千代田区が運営するコミュニティーバス「風ぐるま」に新ルートが誕生するのに伴って、パレスサイドビル正面玄関前の内堀通りに停留所が設置されます。バスの運行開始は大型連休明けの5月8日で、実証運行として今年度は月・火曜日を除く週5日間(1日4便)、走行します。

 風ぐるまは現在、区の公共施設や福祉施設を中心に4ルートを走っており、料金は100円です。区は35人乗りの小型バス(電気自動車)1台を導入し、新たに設ける神田ルートと四谷ルートで運行します。このうち、千代田区役所から秋葉原駅、神田駅、新日本橋駅をつなぐ神田ルートで、パレスサイドビル前のタクシー乗り場横に停留所「毎日新聞」を設置します。

 秋葉原、神田方面へのお出かけが、ちょっぴり便利になりそうです。

 鯉のぼりが今週明けから、パレスサイドビル地下1階、1階のアーケード街にお目見えしています。吹き抜け部分には吹き流し、黒い真鯉、赤い緋鯉、青い子鯉が仲良く泳ぎ、西の「夢の階段」の頭上には長さ7メートルもある「川中島の合戦」を描いた勇壮な武者のぼりを飾り付けています。いずれも岐阜県の伝統工芸品「郡上本染(ぐじょうほんぞめ)」で、400年以上前から伝わる技法で染め抜いた名品です。

 大きな鯉のぼりや武者のぼりは岐阜・郡上八幡の紺屋「菱屋」の14代目で、2018年10月に83歳で亡くなった「郡上本染」の技術保持者、渡辺庄吉さんが制作しました。「ビルで働く人や、来館者の方々に季節感を味わってもらおう」とパレスサイドビル名店会が2009年に購入し、飾り付けを始めました。このほか、1階、地下1階の店舗や事務所の入り口にもミニサイズの鯉のぼりが泳いでいます。

 東京都赤十字血液センターが本日、パレスサイドビル西口玄関前に献血バスを配置し、献血への協力を呼び掛けています。本日の受付は午前中に1時間、午後は12時半から16時まで。ぜひ、ご協力ください。

 パレスサイドビルは毎年春秋の2回、献血バスによる献血会場を設けています。関東甲信越ブロック血液センターによると、4月は例年、献血への協力者が減少傾向にあり、特に特に血液O型の輸血用血液製剤(赤血球製剤)の在庫が減少しています。

 センターは「医療機関へ血液を確実にお届けするためにも、みなさまの継続的な献血へのご協力をお願いいたします」と訴えています。

 圧倒的な開放感が広がるオープンキッチンが魅力のレストラン「111(ICHI ICHI ICHI)」が今週1日から、ランチ営業を始めました。緑と木をふんだんに用いたおしゃれな店内には自然のぬくもりがあり、カウンター席からは調理するシェフの姿が目の当たりにできます。ディナー営業を含めたグランドオープンは今月17日の予定です。

 フレンチベースのレストランで、ランチは生麺を使ったパスタや、サラダ、ハンバーガーなどメニューは豊富です。スープやサラダをセットで提供する店内ランチのほか、テイクアウト用(イートインも可能)の弁当やサンドイッチも販売します。ディナーはカウンタービストロとして、アラカルトやコース料理などを提供します。店奥の個室は、目の前でシェフが調理する特別な空間です。将来的にはケータリングサービスも始める予定です。

 運営する株式会社Lepusを立ち上げた井上武士シェフは「銀座煉瓦亭」を皮切りに、フレンチ、ビストロなどを経験。渡仏後、「代官山Tableaux」のシェフを務めた実力者です。「111」のメインシェフである五十嵐雅斗さんは、「L'ATELIER de Joël Robuchon」「Florilège」などでフレンチシェフを経験し、「LB8」や「L'IGNIS」の料理長も務めました。

 座席数は約50。営業時間は平日11時30分~15時、17時30分~22時。「111」は開設したインスタグラム(https://www.instagram.com/111_ichi.ichi.ichi)でメニューなどの情報を発信していく予定です。

 先週末の23日から皇居で始まった乾通りの一般公開は、雨や曇り空というあいにくの天気が続いていましたが、27日はようやく青空が広がり、多くの人出でにぎわいました。東京のソメイヨシノの開花宣言はまだですが、一部のサクラが咲き始めており、皇居の春を楽しんでいました。

 27日は最高気温が16度超で、暖かな日差しに誘われて外国人観光客や家族連れなどが坂下門から次々と入場しました。乾門に抜ける約750メートルの並木道には、ソメイヨシノやシダレザクラなどサクラ類約100本が植えられています。多くがつぼみの状態ですが、花が咲き始めているものもあり、写真に収めていました。

