに交じって不穏な空気が一瞬、喉の渇いた7人を包みます。と女将さんが店から出てきて、「たまたまですが2階が空いていますよ」。なんとも幸先の良いプロジェクト反省会です。
再放送が何回か放映されたこともあり、今もドラマを見て来る客は多いそうです。
2階には2人用の正方形に近いテーブルが4つ。詰めて8人が座れます。私たちグループは7人ですのでテーブルを4つ繋いで大きくして使いました。2階は半分セルフサービスです。「小型冷蔵庫の中にぎっしり、ビールや冷酒が冷えています。あとで飲んだ本数を教えてください」「取り皿やグラス・コップは茶ダンスから勝手に出して使ってください」。
ドラマ「孤独のグルメ」で松重さんがオーダーしたものを中心に頼みました。まずは、やきとり。つくね他全7種類のセット+プラス生ピーマン。2つに切った生ピーマンが21個、皿に盛られて出てきました。「孤独のグルメ」でやっていたやり方で、つくねを串から外して生ピーマンに載せ、生ピーマンに盛り込みます=メーン写真。肉詰めピーマンをぎこちなく作っている感じです。女将さんによると、「孤独のグルメ」以前にはなかったメニューだそうで、この番組で急にディレクターが作ったそうです。なかなか粋な食べ方ですが、生ピーマンの食感が良く、あっという間に平らげました。ほかにイワシの丸干し、山
芋ワサビ漬け=写真、信玄袋もいただきました。プロジェクトの反省会もそろそろネタが切れて、〆は焼きめし=写真。これは〆としては絶品です。じゃこや梅紫蘇、ごまなどが入り、あっさり満点の焼き飯でした。
女将さん(ひょっとしたら女将さんの娘さん)も気さくで、狭い階段を上がっていく2階の部屋も、居心地がよかったですね。