【2016年3月 8日】のアーカイブ

 パレスサイドビルを出て、しばらく江戸城(皇居)の田安門界隈をウロウロしています。

田安門から東側がご存知、千鳥ヶ淵です。西から北に向かっては牛ヶ淵で、その端が清水門です。上の写真は、上段が千鳥ヶ淵、下段が牛ヶ淵の、それぞれ㊧が夏、㊨が秋の様子です。(間もなく桜の季節ですが、それはまた改めて)

 この二つの「淵」に挟まれた格好の北の丸公園は、2015年10月13日の当ブログで紹介したように、英勝院(えいしょういん、1578~1642年、家康の側室)、天樹院(てんじゅいん、1597~1666年、2代将軍秀忠の長女千姫)、一位様(いちいさま、1555~1637年、家康の側室阿茶局=あちゃのつぼね)、徳川忠長(ただなが、1606~1634年、秀忠の三男、3代将軍家光の弟)らの屋敷があり、明暦の大火を経て田安家、清水家の屋敷になり、明治になると近衛師団の兵営が占めていました。北の丸公園は、1946(昭和21)年に東京特別都市計画によって皇居周辺の緑地として整備されることが決定され、旧近衛連隊等の多くの建物を撤去。1963年に森林公園として整備を開始し、1969年4月、昭和天皇の還暦を記念して開園、一般公開されました。それまで、火災や幕府の都合による屋敷の改易や戦争などで一帯の建物が次々と変わったのです。

 北の丸公園は、戦後に新たに造営された芝生や池、ヤマモミジ、ケヤキ、コナラ、クヌギなど、「里山」の木々や野鳥が好む実のなる木、花木などが数多く植えられた落葉樹林と、戦前から残る周縁部の常緑樹林などで構成され、開園から半世紀近い時を経て、ようやく皇居と一体になった森林公園としての自然環境が形作られる時期を迎えつつある若い森です。

 北の丸公園エリアの施設では公園開園に先立って、科学技術館が1964年4月、東京オリンピック柔道競技会場の日本武道館が10月に、それぞれオープン。近代美術館は新本館のほか、工芸館も1977年11月に旧近衛師団司令部庁舎を改修して開館しました。

 紀伊国坂を挟んで向かいの東御苑は宮内庁が管轄していて、開館時間が決まっていて夜間は入れないのに対し、北の丸公園は環境省管轄。清水門、田安門からも24時間出入り自由です。

 北の丸公園内の建物その他、いろいろについては、機会を見つけてボチボチ書いていきます。

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