【2021年8月】のアーカイブ

 東京パラリンピックは24日夜に開幕しました。開会式に先立って同日午後2時ごろ、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が赤、青、緑の3色のカラースモークを出しながら、東京都心の上空を周回飛行しました。

 埼玉・入間基地を出発した6機は、西から都心上空に進んで北上し、パラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」と同じ3色の線を鮮やかに描きました。あいにくの曇り空でしたが、上空を彩るカラフルなスモークに、パレスサイドビルの屋上で見上げる人たちからも歓声が上がっていました。

 開幕まで4日と迫った東京パラリンピックは、8月24日から9月5日までの13日間、22競技539種目で熱戦が続きます。日本選手は255人(男子149人、女子106人)と、2004年アテネ大会の163人を上回る過去最多の出場となります。金メダルの目標を20個に掲げており、ゼロに終わった前回16年のリオデジャネイロ大会の雪辱を期しています。

 最終日の9月5日(日)にはオリンピックスタジアムを発着点とするマラソンがあり、ここパレスサイドビル東側の白山通りを選手たちが駆け抜けます。東京大会のマラソンは①視覚障がいクラス②上肢切断・上肢機能障がいクラス③車いすクラス――の3クラス5種目があり、日本勢は男女9選手が出場します。

 注目は視覚障がいクラスの道下美里選手です。身長144cmの小柄ながら、リオ大会で銀メダルを獲得。その後も、別府大分毎日マラソン、防府読売マラソンで世界記録を更新しており、メダルへの期待が高まっています。

 なお、レース当日はパレスサイドビル駐車場の入り口(白山通り側)が早朝から昼前まで閉鎖されるなどの交通規制が敷かれますので、ご注意ください。

 アスリートたちの躍動を世界に届けた東京オリンピックは8日、幕を閉じました。ビル1階の正面玄関わきのフリースペースでは、日本選手の活躍を伝える毎日新聞社主催のミニ写真展が開かれており、感動を伝えています。

 写真は兄妹仲良く金メダルを手にする柔道の阿部一二三、詩両選手や、二冠に輝いた水泳の大橋悠依選手、いずれも初の世界一となった卓球混合ダブルス、フェンシング男子エペ団体など6枚。このほか、レスリングの川井友香子選手の優勝を報じた毎日新聞社の号外などを展示しています。

 会場の最奥ではオリンピック・マスコットの「ミライトワ」、パラリンピック・マスコットの「ソメイティ」、それぞれのマネキン(高さ1・5㍍)が並び、花を添えます。スマホなどで撮影する人の姿が後を絶ちません。閉幕から3日目、まだまだ興奮は冷めやらぬようです。

 東京オリンピックでの日本選手の活躍もあって、この夏は例年以上に暑く燃えていますね。そんな「聖火」ならぬ、盛夏にふさわしい花がビル皇居側の内堀通りのサルスベリです。約200メートルの歩道沿いに約50本のサルスベリが並び、赤やピンク、白の華やかな花を咲かせています。

 東京都が進める「ふれあいロード・プログラム」事業に当ビルも参加し、サルスベリをはじめとした歩道沿いの植栽の手入れを続けています。木肌がつるつると滑ることがサルスベリの名前の由来ですが、花はもちろん、この幹の鑑賞も楽しめます。

 花が少ない真夏の季節に、長期にわたって花が次々と咲き続けるため「百日紅(ヒャクジツコウ)」とも呼ばれます。また、その由来には諸説ありますが、人の腕に似ていて、くすぐりたくなることから「クスグリノキ」という別名もあるそうです。さまざまな呼び名があるということは、それだけ日本人に親しまれてきた花だといえそうですね。

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