「バラが咲いた バラが咲いた」とマイク眞木さんがギターを弾きながら歌い、大ヒットしたのは1966年のことです。若い方々は知らない曲かもしれませんね。実は、パレスサイドビルが開館したのも同じ年。うーん、勝手にご縁を感じてしまいます。
わがビルの屋上庭園のプランターで、バラの花が咲き誇っています。植栽の立ち合いを担当している同僚に教えてもらった名前は「FLグルスアンアーヘン」。薄いピンク色が気品を感じさせます。
インターネットで調べると、名前の響きの通り、作出国はドイツ。「咲き始めはピンクでクリーム色から白色に変化する。夏の間は赤みが増す」という記述も見つけて、今後が楽しみです。まだ固いつぼみもあるので、次々に大輪を開いてくれるでしょう。
先日、JR常磐線の特急ときわに乗って北に向かっていたら、茨城県石岡市の石岡駅ホームの発車メロディーが「バラが咲いた」でした。てっきりマイク眞木さんか、作詞作曲の浜口庫之助さんの出身地かと思いきや、茨城の県花がバラであること、石岡市内に県名発祥の地とされる地名があることが理由なのだそうです。旅愁を感じさせてくれる発車メロディーだったと思います。
日本のフォークソング流行の先駆けとなった曲を思い出しながら、かれんなバラを観賞して、屋上庭園でまったりしてみませんか。