【2013年2月 1日】のアーカイブ

 上の写真を添付した「友人の友人」のFacebookの書込みを、友人がシェアしたのを知りました。1日1%(0.01)ずつ努力を重ねると1年365日で1が約37.8になる(1.01の365乗)一方、0.01サボると1年で0.03になる(0.99の365乗)という計算。日々の積み重ねの大切さを分かりやすく説く話っていうわけです。(表題はGoogleの電卓機能を使った計算式で、0.99の方は「0.99^365 = 0.0255179645」)

 友人のFacebookには「なるほど~、おもしろいですね。自戒を込めて、シェアさせていただきます。」とのコメント。元の「友人の友人」の書込みに「勝山小学校の校長室にて。」とありました。(勝山小は、別のブログで「長崎市立」と書く人もいますが、長崎は統廃合で今はなく、ネットで検索すると前橋市、大阪市、千葉県鋸南町にあります。書きこんだ「友人の友人」が千葉県在住なので鋸南町のようです)

 元の書込みは1月21日にされていて、2日1日正午時点でこの写真をシェアしたのが9000件近くで、今も増え続けています。顔の広い人なのでしょうが、それにしても凄い。コメントを読むと「素晴らしい!!」「数値化すると、はっきり分かりますね!」「たった0.02の違いが一年でこの差!」など評価、評価、また評価の声。この法則、日本人の勤勉さや向上心を裏付けているようにも思います。さらにググってみても、いろんなブログやホームページに出てくる出てくる。パレスサイドビルに本社を置くマイナビのサイトの「マイナビニュース」でもこの法則を紹介する記事があって、「この言葉に、多くのビジネスマンが感銘を受け、モチベーションを上げている。そして、これは美容にも言えることだ。......毎日たった0.01でも努力の積み重ねをしていけば、十分効果的なアンチエイジングになる」とあります(http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/tokyodokujo/2013/01/001101099.html=「東京独女スタイル」から転載)。

 この記事などによると、「法則」の出どころは、楽天の三木谷浩史社長の「成功のコンセプト~Principles for Success」(2009年12月、幻冬舎文庫)とのこと。彼のオリジナルなのか、さらに原典があるのかは分かりません。

 ネット上では批判的な声もあって、結構面白いです。「積み重ねという言葉から、なぜ乗ずるのか。加算ならまだしも」「もし1日でもさぼった場合、0がかけられて0になり、コツコツした努力も水の泡です」「努力したらステージが上がって優秀な奴ばかりのその中でまた努力しなきゃならないから無限地獄ってこと」「1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる、のが人生の真理」「言いたいことはわかるが、うまいことを言おうとしてる感が臭すぎ」といった具合。個人的には1日0.01ずつ足し上げても1年で4.65(元の1+0.01×365)だから、これでも私にはとても無理。この手の数字は喩(たとえ)ですから、突っ込めばキリがないですけどね。

 この「法則」でもう一つ面白いと思うのは、「小学校の校長室のステッカー」の写真が広がっていること。我流に解釈すれば、経営者(それもハーバードビジネススクール出身の日本でも有数のモーレツ経営者)の教訓話としてではなく、教育の場の話題だから、世間の抵抗感が薄くてワーッと広がっている面もあるんじゃないでしょうか。

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