【2022年8月】のアーカイブ

 ビル1階にあるパレスサイドビル内郵便局前の長テーブルに、使用済み切手の回収箱が置いてあります。東京地方郵便局長夫人会が約1年間から、郵便局の協力を得て設置した回収箱で、集めた切手は千代田区・中央区の各社会福祉協議会に寄贈し、社会福祉事業に役立てています。

 郵政事業の専門紙「通信文化新報」によると、 社会福祉事業の増進に貢献するため、東京地方郵便局長夫人会が2003年から、使用済み切手の収集活動を進め、自治体の社会福祉協議会へ贈ってきました。2021年までの18年間に、約2162キロの切手を回収し、金額に換算して約130万円を寄贈しています。

 提供いただく切手の注意点として、①切手の種類は問いません②封筒や、はがきに貼ってある切手の周り5ミリから1センチ離して切り取ってください③切手の目打ち(ギザギザ)を切り取らないようにしてください④台紙から切手をはがす必要はありません⑤ホッチキスやゴムでまとめないでください――と呼び掛けています。

 お手元に使用済み切手があれば、ぜひ、ご協力を。

 パレスサイドビルのご近所、国立公文書館が建つ北の丸公園一帯は、かつて江戸城の一部でした。江戸城は将軍をはじめ、老中や若年寄ら諸役人ら、多くの人たちが暮らし、仕事をする場だったため、盗みから刃傷沙汰など数多くの事件が起こりました。そんな江戸城内で起きた事件・災害に注目するユニークな企画展「江戸城の事件簿」が現在、国立公文書館で開かれています。

 最も知られている刃傷沙汰といえば、元禄14(1701)年に江戸城・松の廊下で、播州赤穂藩主・浅野内匠頭が、高家・吉良上野介義央に斬りつけた「松の廊下の刃傷事件」でしょう。また、幕末期の安政7(1860)年、江戸幕府の大老、井伊直弼が桜田門外で暗殺された「桜田門外の変」は歴史の転換点となりました。企画展は国立公文書館所蔵資料の中から、事件の顛末や、その後の対応、災害時の江戸城の被害状況や、復興・復旧に向けた取り組みなどを紹介しています。

 同展は9月11日(日)まで。入場無料です。

 パレスサイドビル西側1階の毎日新聞社受付横にあるモニターに、屈託のない笑顔を浮かべた女優のんさんの映像が流れています。毎日新聞社が今月から放映を始めた新CM(30秒間)と、そのメイキング映像(2分間)です。CMは社会的な弱者に光を当て、粘り強く報道していくという毎日新聞の姿勢をのんさんが力強くアピールする内容です。一度、ご覧になってください。

 創刊150年を迎えた毎日新聞は、2030年に向けたビジョンとして「個を見つめ、世の中に伝え、社会をつなぐコミュニケーター・カンパニーへ」を打ち出しました。見過ごされがちな社会課題を照らし出し、伝えることで、誰もが自分らしく生きられる社会を実現していくという決意を示しています。

 新聞社によると、感性豊かな演技力に定評があり、社会貢献活動にも積極的なのんさんに共感したのがCM起用の理由だそうです。放映中のCMは、のんさんが劇場のステージで音楽に合わせながら、あふれ出る感情をほとばしらせ、社会に向けて力強いメッセージを投げかける「のんと毎日新聞 劇場ステージ篇」です。秋からは別パターンも放映する予定です。、

 CMの放映に合わせ、毎日新聞社は特設サイト「のんと毎日新聞」を公開中です。CMの世界観を踏襲した構成で、外国籍の子どもたちの就学不明問題を追ったキャンペーン企画「にほんでいきる」の担当記者、ヤングケアラーという存在をめぐる実態を発掘し、報道を続けている取材班の記者、視覚障害者と社会の架け橋としての役割を果たしている「点字毎日」編集部の全盲の記者が、それぞれの取材テーマについて、のんさんと語り合っています。

■特設サイトはこちら
https://www.mainichi.co.jp/non/

 3日の昼下がり、パレスサイドビル屋上に二十数人の中高生たちが姿を見せました。談笑しながら、眼下に広がる皇居の絶景をしばし楽しんだ後、8階の日建設計・竹橋オフィスへ戻っていきました。日建設計が主催した「設計事務所の仕事体験」ワークショップの参加者で、息抜きの休憩を兼ねてビル屋上を見学したのです。

 ワークショップは理工系人材の育成を目指す内閣府、文科省、経団連のイベント「夏のリコチャレ2022~理工系のおしごと体感しよう!」の趣旨に、日建設計が賛同して開きました。日建設計が取り組む課題に「新しい時代に合ったトイレを考える」というテーマがあり、中高生たちに仕事の一部を体験してもらいながら、学校に設ける「だれもが使いやすいトイレ」を考えるという約4時間の講習会です。

 ワークショップで、日建設計はパレスサイドビルについて「オフィスワーカーに快適な環境を提供するため、大きな窓を設けて明るい居室空間をつくり、屋上を憩いの場として開放しました。地下1階と1階に店舗を入れ、食事をしたり、買い物をしたり、ビルの中で用事を済ませられるようにしたのです」と紹介しました。「快適性」、つまりは「使いやすさ」を追求したパレスサイドビルが中高生たちに、どんな刺激を与えたのでしょうか。

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