【2024年1月】のアーカイブ

 昨年12月、ビル地下1階にオープンしたドラッグストア「トモズ竹橋パレスサイド店」が2月1日、併設する調剤薬局の業務をスタートさせます。首都圏を中心に200店舗以上を展開しているトモズは、7割以上の店舗が調剤の機能を備えており、「医薬品や日用品の販売と、調剤薬局の機能を備えた、かかりつけ薬局」を目指しています。

 同社によると、「調剤」に関する高い専門性を持つ薬剤師が市販薬やサプリメントとの飲み合わせなどについても総合的に判断し、安全な服薬のサポートをします。LINEミニアプリ「どこでも処方せん送信」で来局前に処方せんを撮影・送信し、効率的に薬を受け取ることも可能ですが、調剤の待ち時間を生かして、店内で化粧品や、日用雑貨、食料品の買い物が楽しめるのも併設薬局の利点といえます。

 処方せんの受付は平日9~18時で、土日祝は休業。 

 毎日新聞社が元日に発表した「第65回毎日芸術賞」は、美術家の大竹伸朗氏ら5人が受賞しました。大竹氏は16年ぶりの大規模な回顧展「大竹伸朗展」(東京国立近代美術館など)が評価を受けました。

 1955年生まれの大竹氏は現代日本を代表するアーティストの一人。絵画や版画、映像、コラージュなど、幅広い分野で創作活動を続けています。「大竹伸朗展」は初期作から近作まで約500点を展示し、「すべての作品が時空を超えて渾然一体となり、展覧会全体が大竹伸朗の人生における瞬間瞬間の蓄積、記憶や感情の凝縮するミクロコスモスと化していた」との高い評価を得ました。

 当ブログは2022年12月、ビルお隣の国立近代美術館で開催中の「大竹伸朗展」を紹介しました。美術館の2階テラスに並ぶ「宇和島駅」のネオンサイン、その奥には「東京国立近代美術館」の文字看板が見える奇妙な光景の写真を掲載しました。これも作品の一つで、大竹氏は毎日新聞のインタビューで、「(二つの)文字が、自分の視点の移動によって重なっていって、離れる。これもコラージュ」と説明していました。

 毎日芸術賞の贈呈式は2月8日、東京のホテル椿山荘東京で。

 パレスサイドビルに入居するテナントとビルの関係者が交流を深める「パレスサイドビル賀詞交歓会」が1月17日、ビルお隣の如水会館であり、約100人が出席しました。

 10回目を迎えた交歓会は講演と懇親会の2部構成で、第1部では俳優で社会活動家の東ちづるさんが「エンタメで『まぜこぜの社会』をめざす」と題して講演。東さんは2012年、アートや音楽、映像、舞台などを通じて誰も排除しない多様な社会を目指す一般社団法人「Get in touch」を設立した経緯を紹介しました。「まぜこぜ」の表現について「混ぜご飯から名付けました。エビやシイタケなどそれぞれの食材を下ごしらえし、最後にご飯と混ぜるとおいしくなります」と説明したうえで、「社会も同じです。障害のある人やLGBTQなど性的少数者の人たち、困っている人たちのそれぞれの状況に合わせ合理的配慮をすれば、一人一人の個性が生かされながら混じり合う世の中になるはずです」と理解を求めました。

 続く懇親会は東さんによる乾杯の発声で始まり、和やかな雰囲気の中、出席者は名刺を交換するなどして親交を深めました。
 

 パレスサイドビルの自衛消防隊による新春恒例の出初め式が10日午前、屋上であり、参加したビル関係者約50人がテキパキと訓練を繰り広げました。

 真っ青な空が広がる好天の下、中井和久・自衛消防隊長(毎日ビルディング社長)の年頭訓示に続き、消火器や屋内消火栓を使った消火訓練や、AED(自動体外式除細動器)などの応急手当訓練を実施しました。

 能登半島地震や、羽田空港滑走路での航空機衝突事故と新年から大きな災害・事故が相次いでいることもあり、参加者は大きな声を掛け合いながら、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

 一時代を画した日本を代表する写真家、篠山紀信さんが4日、亡くなりました。83歳でした。宮沢りえさんをモデルにしたヌード写真集で社会現象を起こすなど、第一線を走り続けていた篠山さんは6年前、パレスサイドビルに撮影に訪れていました。

 篠山さんは月刊誌『カーサブルータス』(マガジンハウス刊)が2018年11月号で掲載した創刊20周年企画でパレスサイドビルを訪れ、男女2人をモデルにモノクローム写真10点を撮影しました。篠山さんは明るい口調でさまざまなポーズを指示しながら、次々にシャッターを切っていきました。「激写」する、その精力的な姿と、撮影の合間に飛ばすジョークを目の当たりにして、永遠の「カメラ小僧」を実感しました。

 撮影現場を紹介した毎日新聞記事(写真)は、篠山さんが「どの場所もモダニズム建築らしく洗練され、しかも個性がある。写真家として『オイシイ!』という感じだよ」「味わいがある空間の中でいい写真が撮れた」と語った、と伝えています。パレスサイドビルの、新たな魅力を発見していただいた「恩人」でした。

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