この週末、東京都心のサクラ(ソメイヨシノ)が満開になったというから、週明けの28日朝、ビル近くにあるサクラの名所、千鳥ケ淵を早速のぞいてみると、平日にもかかわらず、満開の桜を見上げながら、ボートを漕ぐ人たちの姿が少なくありません。春を心待ちにする思いの強さを感じます。
気象庁によると、3月27日に靖国神社境内にある標本木で、約80%以上のつぼみが開いたのを確認し、満開を宣言しました。平年より4日早く、昨年よりは5日遅いそうですが、3月中に満開を迎えるのは5年連続で、最も早かった満開は2002年の3月21日です。
例年であれば、千鳥ケ淵、北の丸公園などを中心に「千代田さくら祭り」が催されますが、新型コロナウイルスの感染拡大で祭りは3年連続の取り止め、皇居・乾通りの春の一般公開も3年連続の中止です。
東京は今週、雲が広がりやすく、31日ごろには雨の降る可能性があるほか、4月に入ると花冷えもあるという予報です。宴会なし、歩きながらの花見はお早めに。