【2021年10月】のアーカイブ

 新型コロナウイルス対策に関する東京都の「リバウンド防止措置期間」が、「基本的対策徹底期間」(10月25日~11月30日)に移行したのに合わせ、当ビルは26日から、東側1階の喫煙室の利用を再開しました。10月4日から開放を始めた北側1階の喫煙室と合わせ、愛煙家の皆さま、ご利用ください。

 東1階の喫煙室は12月20日以来、実に10カ月ぶりの開放となります。閉鎖前と同様に、室内での利用者は同時に12人以内に制限しているほか、利用時間は5分以内、利用時の会話を控える――などの感染対策の徹底を求めており、ご協力をお願いします。

 東京都は基本的対策徹底期間中、感染対策として、①「3密」回避、人と人との距離確保、マスク着用、手洗いなどの手指衛生などの基本的な感染防止策の徹底②混雑した場所や時間を避けた行動③帰省・旅行時の基本的な感染防止策の徹底――などへの協力を求めています。小池百合子知事は「マスクなど、これまで以上に気をつけていただきたい。感染者や重症者数も減ってきており、何としてもここで抑えていきたいと述べました。

 パレスサイドビル西口玄関前で10月14、15両日に実施した献血の結果がまとまり、実施主体の東京都赤十字血液センターから「献血申込者数82人のうち、69人の方に献血をしていただきました」との連絡がありました。献血にご協力いただき、誠にありがとうございました。

 今回、ちょうど70回目の献血だったという同僚がいます。話を聞くと、幼い頃に近所に住む看護師の女性から「世の中に役に立つ一つとして、献血というものがあるよ」と教えられたのが、始めるきっかけだったといいます。仕事が忙しくて、協力できない時期もありましたが、それでも献血をコツコツと続け、2005年には50回の献血を達成しました。献血者顕彰規定に基づいて日本赤十字社からは記念品を贈られました。そんな足跡が同僚の献血カードから読み取れます。

 「目指せ! 献血100回ですよ」。同僚は言います。400㎖献血であれば、年間3回の献血が可能とか。順調にいけば、10年後に達成です。頭が下がります。

 東京都赤十字血液センターが明日からの2日間(14、15の両日)、パレスサイドビル西口玄関前に献血バスを派遣し、献血への協力を呼びかけます。日本赤十字社は「新型コロナウイルスの影響による献血協力者の深刻な減少が続いています。輸血を待つ患者さんのため、お一人さまでも多くの方のご協力が必要です」と訴えてます。

 当ビルは概ね春秋の年2回、献血会場を設けています。コロナ禍を受け、献血バス内は人数制限を設けるなど、感染対策を徹底・強化したうえで、献血を受け付けます。採血自体の所要時間は10分程度ですが、医師による問診等を含め、受付から終了まで30~40分かかります。協力いただいた方にはALT(GTP)、γ・GTPなどの検査結果を提供しており、日赤は「健康管理にお役立てください」と説明しています。

 服用している治療薬によっては献血ができない場合があるため、会場でご相談ください。コロナのワクチンを接種していても48時間以上経過していれば、献血は可能です。ぜひ、ご協力ください。

 55年前の今日、つまり1966(昭和41)年10月6日の午後1時半から、パレスサイドビル9階の特設会場では、祝宴が開かれました。完成したパレスサイドビルの開館披露パーティーです。招かれた岸信介、片山哲の両元首相をはじめ、自民党の田中角栄幹事長、東竜太郎東京都知事、作家の大佛次郎、井上靖、今日出海、水上勉の各氏ら著名人約4000人が、近代ビルの誕生をにぎやかに祝いました。

 開宴すると、カクテルグラスやビールのコップを手にした出席者が、吸い寄せられるように全面ガラス張りの南の窓際に歩み寄ったといいます。翌7日の毎日新聞朝刊は、次のように伝えています。「皇居の森のかなたに国会議事堂、東京タワーを見渡すことができ、その絶景に来会の人々の口からいちように『ホホー』という感嘆の声がもれた」

 1964年4月の起工式から2年半がたっていました。関係者が待ち望んでいた、この日は、澄み切った青空が広がっていました。秋晴れの下での門出でした。

 パレスサイドビルはきょう、開館55周年を迎えました。この日を迎えることができましたのは、ひとえにテナントの皆様、ご利用の皆様、当ビルを支えていただいている関係会社の皆様のご支援の賜物と心から感謝しております。引き続き、よろしくお願い致します。

 ところで、開館した1966(昭和41)年とは、どんな時代だったのでしょうか。日本の総人口が1億人を突破し、海外旅行者数が急増するなど、まさに坂道を駆け上がるような高度経済成長時代の真っただ中でした。来日したビートルズが旋風を巻き起こしたのも、この年の6月です。

 66年10月1日の毎日新聞朝刊を見ると、1面トップは「この悲惨さ 急げ抜本策を」との大見出しを掲げた記事でした。当時、国内の交通事故死者数は年間1万人を超えており、死者数の多さから「交通戦争」と呼ばれるなど、大きな社会問題となっていました。記事はこの年の春に展開したシリーズに続く第2弾キャンペーン「続・交通事故を追跡する」で、時の政府(佐藤栄作政権)に抜本的な対策を強く迫る内容です。

 「交通戦争」が何やら、現在のコロナ禍と重なって見えませんか。昔はクルマで、今はコロナ――。そんな感慨を抱きます。

竹橋ガイド

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