【2020年1月】のアーカイブ

 世界遺産・富士山を、子どもたちにもっと身近に感じてもらおうと、富士山をテーマした書き初めコンクール「富士山書き初め2020」(主催=毎日新聞社、認定NPO法人富士山世界遺産国民会議)の入賞作品展が、パレスサイドビル1階東玄関脇のフリースペースで開かれています=写真㊤

 富士山は2013年6月に「世界文化遺産」に登録されました。未来に向け、この世界に誇る日本の文化遺産を守っていくためには、もっと多くの人が富士山に関心を持ち、後世に引き継いでいく活動に参加していくことが必要――そんな願いを込めて設立された「富士山世界遺産国民会議」が中心になって、2018年に始めたのがこのコンクールで、今年が3回目になります。

 コンクールは小学生低学年、小学生高学年、中学生、高校生の4部に分けて作品を募集。計1万3003点の応募があり、審査員(委員長=仲川恭司・毎日書道会理事、独立書人団理事長)が最優秀賞など各賞を選びました。

 課題は、それぞれ、「ふじ」「雲上」▽「富士山」「ご来光」▽「令和富士」「世界遺産」▽「霊峰富士」「初冠雪」。

 展示されているのは、各部門で最優秀賞に輝いた▽落合萌朱さん(和歌山県有田市立保田小2年)▽渡部彩乃さん(高松市立新番丁小6年)▽中田勝也さん(徳島県松茂町立松茂中3年) ▽大野詩織さん(兵庫県立芦屋高3年) の作品=写真㊦=と、部門ごとに山梨県知事賞、静岡県知事賞、毎日新聞社特別賞各1点、富士山世界遺産国民会議賞2点の各部6作品、計24作品。26日(日)にはパレスサイドビル地下1階・毎日ホールで表彰式も行われました。

 同展は29日(水)まで。入場無料。

 パレスサイドビルに入居するテナントの皆さんとビル関係者、またテナント同士の絆を深めようと「パレスサイドビル賀詞交歓会」が1月17日、地下1階の毎日ホールで開かれ、テナントやビル関係者ら約100人が参加しました。

 テナントの皆さんとビル関係者が一堂に会する、この催しは8回目。東日本大震災を契機に、いざという時に助け合おうという機運の高まりを受け、2013年から開かれています。

  交歓会は講演と懇親会の2部構成。今年はオリンピックイヤーということで、第1部では毎日新聞東京本社の 小坂大(こさか・だい)・IMG-3582.jpg運動部長が「 いよいよ東京五輪・パラリンピック。大会は成功するか?」と題して講演しました=写真

 小坂さんは1999年から毎日新聞運動部を中心に取材。2009年から5年間、ニューヨーク支局で米大リーグやテニス、ゴルフなど海外での日本人選手の活躍を中心に取材。また、サッカー・ワールドカップ2回のほか、五輪は夏・冬合わせて5大会を取材。その豊富な経験をもとに、五輪の舞台裏情報も織り交ぜて1時間近く、熱く語りました。

 まず、オリンピックの収支構造について話し、テレビ放映権、とりわけ米国のテレビが払う放映権料がオリンピックの財政を支えていることから、時差に関係なく、米国のゴールデンタイムに合わせて競技の時間が設定されることを報告。

 器具の開発競争のし烈さについて、かつて、水の抵抗を抑える「高速水着」が禁止されたことを指摘し、最近、マラソンなどで好記録を連発する厚い底のシューズについて、「いずれ高速水着と同じような経過をたどるだろう」と述べました。

 関心の高い日本のメダル獲得予想については、金メダル30個という日本オリンピック委員会(JOC)の目標に対して、「かなりうまくいって30個、現実的に考えると20個前後」との見立てを披露。具体的な競技では、JOCがAランクとして期待する水泳、卓球、バドミントン、柔道、レスリングなどのほか、必ずしも注目されていないなかで、空手で金メダル量産が期待できると語りました。

 最後に、五輪でも活躍が期待されるテニスの大阪なおみ選手、バスケットボールの八村塁選手ら、またパラリンピックに挑む多くの選手などを例に、「多様性」が東京五輪・パラリンピックの大きなテーマだとして、「多様性を認める社会的機運の盛り上がりも期待したい」と述べました。

