【2018年7月】のアーカイブ

 7月24日は東京2020オリンピック開幕までちょうど、あと・IMG_20180724_122858トリ.jpg2年になります。これに合わせ、東京2020オフィシャルパートナーである毎日新聞社の記念イベントとして、パレスサイドビルに今週から「竹橋・仮想スタジアム」が登場しています。

 何が「仮想」か。写真㊤の場所はパレスサイドビル地下1階のコンコースです(後方に「夢の階段」が見えますね)。ここにプールが出現し、今まさに、お嬢さんが飛び込もうとしている・・・。そう、ちょっとした目の錯覚を利用した「だまし絵」で立体的な写真が撮れるんです。写真㊨をご覧ください。床には絵が書いてあるだけですが、絵のスタート台のところに立った人を、下・IMG_4482.jpg方赤丸で囲んだところから矢印方向に撮ると、写真㊤のようになるんです。なかなか臨場感ある写真でしょ?

 同じように、陸上のスタートラインが写真㊧のような感じ。

 ご安心ください。若者でなくても楽しめます。ほろ酔い加減のおじさんも、表彰台に上がれば、この通り=写真㊦㊧。これも、写真㊦㊨の赤丸の部分は床に描いた絵です。

 さあ、みなさんもメダリストになった気分で、バチバチ撮影してください。そして、撮影した写真は、SNSで拡散いただき、東京2020オリンピック・パラリンピック2年前を盛り上げてください。#は、「#Tokyo2020」「#あと2年」「#毎日新聞社」です。

 さらに、毎日新聞号外に写るコーナーもあります。写真㊦は毎日新聞の24日朝刊スポーツ面の記事。モデルは大会組織委員会戦略広報課係長でオリンピック2大会に出場した伊藤華英さんです。23日に見学に訪れた際に、新聞の号外の特設の大きな枠に入ってポーズを決めた写真が記事に載っています。自分がメダリストとして新聞に登場したような雰囲気を味わえます。

 このほか、毎日新聞社1階受付前、西コアのエレベーターホールには、空手で金メダル獲得が期待される"空手四天王"といわれる清水希容、喜友名諒、荒賀龍太郎、植草歩各選手と、毎日新聞CMキャラクターの是永瞳さんの等身大写真が躍動しています=写真末尾。床面に貼られた「事実をまっすぐ。毎日を、未来につなぐ」のコーポレートメッセージとともに、迫力あふれるエントランスに様変わりしています。こちらもご注目ください。

 また、東1階の玄関脇のフリースペースでは、大会情報や1964年の前回東京五輪の際の聖火リレー写真などのパネル展示もやってます。

 このイベントは8月31日まで(パネル展示は20日まで)。お子さんと、「だまし絵」の写真などを、是非お楽しみください。

 パレスサイドビルが、「日経アーキテクチュア」7月12日号(定価1680円)に 取り上げていただきました=写真㊤、㊧は表紙。日経・表紙.jpgBP社が建築専門家向けに月2回発行している雑誌で、発行部数は約3万部といいますから、なかなかです。その「建築巡礼」という連載コラムで、パレスサイドビルの魅力などについて、故事来歴も紐解きながら、写真とイラストをふんだんに使って、4ページにわたって紹介していただいています。

 「建築巡礼」は国内の著名な建築物を文字通り巡り、現況、歴史、建築のプロの世界での位置づけ、意義、建築界に与えた影響などをリポートするコラム。ライターの磯達雄氏が文章と写真をたんとう。イラストは「宮沢洋」とあり、同誌編集長の宮沢氏が自ら担当しているとのこと。これが、なかなか味があります。専門誌はとかくお堅くなりがちですが、イラストのおかげでグッとくだけて、なかなかグーです。

 では、記事を順に拝見しましょう。「円筒のシンクロナイズ」の見出しで外見の特徴を言い表し、全体の前文で、ビルがさまざまな機能を持つことを紹介し、「それ自体が都市であるかのごとき建築だ」と書いています。

 イラストでは「東京人には見慣れたこのパレスサイドビルだが、調べれば調べるほど新たな驚きがざくざくと現れる」と、六つの衝撃を次々に挙げる形で、ビルの特徴と魅力をレポートしていきます。

 衝撃①「このビルの完成時(1966年)、設計の中心になった林昌二はなんと3・IMG_20180718_122001.jpg8歳! そんな若造がこのビッグプロジェクトのリーダー? まるでTVドラマのよう」と感嘆しています。

 衝撃②はビル建設当時を振り返り、当初は円筒コアのない、四角の箱が二つ重なった形の予定だったことを紹介。このイラスト=写真㊨㊤=のもとになったのが、起工式の行われた1964年4月17日の毎日新聞朝刊に載った特集ページの完成予想の合成写真(敷地の航空写真に模型の写真を合成)=写真㊨・紙面.jpg

衝撃④~⑥写真㊦を参照。まず、衝撃④で「コアをずらすことで可能になった広大な屋上庭園。オフィスビルとは思えないゆったり感。」と書き、屋上にある毎日神社が航空取材の安全を祈願する神社で、「落ちない」という御利益を求めて受験祈願者も訪れるというという逸話を紹介しています。

 衝撃⑤は、コアの円筒が、実は、まん丸ではないことを取り上げ、「それにより、奥に進むほど通路の幅が狭くなり、入っていく人の姿が見えづらい。よく考えたなあ...。」と感嘆。

 さらに、衝撃は「世界の名作キャノピー(天蓋形の庇)にも選ばれそうな西側玄関のこの庇。地上から見ても、かっこいいけど・・・。上から見ると、もっとかっこいい!」と絶賛しています。

