東京・竹橋のパレスサイドビル屋上からもよく見える東京スカイツリーが5月にオープンして1か月半。高さ350メートルにある天望デッキへの入場はものすごい人気で、予約も簡単にはとれない状態が続いていました。だだ、完全予約制はあす10日までで、あさって11日からは当日券も売り出されます。当日はかなりの人が並ぶのではないでしょうか。
周辺の場所から東京スカイツリーを見上げるのもなかなかのものです。特に隅田川に浮かぶ屋形船から眺めるのはいっそう趣が増す感じです。ある場所からは整備された隅田川護岸の上に高速道路が走り、スカイツリーの根元部分が分断されて見えるのはちょっと無粋な感じもしますが、空にまっすぐ伸びるスカイツリーの景観には圧倒されます。
屋形船からで興味深いのが吾妻橋から少し上流に上ったポイントからの眺めです。孫悟空の筋斗雲のようなオブジェを載せたあのアサヒビール吾妻橋ホールの隣に建つアサヒビール本社ビルは金色がかった鏡のような外壁で、壁面にスカイツリーが映ります。墨田区役所のビルをはさんでスカイツリーの実像と虚像が見えるわけで、ちょっと不思議な光景でもあります。
屋形船東京都協同組合によりますと、東京には50を超す屋形船の業者があり、運航する屋形船は120隻以上といわれています。納涼の屋形船はこれからがシーズン。貸切だといくつかのコースも選ぶこともできますので、団体で屋形船からのスカイツリーツアーを堪能してはいかがですか。