パレスサイドビル1階、正面玄関脇のオープンスペースの大理石壁の前に大きなパネルボードが出され、ATMコーナーや正面受付前を通る人、喫煙ルームに出入りする人たちの目を引いています。毎日新聞社などが主催する「中国王朝の至宝」展の案内ボードです。
同展は10月10日(水)から12月24日(月・休)までの予定で、東京・上野公園の東京国立博物館平成館で開かれます。約170点の展示品は中国国内の約30か所の博物館などから集めたもので、うち60%が中国の国宝である一級文物に指定されているそうです。これだけ素晴らしい中国の宝物が一堂に会するのはこれまでなかったことです。
また、すべて土の中から掘り出されたものであるというのも大きな特徴で、中国で最も古い王朝といわれる殷と夏王朝をはじめ各時代で中国に存在した二つの王朝の文物を対比させて展示するというユニーク趣向を取り入れています。
2008年に発見され、古代インドのアショカ王が八万四千の仏塔を造立したという故事にちなんだ「阿育王塔」のうちでも規格外の大きさを誇るものが海外初公開として特別出品されます。また、ひざまずいて弩(いしゆみ)を構える姿のイケメン兵馬俑も大きな話題を呼びそうです。