 イラストの最後=写真㊦の右下赤丸=は「あれ、肝心のルーバー(ビル本体の庇)の話は? ごめんなさい、誌面が...。こ、こ・IMG_20180718_122122.jpgれは手抜きではありません! このディテールと素材感は、現地で実物を見てほしいという、パレスサイド愛です」と、お茶目に締めていただきました。

 本文の締めくくりでは、円筒コアが誕生する経緯などを解説していただいています。

 最後に筆者らの「一言」では、磯さんは「屋上は刑事ドラマのロケ地としてもしばしば使われている」、宮沢さんは「(若き)林にチーフを任せた日建設計(工務)の幹部はすごい」と、それぞれ、感想を書いていただいています。

 取材、お疲れさまでした。そして、素敵な文、写真、そしてイラストを、ありがとうございました。

 毎日ビルは、パレスサイドビルのテナントの皆さんやビル社員、協力会社員、さらに同ビルの「兄弟ビル」である毎日日本橋ビルの関係者らを集めた2018年度の「上級救命講習」を7月9~11日の3日間にわたって行いました。「1事業所に1人以上の上級救命講習修了者の配置」を目標に、2014年から本格的に実施しているもので、今回は計71人が受講しました。

 この講習は、心配蘇生法の実技を中心にした実践的なもの。午前9時~午後5時の8時間、昼食休憩を挟んでみっちり受講すると、東京消防・IMG_20180711_152912モザイク.jpg庁から「上級救命技能認定証」=写真㊨=をいただけます。期限は3年で、3年後に再講習を受けると更新してもらえ、再講習は半日(3時間)です。

 今回、10日に新規取得者向けの1日講習を地下1階毎日ホールで開き、41人が参加。9日、11日には5階毎日ビル事務所の会議室で、3年前に受講した人の再講習を行い、こちらは計31人が参加しました。

 講習は、公益社団法人東京防災救急協会に講師をお願いしています。講師の説明をちょっと聞いた後は、・IMG_20180710_101624.jpgとにかく実技。上半身だけの人形を急病人に見立てて、「大丈夫ですか~」と声をかけ、呼吸や心臓の状態を調べ、心肺停止と思われる状況を確認したら、まず「胸部圧迫」です。胸の真ん中に手の付け根を置き、両手を重ねて体重をかけ、肋骨ごと約5センチ沈むように圧迫します=写真㊧㊤。これを、1分間に100~120回のペースで30回したら、次は人工呼吸。マウスピースを装着し、顎をあげ、鼻をふさいで肺に息を2回吹き込みます=写真㊧㊥。そしてまた胸部圧迫・・・と、とにかく心臓が動くまでは粘り強く続けるのが基本です。

 さらに、心臓が痙攣してポンプとして血液を送る機能を失った状態(寝室細動)になった場合、震えを止めて正常な状態に戻す必要があります。そのための器具がAED(自動体外式除細動器)。その操作も講習の重要なテーマです。箱を開け・IMG_20180710_101649.jpg、スイッチをONにし、パットを胸に貼り、電気ショックを与え、また胸部圧迫する――という一連の手順を実地に学びました=写真㊧㊦

 救命講習には、半日の「普通救命講習」と終日の「上級救命講習」があり、当ビルが実施しているのは「上級」で、成人への心肺蘇生法だけでなく小児・乳児・新生児に対する蘇生法も学びます。小さい子供に大人と同じように胸を押したら潰れてしまうので、16歳未満の「小児」は片手の手のひらで胸骨の下半分の位置を、胸の厚さの3分の1が沈むまで押し、1歳未満の「乳児」は胸の中心やや下を指2本で圧迫します。この実技も学びました。

 このほか、応急手当なども教わり・IMG_20180711_104342.jpgました。

 参加していただいた皆さん、お疲れさまでした。

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節電実施中

 いきなり梅雨明けです。暑いです。生ビールがうまいです。冷房かけないと、やってらんないのが人情でしょう。

 東日本大震災(2011年3月)があっった夏は政府の電力制限令が発令され、15%カットという厳しい目標を掲げて日本中が節電に努め、危機を乗り切りました。その後、省エネ投資も社会全体でかなり進みました。パレスサイドビルでも、共用部のライトのLEDへの取り替えなどの投資も実施しましたし、各テナントでも、ライト、パソコンその他の省エネ化に取り組んでいると伺っております。

 それでも、時間の経過とともに、電力不足の記憶は薄れ気味のように感じます。ここはもうひと息、省エネに頑張り続ける必要があるでしょう。ということで、パレスサイドビルは7月1日から、毎年恒例の「節電実施期間」に入りました。9月30日まで実施します。東西エレベーターホールなどに、青い「節電実施中」の文字とイラストで、協力を呼びかけるのポスターも掲げています。

 例年のように、主なところで次のような対応を取っています。

・東西1階玄関のライトを13時~16時消灯

・男子トイレ外周灯に、入り口から洗面までの間、通常16時の点灯時間を18時に繰り下げ

・駐車場排気ファンの一部停止

 また、毎日ビルディングの5階事務所では昼食休憩時間(正午~13時)に天井の照明を消すなど節電を励行しています。

 そのほか、期間中は朝から夕方まで、1時間単位の電力需要の動向をチェックし、その情報を関係部署で共有し、空調その他の運転などを微妙に調整しながら、電力消費が大きく膨らまないようにしています。

 そうはいっても、ビルの快適さも、可能な限り追求するのは当然です。ということで、夏の間、日曜などの休館日の翌朝の1階、地下1階の店舗とコンコースの空調の運転時間を午前8時から7時に、1時間早めています。休みの日は空調を停止するので、どうしても館内に熱がこもるため、休み明けに冷やすのに時間の余裕を見ているのです。

 今年の夏は、暑くなりそうな予感がします。テナントの皆様には、引き続き、省エネへのご理解・ご協力を、よろしくお願いいたします。

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