パレスサイド・ビルディングが1月に募集した「新春川柳コンテスト」は選考の結果、最優秀賞(1作品)、優秀賞(2作品)、入賞(10作品)が決まり、受賞した13作品を12日にビルのサイトなどで発表しました。作品を掲出したビル地下1階・東ポップアップスペースには足を止め、作品に見入る人が相次ぎました。

 ビルの川柳コンテストは初の試みでしたが、1188句に上る多数の応募をいただきました。コピーライターで川柳家の水野タケシ先生と株式会社毎日ビルディングによる選考があり、最優秀賞に「建物も 所在地も『1』 並んでる」(さささん)▽優秀賞に「パレスって皇居なんだと気づいた日」(ななゆき)と「屋上の 鳩に手を振る また来るよ」(江戸川散歩)――などを選びました。

 入賞された方は身分証明書をご用意のうえ、今月28日(金)午後4時までにパレスサイドビル5階東側の毎日ビルディング・オフィスにお越しください。賞品をお渡しします。

 今季最強の寒波が日本列島に居座る中、パレスサイドビル隣の丸紅本社前にある、早咲きのカワヅザクラ(河津桜)が10日、数輪の色鮮やかな花を咲かせています。1週間前の2月3日は立春でした。春は駆け足でやってきます。

 2月4日から続いていた長期寒波の影響はようやく終わりを迎え、明日11日の「建国記念の日」には冬型の気圧配置が緩んで寒さが和らぎます。東京都心は10日、真っ青な冬晴れとなったため、カワヅザクラの可憐な花が一段と映えました。

 今季一番の強い寒気が4日から、日本付近の上空に流れ込み、日本海側を中心に幅広い範囲で大雪になる恐れが出ています。関東を含む太平洋側は晴れ間が広がる所が多く、冬晴れのパレスサイドビル屋上からは真っ白な雪をかぶった美しい富士山の鮮やかな姿が望めました。

 3日は立春でしたが、4日からは強い冬型の気圧配置となりました。気象庁によると、6日ごろにかけて寒波や大雪のピークを迎えるといいます。過去に災害級の大雪をもたらした雪雲の帯「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」が発生し、関東でも平野部で降雪の可能性があります。

 毎日新聞社が元日に発表した「第66回毎日芸術賞」は、書家の慶徳紀子(けいとく・のりこ)氏ら5人が受賞しました。慶徳氏は昨年7月に開いた「『間』慶徳紀子書展」(東京・セイコーハウスホール)が高い評価を受けました。パレスサイドビル1階の毎日書道会ショーウインドーには現在、慶徳氏が今年1月の「2025現代の書 新春展」などに出した作品2点が展示されています。

 慶徳氏は1941年、東京生まれ。2007年に毎日書道顕彰(芸術部門)、14年に日本書道美術院展サンスター国際賞受賞。現在は毎日書道会参事、全日本書道連評議員など。受賞対象の書展については「新しい仮名表現の可能性を示した。文字だけでなく、表具を含めた全体を見るとき、仮名作品というより絵画や工芸などにも通じる極めて新鮮な仕事」との高い評価を受けました。

 「間」に挑んだ書展について慶徳氏は毎日新聞のインタビューで、「私が書いたものは、みなさんの表現とどこか違うと言われてきました。原因はどこにあるのかと考えて、小さなころから習っていたお琴の裏拍子の間にあるのではないか、と行き当たったのです」との思いを語っています。

 受賞した書展に関する動画は下記でご覧になれます。
https://shonohiroba.jp/shoka/20240718-1.html

 パレスサイドビルのテナントやビル関係者が親睦を深める「パレスサイドビル賀詞交歓会」が22日、ビルのお隣、如水会館であり、出席した約100人が交流しながら、新年を祝いました。早稲田大学の中林美恵子教授(米国政治)が「トランプ政権再来・その影響と課題」と題して講演し、予想される閣僚の顔ぶれからトランプ大統領が経済対策を重視するとの見通しを示したうえで、対米投資において日本が最大の投資国である貢献度をアピールすべきだと指摘しました。

 賀詞交歓会は2013年から始まり、今年が11回目です。講演と懇親会の2部構成で、中林教授は今月20日に就任したトランプ米大統領について「思ったことを言ってしまうし、過激だ。何をするのかが分からない。その予測不能が強みとなっている」と指摘しました。

