この週末、東京は４月並みの陽気でしたが、今週前半は再び寒さが戻る見通しです。この時期、天気は短い周期で変わっていくものの、春は確実に近づいており、パレスサイドビルお隣の丸紅本社前にあるカワヅザクラ（河津桜）が、早くも満開間近です。

　早咲きのサクラとして知られるカワヅザクラは、カンヒザクラとオオシマザクラが自然交雑したものとされており、原木は野生で見つかりました。1955年ごろ、静岡県河津町に移植されたため、この名があります。花は直径3.5cm前後と大ぶりで、ソヨメイヨシノよりもピンクが濃いため、華やかです。

　では、東京都の花でもあるソメイヨシノの開花はいつごろになるのでしょうか。日本気象協会が16日に発表した桜の開花予想によると、今年の開花は全国的に平年並みか平年よりも早くなりそうです。桜前線は３月19日に福岡、高知からスタートし、東京は22日の見込みで、3月末までには九州から関東の広い範囲で開花する見通しです。心浮き立つ春は、もうすぐですね。

　フルーツサンドなど、インスタ映えするおしゃれなサンドイッチの販売が13日から、ビル地下１階東のポップアップスペースで始まりました。女性客を中心に人気を集めており、売れ行きは好調です。17日までの５日間、販売をしますが、各日とも売切れ次第、販売終了です。

　出店しているのは東京・押上にある手づくりのデリとパン「cafe cocona（カフェ ココナ）」です。季節のフルーツを丸ごと使ったボリューム満点のフルーツサンドがおススメで、いちごサンド、りんごラムレーズンサンド、みかんサンド、スペシャルミックス......と種類は豊富です。同店は「素材にこだわったフルーツサンドは見た目のインパクトだけではなく、ほかにないものを目指し、生クリームやフルーツとの相性、味を追求しています」。

　このほか、ハムカツ焼きそばサンド、味噌かつエッグサンド、ハンバーグナポリタンサンド、白身魚のタルタルサンドなど、総菜・食事系のサンドイッチも充実しており、いずれも食べ応えは十分です。

　2022年分の税金に関する確定申告の受け付けは来週の16日から、始まります。これに先立ち、無料の「確定申告相談会」（主催・東京税理士会麹町支部）が８日から３日間の予定で、パレスサイドビル１階の正面玄関わきフリースペースで始まりました。各日午前10時～午後４時、麹町支部所属の税理士が交代で相談に応じます。

　パンデミックの影響のため、ビルで相談会を開くのは2020年以来３年ぶりです。確定申告は義務づけられている高額所得者でなくても、確定申告をした方がいい場合があります。①住宅ローンを利用して一定要件の住宅の新築、取得、増改築等をした②災害や盗難で損害を受けた③多額の医療費支出をした④ふるさと納税など、特定の寄付をした――などでは、所得税を還付してもらえるケースがあります。

　国税庁によると、コロナ禍もあって85％以上の人が確定申告会場に来場せずに、自宅から申告できるe-Taxなどを利用しているといいます。申告前に一度、相談に訪れてはいかがでしょう。会場での混乱防止のため、麹町支部は事前予約（☎03・3264・0049）も受け付けています。

　きょう２月２日が、「No.２の日」とは知りませんでした。それもそのはず、日本記念日協会に申請があり、認められたのが、わずか１年前という日の浅さから、認知度が低いのも、むべなるかなです。

　毎日新聞などの報道によると、申請したのは富士山に次ぐ標高3193ｍの高峰、北岳がある山梨県南アルプス市の市民グループが設立した「日本No.2協会」です。記念日協会のWEBには、以下の制定理由が掲載されていました。

　「琵琶湖に次いで二番目に大きい湖の茨城県かすみがうら市の霞ヶ浦、札幌市に次いで二番目に古い時計台の兵庫県豊岡市出石町の辰鼓楼など、価値あるNo.２はいくつも存在する。記念日を通じてさまざまな日本の第２位、No.２を知ってもらい、その魅力を高めるとともにNo.２仲間が交流し、地域観光などの新たな切り口として広くPRしていくのが目的」。

　１番に比べ、影の薄さは否めませんが、２番手には目立たない隠れた魅力、価値があるのも間違いありません。事業仕分けの、あの名（迷）言「２位じゃダメなんでしょうか」から14年、「No.２」にもようやく日が当たる時代が到来しました。（掲載記事は毎日新聞・山梨県版＝2022年４月）