【2020年3月】のアーカイブ

 地下鉄東西線・竹橋駅改札(九段下側)から直接地上に出る1b出口のところが3月下旬、ちょっと変わりました。上の2枚の写真に3カ所の「違い」があります。さて、どれでしょう。

 パレスサイドビル西コア(エレベーター塔)のすぐ脇に出てくる階段・・正解2.jpgです。正解は写真ご覧ください。「レストラン街」と、白地に焦げ茶色で書かれた看板。その下に焦げ茶色の地に白抜きの「パレスサイドビル」の文字、さらにその下に英語で「Placeside Building Restau・・新看板.jpgrants」と、おしゃれなデ ザイン文字で載せています=写真。以前、青地に白抜きの文字で「パレスサイド アーケード 飲食街」となっていま した。

 逆に焦げ茶色の地に白文字で「レストラン街」、白地に焦げ茶色の文字で「パレスサイドビル」と書き、英文も同様についています。この看・・新看板2.jpg板には現在地を示す簡単な図も載せています=写真。以前は、現在地を示す図をメインに、小さめの字で「パレスサイド アーケード 飲食街」と入れていました。

 は階段下からの写真がわかりやすいでしょう。新たに手すりを設けました。

 変身したのは、ここだけではありません。パレスサイドビルの事実上のメインの入り口である竹橋駅からビル地下1階につながるエスカレーターもある大理石の階段です。写真の1枚目が新しい姿。そうです、こちらも階段の中央と、登る人の右側に手すりを付けました。この階段、24段と結構長く、お年寄りには大変との声もいただいたので、今回、新設したものです。

 多くの皆様に安心してご利用いただけるよう、これからも改善できることは、よりよくしていきたいと考えています。

 パレスサイドビルの地下2階・西側に多目的トイレが完成し、24日から供用を開始しました。写真㊤は合成なので、ちょっと歪んでます(汗)。パレスサイドビルの多目的トイレは、地下2階・東側にもあり、2箇所目になります。

 新トイレの場所は、西コア(エレベーターホール)地下2階から駐車場に出て、すぐ右側。駐車場出口のゲートの前辺りになります。今回、エレベーターホールから駐車場への出入り口も、自動ドアに改修しました。

 新トイレは、もともと男子トイレがあったところを改造したもので、男子トイレは小便器、大便器各1つにして、残りのスペースに多目的トイレ1室を作りました。多目的トイレ内は、便器、手すり、洗面台、ベビーシート、ベビーチェア、フィッティングボード(靴を脱いで着替えなどができる台)、オストメイト(人工肛門など)の方が使うシャワーなどのほか、非常用の呼び出しボタンももちろん備えています。

 今回の新設に合わせて、地下2階の障害者用駐車スペースの場所も変えました。駐車場の東西の真ん中付近にありましたが、新多目的トイレに一番近い部分に移し、トイレが利用しやすくなりました=写真参照。なお、地下2階・東側の多目的トイレをご利用の方は、地下4階の東エレベーターホール近くに、従来からの障害者用駐車スペースがありますので、こちらに止めてエレベーターで地下2階に上がっていただければと思います。

 多目的トイレは、空いていれば、どなたでもご利用いただけます。ただし、障害のある方、小さいお子さん連れなど、多目的トイレしを必要とされる方を優先していただきますよう、ご協力、よろしくお願いいたします。

 パレスサイドビルは、完成から半世紀を超え、最新ビルのようなわけにはいきませんが、バリアフリーに向け、今後も、エレベーターの障害者対応(ボタン位置を低くする、音声案内する)などに取り組んでいきます。

 東京都心のサクラ(ソメイヨシノ)が全国に先駆けて開花一番乗りというニュースが流れたのが3月14日(土)でした。予想された17日より早かったのですが、その日は都心でもみぞれが降るという皮肉な天気。週が明けて16、17日も寒いいです。

 咲いたんなら見に行こうと、昼、パレスサイドビルを抜け出して周辺を歩いてみましたが、風が冷たいこと。気温は10度前後のようで、内堀通り沿いのサクラも、つぼみはまだ固い感じです。その中で、竹橋交差点のところ、ビルから道を隔てたお濠脇の木に目を凝らしたら、咲いていました=写真㊤。はっきり確認できたのは1輪だけですが、周囲のつぼみは今にも弾けんばかりに膨らんできていました。

 18日からは東京も暖かくなるようですから、まだ眠っているように見えるサクラも、一気に咲くことでしょう。

 気象庁はサクラの開花について、各気象台が「標本木」とする木に「5~6輪咲いた状態」と定めています。都心のサクラの標準木は、九段の靖国神社の特定のサクラです。12日には咲き始めていたようですが、「5~6輪」を確認したのが14日ということです。

 ちなみに、サクラの開花日を結んだ「桜前線」は、南から北へ、順番に上っていくかと思いきや、そう単純ではありません。今年は、東京に続いて、愛媛県宇和島市が16日に開花しただけで止まっています(16日17時現在、日本気象協会のサイトより=https://tenki.jp/sakura/expectation/)。

 日本気象協会が12日に発表した桜開花予想では、名古屋市が19日(平年より7日早い)、九州北部の福岡市は20日(同3日早い)、広島市、大阪市も同日と予想される一方、鹿児島市は30日で、東北の仙台市の27日よりも遅い予想になっています。 なんでこんな風にバラつくんでしょう。

 そう思っていたら、毎日新聞電子版が「桜前線、なぜ南北逆転? 今年も東京が一番乗り 九州南部はかなり遅れ」(https://mainichi.jp/articles/20200316/k00/00m/040/248000c)という記事を掲載して、なぞ解きをしてくれていました。

