パレスサイドビルに新しい冷凍機が導入され、5日、起動式が行われました。
冷凍機と言っても、お魚などを凍らせるわけではありません。ビルの空調を担う設備です。これで冷水を作ってビルのてっぺんまで送り、その水で冷やした空気をビル全体に送る仕組みです。
パレスサイドビルにはこうした冷凍機が4台あります。年数を経ればどうしても傷んでくるので、順番に入れ替えを進め、今回の2号機で更新を完了しました。新しい設備はインバーターを備えた新鋭機で、エネルギー効率が格段にアップし、省エネに大きな効果を発揮します。
装置の能力を大き目の家庭用クーラー何台分に当たるかで表すと、1号機と4号機が各1000台分、3号機が800台分、2号機が500台分になります。3号機を予備機として、1、2、4号機を、その日の天候により最も効率よく組み合わせて使います。例えば真夏は大型の1号機、4号機中心に運転し、春や秋は2号機だけで十分に賄える――といった具合です。
この日の起動式で㈱毎日ビルディングの三島誠社長が「安全、安心のビルとするために引き続き努力していきます」と決意を表明、工事を担当した三機工業㈱の藤井日出海常務執行役員東京支社長が「導入した機械が役割を全うできるよう精いっぱいフォローしていきます」と述べました。両氏が機械のスイッチを入れると、参列した関係者約30人から大きな拍手がわきました。
パレスサイドビルは、来館者やテナントの皆さんに快適なビルライフを送っていただくため、こうした設備の更新を計画的に進めています。