3日の昼下がり、パレスサイドビル屋上に二十数人の中高生たちが姿を見せました。談笑しながら、眼下に広がる皇居の絶景をしばし楽しんだ後、8階の日建設計・竹橋オフィスへ戻っていきました。日建設計が主催した「設計事務所の仕事体験」ワークショップの参加者で、息抜きの休憩を兼ねてビル屋上を見学したのです。
ワークショップは理工系人材の育成を目指す内閣府、文科省、経団連のイベント「夏のリコチャレ2022~理工系のおしごと体感しよう!」の趣旨に、日建設計が賛同して開きました。日建設計が取り組む課題に「新しい時代に合ったトイレを考える」というテーマがあり、中高生たちに仕事の一部を体験してもらいながら、学校に設ける「だれもが使いやすいトイレ」を考えるという約4時間の講習会です。
ワークショップで、日建設計はパレスサイドビルについて「オフィスワーカーに快適な環境を提供するため、大きな窓を設けて明るい居室空間をつくり、屋上を憩いの場として開放しました。地下1階と1階に店舗を入れ、食事をしたり、買い物をしたり、ビルの中で用事を済ませられるようにしたのです」と紹介しました。「快適性」、つまりは「使いやすさ」を追求したパレスサイドビルが中高生たちに、どんな刺激を与えたのでしょうか。