【2014年2月 6日】のアーカイブ

 別大マラソンの平井.jpg先週の日曜日、「別府大分毎日マラソン」がありました。大分・別府両市内はこの日、濃い霧に覆われ、独特の雰囲気の中でレースが展開されました。大会には過去最多の3213人が出場して、期待のランナーたちの走りで盛り上がりましたね。34㌔過ぎに4人の集団から抜け出したアブラハム・キプリモ選手(ウガンダ)が、そのまま逃げ切って2時間9分23秒で初優勝でした。今井正人選手(トヨタ自動車九州)=写真㊨㊤=が終盤果敢に追い上げましたが、7秒及ばず2時間9分30秒で惜しくも2位でした。今井選手は自己ベストを更新し、初のサブテン。3位には2時間10分36秒で一般参加の白石賢一選手(旭化成)が入りました。

 別大マラソンの猫.jpg一般参加で2年ぶりの出場となったカンボジア国籍のタレント猫ひろし選手=写真㊨㊦=は、2時間33分23秒で79位。狙っていた自己ベスト更新を果たせず「甘くニャイですね」と肩を落とした、と毎日新聞には書かれていました。

 毎年2月の第1日曜日に開かれる別府大分毎日マラソンは、12月初旬に開かれる福岡国際マラソン、2月下旬に開かれる東京マラソン、3月第1日曜日のびわ湖毎日マラソンと合わせて4大大会として知られています。ちょっと自慢ですが、4大会のうちに毎日新聞主催のマラソン大会が2つも入っています。1946年からの「びわこ」は日本で最も古い大会で、1952年からは別府大分毎日マラソンが始まっています。

 さてパレスサイドビルには1階に「ランピット」があって、市民ランナーの皆さんに喜ばれています。パレスサイドのランピットなどを使って皇居を走る市民ランナーは近年増え続けています。マラソンブームなのですが、その副作用?としてランナーにとっては人気大会への出場枠が狭き門になってしまいました。

 例えば今月23日に開かれる東京マラソンは3万6000人のランナーだけでなく、1万人以上のボランティア、172万人を超える観衆を集める一大イベントです。東京マラソンにはチャリティーランナーという制度もありますが、一般ランナーの申し込みとしては競争率10倍を超えています。6時間40分以内で完走できる男女が募集要項の資格ですから、このハードルは低いのですが、出場枠は10人に1人以下。確率的には、東京マラソンには10年に1度しか出ることが出来ないわけです。

 他の人気大会も、競争率数倍で、申込先着順の大会でも、エントリー開始後数分で定員オーバーして申し込めない大会が続出しています。市民ランナーとしてはやはり、『晴れの舞台』のマラソン大会が欲しいわけですが、出場枠を取るのはなかなかストレスが溜まります。

 そんな中、ご存知のランナーも多いでしょうが、一定の実績さえあれば確実に参加できるのが別府大分毎日マラソンです。近年参加資格が大幅に緩和されました。今回の第63回別府大分毎日マラソンの参加資格は(簡単に言えば)「大会当日の年齢が20歳以上で、2012年1月1日以後に、フルマラソンを3時間30分以内(グロスタイム)で完走した実績があること」でした。この参加資格を満たしていれば、カテゴリー3にエントリーすれば確実に出場することが出来ます。参加料は8000円、遠来の参加者のためにホテル旅館・交通機関などを準備したツアーもいろいろ用意されていますから、かなりリーズナブルな金額で行けます。

 来年の別府大分毎日マラソンの募集要項は今年8月末の発表なので、同じ資格かどうかは未定ですが、あなたが3時間30分以内で完走したランナーでしたら、ぜひ来年チャレンジしてみてください。

竹橋ガイド

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