 続く懇親会では、原敏郎・毎日ビルディング社長の挨拶と乾杯の発声の後、小坂部長も交えて、名刺を交換したり、会社や自己紹介など、交流を深めました。

 パレスサイドビルの商店街(レストラン・商店などが並ぶ1階・地下1階)の吹き抜け部分に、東京五輪・パラリンピックの全55競技を毛筆でデザインしたタペストリーが飾られています。半世紀ぶりの東京五輪まで200日を切り、徐々にムードが盛り上がっていきますね。

 タペストリーは、東京五輪(東京2020)のオフィシャル新聞パートナーである毎日新聞社が設置したもの。毎日新聞社大阪事業部の田中美江さんが制作したそうです。

 いくつか見てみましょう。写真の4枚は左上から時計回りに、バドミントン、ボート、空手、陸上・近代五種です。

 いかがですか。毛筆の迫力を生かした独特の躍動感がありますね。もちろん、パラリンピックの競技もあります(写真末尾は車いすラグビー)。

 これらのタペストリーは、元旦の当欄でご紹介した西玄関の階段に施した「TOKYO2020」の文字などとともに、五輪・パラリンピック本番まで飾られる予定です。大会に向けて、ほかにもビル内外に様々な装飾を展開する予定です。

 新春恒例、パレスサイドビル自衛消防隊の出初式が7日午前、屋上で実施されました。

 ビルを管理する毎日ビルディングと、設備管理を受け持つグローブシップ、警備を担うアイングと東京センター、清掃を担当するセイビの各協力会社などから計約50人が参加。この日は朝からほとんど陽がささない生憎の天候。訓練開始の午前10時の気温は6.9度、北西の風2.7メートルとうすら寒い中でしたが、寒さを吹き飛ばすように(って、超絶の常套句ですが・・・)、元気に取り組みました。・・IMG_20200107_100645.jpg

 訓練は火災発生を想定した消火器による初期消火訓練、放水訓練、そして、けが人発生と想定した救出救護・応急手当訓練の3つです。

 消火器を使った訓練=写真㊤=は3人一組で、「火事だぁ~」「逃げてくださぁ~い」と大きな声をあげながら火元に近づき、安全ピンを抜いき、ノズルを・・IMG_20200107_100649.jpg的に向けて消火(消火剤でなく水を使用)。

 放水訓練は屋内消火栓の赤い箱を開け=写真㊨㊤、ホース抱えて火元へダッシュ=写真㊨、丸い的を水でキッチリ打ち抜きます=写真㊦

 救出救護・応急手当訓練は胸部圧迫とAEDによる心肺蘇生=写真末尾㊧、手足を骨折したけが人に見立てた人形に、段ボールとネクタイを使って手足を固定=写真末尾などしました。

 今年も、安心・安全なビルを目指して、地道に訓練を重ねます。

 

 明けまして、おめでとうございます。本年も、パレスサイドビルを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 いよいよオリンピック・イヤーの幕が開けました。パレスサイドビルの西玄関に「TOKYO2020」の文字が浮かび上がっています。東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャル新聞パートナーである毎日新聞社が、大会のムードを盛り上げようと施したものです。毎日新聞社はパレスサイドビルと協力し、大会に向けてビル内外に様々な装飾を展開する予定ですので、お楽しみに。

 さて、この年末年始は、9連休という方も多いはないでしょうか。いやいや、仕事だという方は、大変ご苦労様です。

 それでも、「働き方改革」と人手不足が相まって、元日を中心に休業するコンビニ、外食などが増えているようです=写真末尾は休業が増えていることを報じた毎日新聞2019年12月27日朝刊。

 パレスサイドビルは、年末は30日まで開館し、新年は1月4日からオープンします。1階・地下1階のレストラン・商店もこの日から営業の店がありますが、全部の店が開くわけではないので、個別のお店にご確認ください。また、5日(日)は通常通り休館ですので、ご注意ください。

20191227毎日朝刊1面 元日休業.png

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