【2019年3月】のアーカイブ

 都心のサクラが27日、「満開」を宣言されました。千鳥ヶ淵、靖国神社、北の丸公園など千代田区内の桜の名所を中心に毎年開かれている「千代田さくら祭り」も、ちょうどこの日から始まり、間レスサイドビル前の枝垂桜も見事に咲き誇り、外国人観光客らも写真を撮るなど、春ムードも満開です。

 さくら祭りは4月7日(日)まで。皇居の「乾通り開放」も3月30日(土)から4月7日まで実施されます。

 パレスサイドビルも、さくら祭りに協賛。通常の日曜・祝日は閉館ですが、3月31日(日)は特別に開館し、西口玄関など各出入口を開くほか、館内エスカレーターも運転します。地下1階、1階の飲食店やお店も営業を予定するところがあります(開店・閉店は個別のお店にご確認ください)。

 さらに、さくら祭りに訪れる花見客のため、3月30日、31日には、恒例の無料シャトルバス「さくら祭り号」も走ります。両日とも、10~18時、15~20分程度の間隔で運行されます。パレスサイドビル裏(北西)の高速道路下の区道の内堀通りに出る手前に、例年同様、シャトルバス臨時停留所「竹橋毎日新聞社前」が開設されます。(ルートは末尾の地図参照)。

 さらにさらに、合唱団「ヴォーカル・コンソート東京」のランチタイムコンサートが、祭りの期間中に3回、パレスサイドビル1回東玄関脇のフリースペースで初めて催されました。27日に1回目があり、この後、4月1日(月)、3日(水)のいずれも12時30分~30分程度、開かれ ます。同合唱団は指揮者の四野見和敏さん(東京音大出身)が2014年2月に設立したプロの混声合唱団。オーディションで選抜された・・・IMG_20190327_123428.jpg若手声楽家27人の編成で活動しています。4月19日にさくらホール(渋谷区)で開く第8回演奏会「27人の俊英と古楽器の名手との競演」を毎日新聞社が後援している縁で、毎日新聞社の本社があるパレスサイドビルでのミニコンサートが実現しました。

 27日はメンバーのうち9人が参加し、「春」「朧月夜」など春にちなんだ唱歌をはじめ、バッハ「ロ短調ミサ曲」より「全能の父なる神」など9曲を披露。東玄関正面の階段周辺には50人以上の聴衆が集まり、大きな拍手を送っていました=写真㊧

 花見の際は、是非パレスサイドビルにもお立ち寄りください。

・・・・20190327132407-0001.jpg

 パレスサイドビルの全テナントで組織する共同防火・防災管理協議会の秋の総合消防訓練が、15日、ビル屋上などで実施されました。毎年春と秋の全国火災予・・VR2.jpg防運動(今回は3月1~7日)の時期に行う恒例イベントですが、今回は、東京消防庁が導入した国内初のVR(仮想現実)防災体験車が初登場=写真。映像や揺れを感じながら火災を疑似体験しました。

 午後2時30分に「震度6強の地震が発生した」との訓練開始を知らせる館内放送(日本語と英語)で訓練が始まりました。机の下に潜り込んで体を守る、揺れが収まったら火元の確認、緊急点検、被害状況の把握など初動措置を、それぞれのテナントで実施。続いて、9階で出火して延焼したことから、避難勧告放送が流れたのを受け、各テナントから非常階段などを使って1階まで避難しました。

 この後、屋上に集合して、屋上や西玄関 前に準備した様々なメニューの中から、それぞれチャレンジしていただきました。

 今年の〝目玉〟がVR防災体験。消防車くらいの大きさの車両に座席が8つ。座席に就くと、「ヘッドマウントディスプレイ」というゴーグルのようなもの装着します=写真。そして、座席の揺れ、足元の空気の噴出などで臨場感あふれる災害の世界を仮想体験できる仕組みです=写真。初めのうちは室内に煙が出始め、それでもまだ余裕で、周囲をキョロキョロ見たりしていますね(写真)。そこに、ド~ンと揺れが来て、ちょっと顔がゆがんだり・・・(写真)。煙や炎が激しくなると、思わず手で払おうとする人もいます(写真)。この間、約3分。

 実際に見える画面は、末尾2枚の写真のようなものです(メーカーのホームページより)。今回、体験したのも、この場面がありました。台所でコンロにかけた鍋の油に火が回り(1枚目)、あわてて水をかけたら炎がワーッと広がる(2枚目)様子が再現されます。かなりリアルですした。

 このほか、屋上では、屋内消火栓を使った放水訓練、消火器による初期消火訓練、麹町消防署員の指導によるAEDを使った心肺蘇生練煙体験ハウスなどに、参加者は熱心に取り組みました。