 続く懇親会は和やかな雰囲気の中、出席者は名刺を交換するなどして親交を深めました。

 パレスサイドビルにまつわる川柳を募集しています。パレスサイドビルにかかわる、ほっこりした話や、思い出、クスッと笑えるエピソードなどを川柳で表現してください。「新春川柳コンテスト」は今月31日(金)が応募締め切りです。奮って、ご応募ください。

 入選数は13作品で、賞品は最優秀賞(1句)がAmazonギフト券2万円分、優秀賞 (2句)がAmazonギフト券1万円分、入賞(10句)がAmazonギフト券5千円分です。審査員はコピーライター、川柳家の水野タケシさん。毎日新聞の人気コーナー「仲畑流万能川柳」(仲畑貴志氏選)への投句で殿堂入りを果たし、現在は毎日文化センター(東京)の講師をはじめ、コンテスト選者、テレビの川柳バラエティーの監修、ラジオのパーソナリティーなども務めています。

 応募はビル地下1階の東ポップアップスペースに設けた川柳応募コーナーで、用意している応募用紙に記入のうえ、応募箱に投句してください。

 入選作品は2月12日(水)~28日(金)、ビル地下1階の東ポップアップスペースに掲出によって発表します。

 パレスサイドビルは1月4日が新年最初の開館日でしたが、週明け6日の開館から本格稼働となりました。ビル地下1階中央のコンコースには、高さ約3メートルある巨大な正月用のフラワーアレンジメントがお目見えし、新春らしい華やいだ雰囲気を演出しています。正月にふさわしく青竹やマツを中心に、ロウバイやナンテン、シンビジウム、ユリなどを集め、台座には今年の干支であるヘビをあしらいました。

 制作したのは地下1階の生花店アーチの北郷佳寿子さんで、前日の5日に来館し、1日がかりで飾り付けました。地下1階の吹き抜け壁面を飾る郡上本染のタペストリー「獅子舞」と「宝船」とともに、若々しい息吹を感じさせるフラワーアレンジメントの正月飾りをお楽しみください。

 2024年が間もなく幕を閉じようとしています。あちこちで迎春の準備が進む中、パレスサイドビルでもタペストリーなどの正月飾りを整え、2025年を待つばかりとなりました。

 パレスサイドビル地下1階から1階への吹き抜け壁面に飾ったのは、400年以上の歴史を持つ郡上本染のタペストリー「獅子舞」(縦1・8㍍、横2・5㍍)と「宝船」(縦2・2㍍、横1・7㍍)。濃紺の地にだいだい色の獅子と、多色の宝船がそれぞれ描かれており、伝統技法を受け継ぐ岐阜県郡上市の渡辺染物店に特別注文した最大級のタペストリーです。

 郡上本染は天正年間(1573~92年)に岐阜・郡上八幡で始まったとされ、藍草から作った天然染料ともち米の糊を用いて手染めするのが特徴で、化学染料の普及により、今も操業するのは渡辺染物店だけとなりました。

 クリスマスに合わせた森永製菓の菓子などの商品販売会が23日から2日間の日程で、ビル1階の正面玄関わきのフリースペースで始まりました。目玉は1500円相当の菓子を詰め合わせたクリスマス仕様の図柄「キョロちゃんお楽しみ袋」が1200円で、早速人気を集めていました。

 お得な詰め合わせの「キョロちゃんバッグ」600円のほか、ハイチュウ、エンゼルパイ、ラムネ菓子、チョコチップスなどのチョコレート類、各種プロティン関連といった人気商品がずらり並び、いずれも格安で販売しています。

 販売初日はランチ帰りの客で大盛況、レジは行列ができました。24日は11~16時の予定で販売します。

 パレスサイドビルは今月13日、ビル関係者による震災対応訓練を実施しました。毎日ビルディング社員をはじめ、警備、設備管理、清掃のビル管理関係会社の社員を含む約50人が参加しました。火災や地震などに備えてパレスサイドビルは1年を通じて各種の訓練を実施していますが、今震災対応訓練が今年最後の訓練となりました。

 訓練は12月の土曜日夜、東京地方を震源としたマグニチュード7.0の地震が発生し、東京地方を襲った震度6強の地震によって、エスカレーターが急停止し、利用していた6人が転倒し、負傷したとの想定で実施しました。休日夜間のため、防災センターを中心とする活動態勢で対応しました。

 無線通信・連絡手段の確認・確保や、関係会社への連絡などのほか、負傷者の対応では自動体外式除細動器(AED)を使った救命訓練や、搬送訓練、消火器による放水訓練などで手順を確認していきました。

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