【2014年3月18日】のアーカイブ

 

 

いよいよ4月からの消費税率引き上げが近づいて来ました。大手の賃上げはベア回答が出ていますが、業種によっての まだら模様。まだまだ厳しい業界にお勤めの方も多いことでしょう。何より中小といわれるところは賃上げよりも消費税が先に直撃する形ですから、働く人も経営者も大変だと思います。なのに、電車やバスに乗らないわけにはいかない。その当たり前の鉄道料金がアップします。

パレスサイドビルの真下に竹橋駅のある東京メトロは4月から増税分が運賃に転嫁されて、料金アップ。ところが、わたしは日本橋駅乗り換えで、そこまでは都営地下鉄ですが、こちらは増税分を転嫁するのは6月からだそうです。システム変更に時間がかかるというのが理由のようですが、ちょっと分かりにくい話です。都営地下鉄は「1円単位のICカード運賃」と「10円単位のきっぷ運賃」の2重運賃にするのですが、この2重運賃は東日本の鉄道会社には多く、そのほとんどが4月に変更になります。何か気が緩んだ6月に後追いでアップされるのは嫌ですね。

だいいち、この2重運賃システムが間違いなく正確に動くのか、今でもICカード運賃の時に自動改札機の金額表示をちらっと見るだけですから、1円単位のところまで確認するはずもなく、取られ過ぎていても(もちろん少なく取られても)たぶんまったく気付かないでしょう。

 

全国的に見たとき、この2重運賃は、大手鉄道会社では東西で対応が分かれた格好です。切符、ICカードとも10円単位の値上げを申請したのは、JR東海やJR西日本、JR九州、JR四国、JR北海道、関西の私鉄大手、名古屋鉄道、西日本鉄道など。一方、JR東日本や関東の私鉄大手などは、ICカードで1円刻みの値上げを申請しました。

そもそも、昨年5月にJR東日本が2重運賃の検討を表明したのを皮切りに、鉄道業界の中で大きな議論となっていました。せめてICカードは1円刻みで適正アップという声と、きっぷ運賃が異なり、不公平や混乱が起きるとして、1円刻みに消極的な声の両方が出ていました。ただ、国土交通省は10月末に「適正に消費税を転嫁できる」として1円刻み運賃を容認。導入にお墨付きを与える形となったようです。

なぜ、1円単位運賃について東西で対応が分かれたのか。その理由として、ICカードの普及率の差が指摘されています。関東ではおよそ8~9割がICカード利用者ですが、ほかのエリアはICカードの普及率が5割程度という鉄道会社が多いからです。JR西日本の場合、全体で6割程度、関西ではチャージなど運賃を先払いすることに抵抗感を持つ人が少なくないからです。

 

今、パソコンやスマホにはルート検索、乗り換え案内といったソフトが普及しています。これらのソフトでは41日以降の日付で検索した場合、ICカード運賃ときっぷ運賃を両方表示します。

 

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