 今回の訓練にはテナントやビル関係者ら94社・団体の総勢361人が参加しました。みなさま、本当にお疲れさまでした。

・VR小2.jpg

 東京五輪の開幕まで、この12日で、あと500日になり、各地で様々な催しが開かれています。そんな中の一つ、「オリンピック・パラリンピック報道写真展『TOKYO to TOKYO』」(毎日新聞社、千代田区共催)が12日から、千代田区役所内1階の千代田区民ホール(千代田区九段南1- 2-1)で開かれています。3月16日(土)まで、時間は9~19時(最終日は・IMG_20190312_123345小.jpg14時まで)。

 1964年の東京オリンピックから、リオ2016大会まで夏季大会を、日本人選手の活躍を中心に紹介するもの。大会概要、紙面、印象に残るシーンを組み合わせた大会ごとのパネルがズ・IMG_20190312_123421.jpgラリと並びます。毎日新聞の紙面を飾った写真約60点を中心に振り返ります。

 写真は東京オリンピックの開会式で入場行進する日本選手団の写真と紙面など。このほか、▽中学生で優勝したバルセロナ(1992年)の岩崎恭子選手=写真㊧▽日本が最多の金メダル16個を獲得したアテネ大会の北島康介選手(2004年)=写真㊧㊦=などの名シーンで、オリンピックの感動と興奮をお楽しみください。

 夏の大会ではありませんが、冬季オリンピック長野大会の聖火のトーチ(松明)など=写真末尾の手前=も展示。前回東京オリン・IMG_20190312_123757.jpgピックの時の聖火リレーの様子を紹介する写真のコーナーもあります=写真㊦

 問い合わせは毎日新聞社オリンピック・パラリンピック室03・3212・2908(平日10~18 時)。

・IMG_20190312_123900.jpg

 植え込みになにやら蠢(うごめ)く影は・・・スズメの群れでした。

・IMG_20190104_122631.jpg 場所はパレスサイドビルから白山通りに出た、すぐ前のツツジの植え込みです写真㊧参照。

  写真㊤の撮影時刻は2018年12月12日午前7時40分21秒。朝、大手町駅から歩いて、丸紅側から横断歩道を渡ってビルの一橋口出入り口から入ろうとした際、植え込みがチュンチュン騒がしいので近づいてみたら、植え込みの葉っぱの間からわき出すように、スズメが次々に顔を出した瞬間です。さらに近づくと、植え込みの反対側の方に逃げ始め、順次、飛び立っていきました。100羽くらいはいたでしょうか。

 お目覚め時に、ちょっとびっくりさせてしまったようです。

 ここでスズメさんたちに遭遇するのはこの時だけではありません。証拠と言うとなんですが、末尾の2枚は2018年2月と2019年2月、いずれも17時過ぎです。こちらは、これからこの植え込みで眠ろうというところでしょうか。邪魔しないよう、そっと近づいて撮影しました。

 毎日朝夕、ほぼ同じ時刻にここを通りますが、毎日、必ず見かけるわけではありません。きっと、何カ所か、〝定宿〟をキープしていて、日々、場所を変えているのでしょう。冬の朝夕に見かけることが多いのは、日の出・日の入りの時刻の関係と思われます。基本、夜明けとともに目覚め、日没とともに寝るようですから。

 図鑑などによると、スズメの天敵は、猫やモズ、カラス、猛禽類、ヘビなどの爬虫類、イタチ、蜘蛛などが、いっぱいます。だから、電線にとまって寝るなんて悠長なことはしないんだそうです。

 環境省自然環境局の「生物多様性センター」のサイトに掲載されたレポート「第4回自然環境保全基礎調査 鳥類の集団繁殖地及び集団ねぐらの全国分布調査」(1994年、http://www.biodic.go.jp/reports/4-03/e000.html)に、次のような記述がありました。

  ねぐらはビルなどの人工物につくられることもあったが,そのほとんどは雑木林,竹林といった林地につくられていた(62%)。しかし,街路樹,孤立した木などにもつくられるなど,必ずしも大面積の林地を必要とするわけではなく,0.1ha以下といった小さな緑地にも多く記録された(57%)。また,集団ねぐらをつくるには葉をつけている樹木であることが重要で,落葉樹では落葉とともにねぐらが消滅するか,あるいは利用個体数がいちじるしく減少する。

 なるほど、こうした条件に、この植え込みも該当するということですね。確かに、ちょっと低すぎる気はしますが、葉っぱが密に全体を覆い、これなら天敵から護ってくれるのでしょう。都心ですから、地上にいる天敵でも、ヘビやイタチはまず、いないでしょうからね。

 もし、みなさんもスズメさんのねぐらを見つけたら、そっとしてあげてくださいね。

・・20180227夕_173037.jpg

・・20190220夕①.jpg

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