所用で北九州空港を利用する機会がありました。北九州空港は、福岡県北九州市小倉南区空港北町と福岡県京都郡苅田町空港南町にまたがる人工島に位置する空港です。ターミナルビルや空港事務所は北九州市側に所在します。九州では初めての24時間空港です。2006年に手狭になった旧北九州空港を海上の人工島に移してオープン、ここを本拠地とするスターフライヤーが朝5:30発、羽田空港7:00着の早朝便を就航させ、全国の国内定期旅客便でもっとも早い始発便、もっとも遅い最終便が運航される空港となりました。朝5:30発の東京便は今も運行されていますし、夜は羽田空港22:55発、北九州空港 24:35着が最終便ですので、東京に出張するサラリーマンはもちろん日帰り可能なうえ、夜も20時過ぎまで懇親会を楽しんでも十分にその日のうちに帰れます。
北九州空港での迎えと見送りは、メーテルロボットがガイドします。あの「銀河鉄道999」に登場する星野鉄郎と旅するヒロインです。生みの親、漫画家の松本零士さんが北九州市出身の縁で、「メーテル」がエントランス入り口総合受付で、利用客の質問に受け答えします。長い睫毛に切れ長の目、腰まで伸びた金髪が特徴のメーテルが、黒づくめの長袖ワンピース、ケープ付きコート、アストラハン帽子を身にまとっています。北九州市はロボットの町でもあるので、このメーテルも独自の音声認識技術を用いており、直接マイクで質問すると身振り手振りで案内してくれます。またタッチパネルでも質問することができ、空港施設内や、北九州市内の観光地案内、各交通機関の発着案内などを答えます。声は実際のアニメのメーテル役、声優の池田昌子さんが吹きこみをして、まさにアニメさながら。自己紹介によれば、身長は約170cm、体重は秘密だそうです。
北九州空港には毎日新聞西部本社のヘリ格納庫もあり、事件事故の際には毎日新聞社ヘリ「オオルリ」がカメラマンを載せて飛び立ちます。