 乾通りは今月31日までの9日間、一般に公開します。事前の申し込みは必要ありません。

 本を読んだ感動を絵で表現する「第35回読書感想画中央コンクール」(全国学校図書館協議会、毎日新聞社など主催)の優秀作品が4月22日まで、ビル地下1階の毎日ホール前のショーウインドーに展示されています。小学生から高校生までの児童・生徒が描いた作品は、いずれも力作です。

 コンクールは九州・山口を除く38都道府県の5515校から58万4972点の応募があり、最優秀の文部科学大臣賞4点、優秀賞8点の計12点を展示しています。2月に都内であった表彰式では、群馬県伊勢崎市立北小6年の千輝(ちぎら)小夏さんが受賞者を代表して「本はまだ知らぬ世界を見せてくれる。これからもいつもそばに本を置き、毎日を過ごしたい」とあいさつしました

 コンクールは1983年、「読書の感動を絵画表現することで読書力、表現力を養う」のを目的に近畿地方で始まりました。第1回の参加校と応募点数は3717校14万5106点で、実施地域の拡大に伴って参加校と応募点数が増えてきました。

 春、満開――。サクラの装飾で館内を彩る「さくらフェア」が今、パレスサイドビルで開催中です。正面玄関の受付周りや、地下1階と1階をつなぐ「夢の階段」に並ぶサクラの花。地下1階と1階の店頭にもサクラの花咲く枝を飾り付け、春の訪れを告げています。

 地下1階東のポップアップスペースの壁面にはサクラの木を描いた特大サイズの壁紙が登場しています。サクラの花を模したカードが用意してあり、ビル利用者が思い思いに感謝の気持ちを書き込んだカードを枝に張り付けていくと、満開のサクラが現れるという趣向です。

 千代田区の花であるサクラを守る樹木治療や養生などの活動事業に充てる「千代田区さくら基金」にも協力し、活動を紹介するポスターとともに、募金箱を設けているほか、1000万円を目標額に募集が始まった「千代田区さくら基金クラウドファンディング」の告知ポスターも掲出しています。フェアは4月5日まで。

 全国火災予防運動(3月1~7日)に合わせたパレスサイドビルの春の総合消防訓練が3月8日、ビル屋上などであり、テナントの従業員ら300人以上が参加しました。

 午前中に時折、舞っていた雪は昼前にはやみ、晴れ間ものぞく中、訓練は午後2時30分からスタートしました。震度6強の地震が起きたという想定で始まり、机の下で身の安全を守る初動措置訓練に続き、館内放送に従って、テナント外へ避難しました。屋上に集合した後、参加者は消火器や屋内消火栓で放水する訓練や、自動体外式除細動器(AED)を使った救命訓練に取り組みました。

 また、西口玄関前には東京消防庁のVR(仮想現実)防災体験車が登場し、参加者は映像や揺れを感じながら、地震を疑似体験しました=写真。

 日本の東の海上で発達している低気圧の影響で、東京は27日、前日と同様に非常に強い風が吹いています。東京都八王子市では2月の観測史上最大となる最大瞬間風速28.1メートルを記録しました。猛烈な風が吹きつける中、パレスサイドビルお隣の丸紅本社前にある2本のカワヅザクラ(河津桜)が見ごろを迎えています。

 強風のため、首都圏の鉄道は一部で運転を見合わせるなど、ダイヤの乱れが相次ぎました。関東の風は夕方にはピークを越える見込みです。カワヅザクラは枝を大きく揺らしながらも、強風に負けじと可憐な花を咲かせていました。

 もうすぐ春ですね。心弾む季節なのですが、年度変わりに伴う環境の変化で体調を崩す人も少なくようです。快適に過ごすための準備の仕方を伝授するイベント「春の心地よさを呼び込む『こころ』メンテ術」が3月16日(土)午後2時から、パレスサイドビル1階の千代田区障害者よろず相談MOFCAで開かれます。

 講師は臨床心理士・相談支援専門員の井上侑さん。大学病院やクリニックでの臨床経験を経て現在は、企業のメンタルヘルス向けカウンセリングをはじめ、障害者雇用全般のサポートや各種の研修を担当しています。座学だけでなく、経験談や実践も織り交ぜたトークや、身体を動かしたり、音楽を奏でたりと楽しく過ごしながら学べます。

 参加は千代田区在住、在勤、在学の方(家族、関係者も含む)が対象で、定員は20人(先着順)。参加費は無料。問い合わせ・申し込みみはMOFCAへ。電話 03・6269・9755、 FAX 03・6269・9754、 MAIL: mofca@mofmof.co.jp 。いずれかの方法で申し込みを。締め切りは3月15日午後7時。

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