【2024年9月】のアーカイブ

 ようやく秋めいてきはじめた30日、パレスサイドビル地下1階のコンコースにカボチャを模した高さ3メートルを超える巨大なオブジェがお目見えしました。ビル初めてのハロウィーン装飾です。飾り付けは11月初めまで続きます

 赤や黄に色づいた秋の葉っぱをふんだんにあしらったオータムガーランドは、「ジャック・オー・ランタン」(「カボチャ提灯」「お化けカボチャ」の意味)と呼ばれるハロウィーンのシンボルです。高さ約1メートルの台座に据え付けられたガーランドは、直径が2メートルを優に超えており、その迫力に行き交う人はちょっとビックリした様子です。

 地下1階と1階をつなぐ「夢の階段」(2カ所)は、両サイドの手すりにハロウィーン仕様の魔女やカボチャ、お化けのシルエット、フラッグが散りばめられ、その色とりどりの飾り付けがLED(発光ダイオード)の電飾で鮮やかに映えます。

 能楽で用いられる彩り鮮やかな衣装を集めた「格式の美――丸紅コレクションの能装束」展が25日から、パレスサイドビルの東隣、丸紅本社ビル3階の丸紅ギャラリーで始まりました。国立能楽堂が所蔵する「般若」などの能面10点を含む90点を展示します。丸紅本社1階のエントランスには巨大なタペストリーがお目見えし、展覧会をアピールしています。同展は10月26日まで。

 丸紅によると、丸紅コレクションの染織品は435件あり、うち能装束は66件と全体の15%を占める重要な柱の一つです。美術と技術を結集した能装束は多色の絹糸で細かな刺繍や金銀の箔(はく)を施すなど、まさに絢爛豪華で、日本人の美意識の結晶とされています。本展では江戸時代の18世紀以降の男役、女役それぞれの装束のほか、腰帯・鬘(かづら)帯、扇の一種「中啓(ちゅうけい)」などを展示しています。

 入館料は一般500円、高校生以下は無料。開館は月~土曜日の各10~17時。日曜・祝日は休館。なお、着物・浴衣など和装で来館者は無料。

 パレスサイドビル周辺を17日の昼下がり、ブラブラと歩き巡っていると、裏路地に突如、長蛇の列が現れました。30度を超える炎天下の中、その数はざっと100人以上です。何事か、と列に近づくと、限定ご朱印「十五夜」を求めて並んでいる人たちと分かりました。

 ご朱印を出していたのはビルから歩いて10分足らずの神田小川町にある「栄寿(えいじゅ)稲荷神社」でした。江戸時代初期に京都の伏見稲荷神社から分霊。明治時代に入り、毎月「五と十の日」に縁日が立ったことから、「五十(ごとう)稲荷神社」と呼ばれて親しまれていたといいます。この神社のご朱印はかねて「可愛らしい」と評判なんだそうです。

 9月17日の夜は「十五夜」「中秋の名月」だったのですね。会社からの帰り道に月見団子を求め、久しぶりに自宅のべランドから月を愛でてみますか。いや、やっぱり私は月見酒ですかね。

 東京消防庁の山口圭二・麹町消防署長が12日、パレスサイドビルを管理する5階の毎日ビルディングを訪れ、「救急業務の充実発展に多大な貢献」があったとして、中井和久社長に感謝状を授与しました。

 感謝状は「救急の日」の9月9日付で、「救急の日」を含む9月8~14日は救急医療に対する理解を広げる「救急医療週間」に当たり、その関連イベントして感謝状の贈呈がありました。

 毎日ビルディングの「貢献」として挙げられるのは、テナント従業員を対象にビル内で開いてきた上級救命講習です。消防・講習施設に足を運ぶ手間が省けるテナント向けサービスとして、ビル側の主催で2014年から年1回のペースで開催し、延べ300人以上が資格を取得しました。

 「明治」「大正」「昭和」「平成」「令和」それぞれの時代を象徴する写真を展示した「毎日フォトバンク歴史写真展」(毎日新聞社主催)が今月から、パレスサイドビル1階の喫茶店「ティールーム花」で開かれています。「平成に改元」や「東日本大震災」などの記憶に残る写真が並びます。入場無料。

 毎日新聞社が運営する国内最大級の法人向け写真データベース「毎日フォトバンク」に「歴史写真年表」を新設した記念展です。歴史写真年表は毎日新聞の所蔵写真から400超の出来事を時系列で紹介しており、「幕末・明治・大正」「昭和(戦前)」「昭和(戦後)」「平成・令和」の四つの時代区分で閲覧できるため、目当ての写真を効率的に探し出せるのが特長です。記念誌や、社史、年史などの制作に最適です。

 記念展は明治の「官営富岡製糸場開業」から始まり、「日露戦争」「スペイン風邪大流行」「学童疎開開始」「東海道新幹線開業」「バブル崩壊始まる」「新型コロナウイルス感染拡大」までの19点を展示、このうち2点は毎日新聞社の新聞協会賞受賞作品です。記念展は今月27日まで。

毎日フォトバンク歴史写真年表:https://photobank.mainichi.co.jp/view/timeline/

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