【2013年5月 9日】のアーカイブ

 神田祭が9日始まりました。前日の8日夕方、境内を覗いてみました=写真㊤=が、普段とさして変わらない風景ながら、なんとなく華やいだ空気を感じました。7日間にわたる祭の中では、神輿が巡行する11日の「神幸祭」と、100基の氏子町神輿が宮入参拝する12日の「神輿宮入」で最高に盛り上がります。江戸時代から継承され2年に1度行われていましたが、2年前は東日本大震災の影響で中止になったので今年は4年ぶりの開催。関係者はいつにもまして張り切っているようです。

 神田祭は山王祭(日枝神社)、深川祭(富岡八幡宮)と並ぶ江戸三大祭りのひとつ、また、京都・祇園祭(八坂神社)、大阪・天神祭(大阪天満宮)と並ぶ日本三大祭りのひとつともされています。

 オープニングを飾る「鳳輦(ほうれん)神輿遷座祭」が9日夕刻にあります。闇に包まれた境内に雅楽の調べが流れる中、身を浄め白装束を纏った神職により、本殿から一の宮、二の宮、三の宮の鳳輦神輿に御霊をお移しする厳かな神事です。

 祭を盛り上げようと、特別企画展「祭礼図巻にみる江戸の粋『江戸っ子だってねぇ』『神田の祭よっ』」もアーツ千代田3331(千代田区外神田6丁目11-14)で開かれています(19日まで、12~19時、12日は20時まで、入場無料、「http://kanda-sp2013.3331.jp/」)。神田明神に近い閉校した中学校校舎を利用した区の展示スペースで、竹橋から地下鉄で銀座線末広町駅1分です。

 図絵や山車人形といった貴重な文化財を展示しているほか、祭の起源を知る資料や昭和初期の祭りの映像、町会の半纏なども展示しています。

 目玉は、江戸~明治期に描かれた「神田明神祭礼図巻」。現物は神田明神所蔵で、細長~い3巻に分かれていて、全長約50mにもなる大作。作者不詳ですが、保存状態の良いものを入手できたそうで、4月に千代田区有形文化財に指定されたばかり。これを高解像度スキャンした複製が展示されています。宝暦から天明期(18世紀後半)の祭りを題材に、町01_01.jpg人たちが中国の戦士の話や日本の昔話を題材に浦島太郎などの仮装をして山車をひく様子が克明に、そしてユーモラスに描かれています。例えば金太郎はイノシシに乗っていますが、まさかこんな大きなのはいないでしょうから、着ぐるみかも=下の写真。江戸の人も、結構好きだったんですね。とにかく、見ていると楽しくなる絵です。


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