2018

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一刻を争う事態に備えて・・・上級救命講習

 毎日ビルは、パレスサイドビルのテナントの皆さんやビル社員、協力会社員、さらに同ビルの「兄弟ビル」である毎日日本橋ビルの関係者らを集めた2018年度の「上級救命講習」を7月9~11日の3日間にわたって行いました。「1事業所に1人以上の上級救命講習修了者の配置」を目標に、2014年から本格的に実施しているもので、今回は計71人が受講しました。

 この講習は、心配蘇生法の実技を中心にした実践的なもの。午前9時~午後5時の8時間、昼食休憩を挟んでみっちり受講すると、東京消防・IMG_20180711_152912モザイク.jpg庁から「上級救命技能認定証」=写真㊨=をいただけます。期限は3年で、3年後に再講習を受けると更新してもらえ、再講習は半日(3時間)です。

 今回、10日に新規取得者向けの1日講習を地下1階毎日ホールで開き、41人が参加。9日、11日には5階毎日ビル事務所の会議室で、3年前に受講した人の再講習を行い、こちらは計31人が参加しました。

 講習は、公益社団法人東京防災救急協会に講師をお願いしています。講師の説明をちょっと聞いた後は、・IMG_20180710_101624.jpgとにかく実技。上半身だけの人形を急病人に見立てて、「大丈夫ですか~」と声をかけ、呼吸や心臓の状態を調べ、心肺停止と思われる状況を確認したら、まず「胸部圧迫」です。胸の真ん中に手の付け根を置き、両手を重ねて体重をかけ、肋骨ごと約5センチ沈むように圧迫します=写真㊧㊤。これを、1分間に100~120回のペースで30回したら、次は人工呼吸。マウスピースを装着し、顎をあげ、鼻をふさいで肺に息を2回吹き込みます=写真㊧㊥。そしてまた胸部圧迫・・・と、とにかく心臓が動くまでは粘り強く続けるのが基本です。

 さらに、心臓が痙攣してポンプとして血液を送る機能を失った状態(寝室細動)になった場合、震えを止めて正常な状態に戻す必要があります。そのための器具がAED(自動体外式除細動器)。その操作も講習の重要なテーマです。箱を開け・IMG_20180710_101649.jpg、スイッチをONにし、パットを胸に貼り、電気ショックを与え、また胸部圧迫する――という一連の手順を実地に学びました=写真㊧㊦

 救命講習には、半日の「普通救命講習」と終日の「上級救命講習」があり、当ビルが実施しているのは「上級」で、成人への心肺蘇生法だけでなく小児・乳児・新生児に対する蘇生法も学びます。小さい子供に大人と同じように胸を押したら潰れてしまうので、16歳未満の「小児」は片手の手のひらで胸骨の下半分の位置を、胸の厚さの3分の1が沈むまで押し、1歳未満の「乳児」は胸の中心やや下を指2本で圧迫します。この実技も学びました。

 このほか、応急手当なども教わり・IMG_20180711_104342.jpgました。

 参加していただいた皆さん、お疲れさまでした。

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