【2022年7月】のアーカイブ

 パレスサイドビル皇居側歩道の街路樹サルスベリが今、盛夏に負けじ、と咲き誇っています。約200mの歩道沿いに並ぶサルスベリは約50本。赤や、ピンク、白の可憐な花をつけ、道行く人の目を楽しませています。

 サルスベリは2007年春ですから、今から15年前にビルが植栽しました。当時、歩道の街路樹にはエンジュの高木とウバメガシの低木が植えられていましたが、地下1階の生花店アーチの北郷佳寿子さんから「花の木がないのは寂しい。サルスベリなら、花の咲いている期間が長いし、排気ガスにも強い」との提案があったのがきっかけでした。

 ご存知の通り、サルスベリは幹の樹皮がはげやすく、木肌がツルツルしていることから、この名が付きました。「くすぐりの木」「こちょこちょの木」の異称のほか、夏から初秋にかけ約3カ月、咲いているため「百日紅(ひゃくじつこう)」の別名があります。

 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅  加賀千代女

 東北で活動する書家の作品を集めた「第6回みちのくの書人達展」(伊呂波書の会主催、毎日新聞社など後援)が、パレスサイドビル1階のアートサロン毎日で開かれています。書の素晴らし、楽しさが味わえる同展の会期は23日まで。入場無料です。

 青森、岩手、宮城、山形の東北4県の書家29人それぞれが手掛けた秀作29点を展示しました。書人達展は2009年の第1回以来、アードサロン毎日を会場に隔年で開いてきましたが、コロナ禍の影響のため実に4年ぶりの開催となりました。

みちのく書人達.jpg

 伊呂波書の会会長で毎日書道展審査会員の坂本素雪さんは「たとえ明日世界が滅亡しようと今日私はリンゴの木を植える」という宗教改革者マルティン・ルターの言葉を選びました=写真㊤。毎日新聞の取材に対し、坂本さんは「書家それぞれの個性を存分に発揮してもらった」と話していました。

 5月から休業していたビル地下1階のそば店「まる竹」が11日、「まる竹 庵(いおり)」と店名を新たにリニューアルオープンしました。天井や壁の一部がコンクリートの打ちっぱなしになるなど、おしゃれな和モダン風の内装に生まれ変わったほか、そば粉を国内産に全面的に切り替えるとともに、メニューも一新するなど、味にも徹底的にこだわりました。

 コロナ対策も踏まえ、席数は旧店舗に比べて大幅に減らし、席と席の間の距離を広げました。店の奥には個室、半個室もあり、ちょっとした会食などでも利用できそうです。そば粉に関しては、そば畑の面積日本一として知られる「そばの里」北海道幌加内町産に。「玉子丼セット」「しらす丼セット」(いずれも1000円=税込み)など、新しいセットメニューも登場しましたが、今後もさらにメニューを充実させていくといいます。

 「ニューまる竹」に期待大です。

 パレスサイドビルのテナントを対象にした毎日ビルディング主催の「上級救命講習」が5日、ビル地下1階の毎日ホールであり、参加者はAED(自動体外式除細動器)の操作方法をはじめ、急病人やけが人に対応できる技術や知識を習得しました。パレスサイドビルのテナント17事業所35人のほか、毎日ビルディングが管理する毎日日本橋ビルの関係者10人も参加しました。

 講習は公益財団法人東京防災救急協会の講師4人を迎えて朝9時から始まり、昼食をはさんで夕方まで続きました。ありがちな座学ではなく、実技が中心の講習で、人間をかたどった人形を相手に胸骨圧迫や、マウスピースをつけての人工呼吸などの心肺蘇生法、応急手当に加え、異物除去、搬送法などを学びました。

 パレスサイドビルは2014年から、「1事業所1人以上の上級救命講習受講修了者の配置」を目標に上級救命講習を開催しています。

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