【2012年7月24日】のアーカイブ

 東京の気温や雨量は大手町の東京管区気象台の観測場所である露場(ろじょう)で観測されていることはご存じだと思います。その東京管区気象台は気象庁とともに来年度を目途に港区虎ノ門の旧鞆絵小学校跡地に移転する計画になっていました。大手町の敷地は処分されるため露場も移転しなければなりません。

 東京の気象観測場所は明治15(1882)年から大正121923)年までは皇居旧本丸北桔橋、大正12年から昭和391964)までは現在の竹橋会館付近にあり、昭和39年から現在の場所になっています。つまり約130年間にわたって竹橋付近の地域で行われていたわけで、気象変化の監視のために東京管区気象台が移転したとしても同じ地域で継続して観測すべきであるということから、パレスサイドビルをはさんで反対側の北の丸公園内に移すことになりました。

 管区気象台の移転に先立って昨年夏には北の丸公園内の科学技術館から西約100mの場所に新しい露場が完成し、同年81日から試験的な観測を行っています。管区気象台によりますと、約1年間のデータで見ると、現在の大手町の露場と比べ平均気温と最低気温が北の丸公園の方が若干低め、湿度は若干高めで、最高気温や降水量の差はほとんどないそうです。

 東京管区気象台は昨年8月から3年間の観測データとの差異をみて今後の気象観測に役立てるとしています。ただ、管区気象の移転については予定が大幅に遅れており、現時点ではいつ移転ができるか不明ということで、北の丸公園の露場での観測結果が本格的に東京の気象データにいつ採用されるかも決まっていないそうです。でも、いずれにしても、パレスサイドビル付近の気象データが東京の気象データであるということですね。

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