 記事によると、花芽が冬季の低温に一定期間さらされることで休眠から目覚める「休眠打破」が必要ですが、花芽が成長して開花するには休眠打破後の気温がある程度高いことが必要で、ソメイヨシノの場合、2月1日以降の平均気温を足して400度を超えると咲くとされIMG_20200317_132616.jpgているそうです。冬寒く、春温かいのがいいということ。単純に2~3月の気温上昇だけでもないんですね。

 さて、先日も当欄でご報告したように、「千代田のさくら祭り」(3月25日~4月5日、千代田区・千代田区観光協会主催)が中止になりましたが、祭りに向けたパンフレットは完成しました。毎年、「千代田さくら祭り公式ガイドMAP」という名称でしたが、今年は「千代田さくらガイドMAP」=写真㊨=と表紙を替えての発行です。ただ、中止決定がぎりぎりだったため、中のページを修正する時間がなかったので、運航中止したシャトルバスの案内などもそのまま載っています。記載されているイベントなど、変更や中止になる場合もあると思われますので、ご注意ください。

 パレスサイドビルも「祭り」に合わせて3月29日、日曜特別開館を予定し、そのことをパンフレットに記載していましたが、これも中止になりました。ご迷惑をおかけしますが、ご理解ください。

 パンフレット「千代田さくらガイドMAP」は、パレスサイドビルの飲食店その他で作る「パレスサイドビル名店会」の各店舗などに置いています。

 火事ではありませんからご安心ください。東京五輪・パラリンピック(東京2020)の暑さ対策の一環として、パレスサイドビル西玄関の大きな庇(ひさし)・通称「アンブレラ」に設けられたミスト(霧)噴射装置です。

 東京都は「大会競技会場周辺で、かつ、観光客等が多く集まる注目度が高い地域において、人の感じる暑さを緩和するクールエリアを創出する」との目的で「東京2020大会に向けた暑さ対策推進事業」を実施しています。具体的にどんなことをするかというと、道路の「遮熱舗装」、様々な施設・設備の「遮熱塗装」と並んで、軒先などの「微細ミスト」が主なところ。趣旨に賛同した企業などが補助を受けて設置・管理します。

 東京都のホームページによると、すでに、有楽町駅前広場、ホテル「グランドニッコー東京 台場」などにミストが整備されているとのこと。

 パレスサイドビルに本社を置くビルオーナーである毎日新聞社が、東京2020のオフィシャル新聞パートナーとして手を挙 げて実現しました。白山通りを走るはずだったマラソンは札幌での実施になりましたが、柔道などを行う日本武道館・西口エントランス(横)トリ.jpgが近いことから、パレスサイドビルにミストを設置することが決まり、このほど、工事を終え、3月11日に試験を行いました(上の写真はその時の様子)。

 仕組みは簡単です。アンブレラの外縁と中ほど(写真の赤く囲んだ部分)に計28個の特別なノズル=写真=を取り付け、水道水を高圧で送り、霧を発生さ・IMG_20200311_102659.jpgせ、下向きに噴き出します。床、地面が濡れるほど多く出すわけではありません。細かい霧になって、暑い日に少しばかり、涼んでいただければというところ。常時出すわけではなく、天気、気温、風速など、一定の条件で、朝から夕方まで、時間を決めて実施する予定です。

 3月11日の試験では、時折強い風が吹き、写真末尾のように、霧が上に流れてしまう場面もありましたが、風が収まってくると、一番上の写真のように、全体を包み込む感じになりました。

 期間は、6~9月くらい、年間90日程度の実施を見込んでいます。オリンピックがある今年で終わるわけではなく、2024年まで、5年間続けることになっています。

 東京都心のサクラ(ソメイヨシノ)の開花予定日は3月17日とのことです。平年より9日、佐久根にと比べても4日も早いそうです。パレスサイドビル前の江戸城(皇居)のお濠沿いのサクラも全体にピンク色がかってきました=写真。アップで見ると、つぼみがかなり膨らんできているのがわかりますね=写真・IMG_20200303_112828.jpg

 新型コロナウイルスの感染拡大で気が滅入る方も多いと思いますから、ここはサクラで気分転換――というわけにも、なかなかいきそうもありません。

 そこで、残念なお知らせです。3月25日~4月5日に予定されていた恒例の「千代田のさくらまつり」(千代田区・千代田区観光協会主催)の中止が決定されました。末尾の写真は中止を伝える千代田区観光協会のホームペーまつ祭りでは、メーンイベントとして千鳥ヶ淵ライトアップがおなじみですが、中止です。区営千鳥ヶ淵ボート場の営業も3月1日から見合わせていて、ライトアップに合わせた夜間の営業もありません。
 花見客の便を図るための無料シャトルバス「さくらカルガモ号」が、今年も3月28日(土)、29日(日)に運航され、パレスサイドビル裏(北側)の高速道路下の区道、内堀通りに出る手前に、例年通り、シャトルバス臨時停留所「竹橋毎日新聞社前」が開設されるはずでしたが、これもありません。

IMG_20200303_134003.jpg さくらまつりでは毎年、「千代田さくら祭り公式ガイドMAP」という冊子を発行しています。写真は昨年のものですが、今年はすでに印刷にかかっていることもあり、「千代田さくら公式MAP」と表紙を替えて発行するとのことです(裏表紙には「おことわり」が掲載される予定)。

 中のページは基本的に開催を前提に作られたまま、変更する時間がなく、そのまま発行されるとのこと。今後の新型ウイルスの感染状況によっては、記載されているイベントなど、変更や中止になる場合があると思われますので、ご理解ください、との主催者の弁です。

 パレスサイドビルも、3月29日、普段は閉館している日曜の特別開館を予定していますが、これも中止になる可能性があります。どうぞ、ご理解ください。

竹橋ガイド

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