【2020年9月】のアーカイブ

 パレスサイドビル恒例の秋の献血が、24日午前10時から始まりました。西側1階エントランスホールに受付が設置され、玄関には献血バスが待機しています。心配された台風12号の影響もさほどなく、東京都赤十字血液センターのスタッフは多くの皆様のご協力を呼び掛けています。

 本日の午後の受付は、午後零時15分から4時まで。明日25日も午前10時から11時、午後零時15分から4時まで行っています。

 同センターによると、新型コロナウイルス感染症の対策には万全を期しており、来場者には体温測定、手指消毒、マスク着用を徹底してもらっています。献血バスの中では、間隔を十分にとり、車内の人数も制限。スタッフは献血者ごとに手袋を交換し、会場内の機材の消毒を念入りに実施しているとのことです。

 緊急事態宣言が出されて以降、東京では企業や教育機関での献血が数多く中止になり、7月には都内医療機関の需要に対し、約3900人分の献血が少ない状況だったといいます。不足分は他県の献血によって、まかなってきました。助け合いの精神で、この機会に献血にご参加いただけたら、と思います。 200924献血バス (1).JPG

 ようやく残暑の日々も去り、いよいよ秋到来。季節感のある写真を撮ろうと、パレスサイドビルお向かいの皇居東御苑に足を運びました。私事ですが、転勤で東京を離れていたので、東御苑お散歩は7年ぶりです。平川門を入って歩みを進めると、重厚な石垣と濃い緑。静けさの中に鳥の声や虫の声が響き、東京のど真ん中にいるとは思えない安らぎを覚えます。風が涼しい。

 さて、秋の写真。見つけました。白鳥濠のふちで、ススキの群落が穂を出しています。ススキなんて地味すぎるだろう、と思ったあなた。日本の秋と言えばススキですよ。なんといっても秋の七草の一つ。それに、中秋の名月にはススキを飾るじゃないですか。今年の十五夜は10月1日だそうです。楽しみですね。

 コロナのせいでカラオケに行けていませんが、その昔は「昭和枯れすすき」が男女デュエットの人気曲でした。さくらと一郎の名前がすっと出てきたら、立派な昭和人です。東御苑の静寂を破って「貧しさに負けた いえ世間に負けた」と歌うわけにもいかず、おとなしくススキの写真を撮って引き揚げました。

 二の丸雑木林のあたりでは、かれんな花を何種類か見かけました。でも名前がわからない。もっと植物について詳しく下調べしてから、再訪したいと思います。パレスサイドビルのすぐそばに、こんな癒しの空間があるなんてありがたいこと。皆さんもぜひ、お昼休みの散策にどうぞ。

 暴風と豪雨を伴った台風10号は、九州を中心に西日本各地に大きな爪痕を残して北へ。長崎市では観測史上最大となる59.4mの最大瞬間風速を記録したそうです。まだまだ日中は30度超えの残暑が続くようですが、夜の虫の声を聞くと季節は秋へと移ろいつつありますね。台風来襲の心配が続きます。

 パレスサイドビルでは例年、春と秋に日本赤十字社の献血バスに来ていただいて、ビルテナントの皆さまや来館者の方にご協力を呼び掛けています。今年の「秋の献血」は9月24日(木)と25日(金)の2日間、西側1階エントランスホールで受付を行います。時間は両日とも10時~11時、12時15分~16時です。

 東京都赤十字血液センターの担当者によると、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言以降、献血活動が停滞し、医療機関の需要に対し血液が足りない状況が続いているそうです。特に東京都内は厳しく、不足分の血液は他県の献血によってまかなっているとのことです。

 献血におけるコロナ対策には万全を期しており、献血を希望する皆さまには検温、アルコール手指消毒、マスク着用を徹底していただき、献血バス内も通常より人数を減らして密を避けることにしています。希望者には献血後、生化学検査や血球計数検査の結果を郵送で知らせてくれます。これまで継続的に献血にご協力いただいている方はもちろん、初めての方もぜひ、この機会に社会貢献してみませんか。  

 9月1日は「防災の日」です。1923年(大正12年)のこの日に発生した関東大震災にちなんで制定され、地震や津波、台風、高潮などの災害に備えるための防災訓練が全国各地で行われます。

 パレスサイドビルにほど近い大手濠緑地(千代田区大手町1丁目)に立つ「震災イチョウ」をご存じでしょうか。

 震災イチョウは、千代田区教育委員会の説明板によると、かつては現在のパレスサイドビルあたりにあったそうです。関東大震災で東京は猛火に包まれました。一面の焼け野原となった都心にあって、このイチョウは奇跡的に生き残り、「復興のシンボル」として希望を与えてくれました。

 その後、復興事業の区画整理に伴って切り倒されそうになりましたが、当時の中央気象台長が惜しみ、帝都復興局長官に「後世に残そう」と申し入れて現在地に移植されたという由緒が説明板に書かれています。

 もう100年近く前の関東大震災を耐え抜いたイチョウは、太い幹に支えられ緑の葉を豊かに茂らせています。秋に黄金色に包まれる姿も見事なものです。が、よく見ると、幹はところどころ黒く変色し、炎に焼かれた傷跡が。今なお「災害への備えを忘れてはならない」と訴えかけているようです。

 パレスサイドビルを管理する毎日ビルディングは、例年この時期に震災対応訓練を行ってきました。今年はもともと東京2020パラリンピック競技大会開催が予定されていたため、時期をずらして行います。総合消防訓練も年2回実施しており、今後も安心・安全なビルを目指して取り組んでいきます。

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