【2023年6月】のアーカイブ

 不安定な大気の状態が続く中、東京都心は29日昼前、気温が31度を超え、午後には今年一番の暑さを記録しそうです。パレスサイドビルでは西口玄関の大ひさし(通称アンブレラ)に設置したミスト発生装置がフル稼働しており、霧状に噴き出された〝水のカーテン〟が道行く人に涼感を与えています。

 水を噴霧して周囲の気温を下げるミスト発生装置は毎日新聞社が2020年、千代田区のヒートアイランド対策の助成を受けて整備しました。アンブレラの内側と外側に取り付けた噴霧ノズル計28個から、勢いよくミストを噴き出します。ミスト装置は夏が続くまでの平日の日中、天気や気温、風速など、一定の条件で稼働させる予定です。

 29日の天気予報によると、関東地方は最高気温が30℃を超える所が多く、内陸では35℃以上の猛暑日の所もあるため、熱中症に注意を呼び掛けています。

 パレスサイドビルは今からちょうど60年前の6月21日に誕生が決まりました。ビルの施主となるリーダーズ・ダイジェスト社、毎日新聞社、三和銀行の首脳が1963年の、この日、目黒迎賓館に集まり、3社が一緒になってビルディングを建設することを約束しますという意味の設立準備契約書に調印したのです。

 契約書は「東京都千代田区竹平町一番地の土地を賃借し、同地上に近代的高層ビルディングを建設し、これを賃貸運営することを主たる目的とするために、共同出資による株式会社(以下竹平町ビルディング株式会社と仮称す)を設立する計画に関し徹底的研究を行うため相互に協力することを約束する」とあります。「竹平町」は現在の「一ツ橋」の旧町名です。それから3年3カ月、パレスサイドビルが開館しました。
(写真は設立準備契約書に調印する関係者。『パレスサイド・ビルディング50年史』から)

 パレスサイドビルの風物詩である七夕飾りが12日から、ビル1階と地下1階にお目見えしました。ビル飲食店・ショップの有志で構成する「パレスサイドビル名店会」(岡田洋明会長)にビル側が協力し、吹き抜けにカラフルな吹き流しや、1階通路に短冊を結わえる笹の葉飾りの台4基を設置しました。

 各店舗の店先には6月に入ってから、ミニ笹の葉飾りがいち早く並び、「七夕まつり」の華やいだ空間を演出しました。願い事を短冊に書き込むコーナーがあり、食事帰りの人たちが早速、願いを書き込んだ短冊を笹に結わえつけていました。まつりの後、短冊は神田明神に奉納する予定です。

 地域で美化運動に取り組む「千代田区一斉清掃の日」の6日、パレスサイドビルでもテナントの有志約70人が参加し、ビル周辺のごみを拾い集めました。

 一斉清掃は千代田区で生活している人たちが自らの手で街を美しくしていこうという「区生活環境条例」に基づいて毎年6月と11月に実施しており、パレスサイドビルはスタートした1999年から参加しています。

 参加者は午前8時、ビル西口玄関前に集まり、ビル側が用意した軍手、ごみを拾うはさみ(トング)、ゴミ袋を手に手にビル周辺での清掃を始めました。吸い殻や、空き缶、ペットボトルなどのごみは東正面玄関前に集められ、90リットルの袋で7袋に上りました。

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