【2013年11月12日】のアーカイブ

 パレスサイドビルの施工業者の一社、竹中工務店の「竹中技術研究所公開2013」見学に行ってきました。竹橋駅からは日本橋乗り換えで所要時間ほぼ60分、竹中技術研究所は千葉県印西市にある広大な研究施設です。在籍の研究員と職員は総数300人以上だそうで、竹中工務店と竹中土木の頭脳部分をこの広大な施設に集約していると言えます。樹木対応型壁面緑化システム「バーティカルフォレスト.jpg

 竹中技術研究所(1993年)は、メーン写真のように建物自体が幾何学的構成に基づき、天界からの視線に応答する「風景としての建築」が意図されているそうです。人工の丘に、建物を極力沈めて一体化するため敷地全面にわたって土と水と緑によるさまざまなランドスケープ的処理がなされています。

 研究所公開の今年の大きなテーマは「人と地球にやさしい未来をつくる」。76件のブースやコーナーで『安心・安全』『環境』についての研究開発やビジネスソリューションを展示していました。技術者はもちろん、私のような素人にも興味深いコーナーが数多くありました。

 「明日と未来を見据えたエネルギーシステム」ブースでは7つの展示があり、そのうちの一つは「ゼロエネルギービル」。省エネからさらに進んで〝創エネ〟に向かっていく環境コンセプトは、なるほどと頷けるものでした。「パーソナル空調システム」はデスクのパーテーションに小型の個別空調吹き出し口を設け、その席に座った人の体温を感知して快適な冷房にするそうです。これによって全体の室温は少し高めで省エネしても、在席しているオフィスワーカーは快適な温度で仕事が出来るというものです。「暑い寒いは口にしない」世代にとってはパーソナル空調の快適さよりもコストが気になるのですが、そこはどうなのでしょう。

 いま流行のビル壁面緑化もこれまで主流だったツタではなく、花が咲いたり、紅葉する低木で壁面を多彩に演出する「樹木対応型壁面緑化システム」=写真㊨㊤に変わって、ちょっとイイナって感じでした。ただし剪定はそれなりに大変なようでした。

 サーカディアンリズム(体内時計の24時間周期)に合わせて、昼間は白色光の照明にして=写真㊧㊥、夕方になると自動的にオレンジ光の照明=写真㊧㊦になるシステムは、仕事効率を上げるそうですが、ちょっと苦笑してしまいました。オレンジ色になると、居酒屋さんの看板を思い出すかもしれません。

竹中③.jpg 「地震・津波シュミレーション」と「巨大地震から守る」「建物をしっかり支える地竹中④.jpg盤基礎」「耐火木造と高度な防耐火技術」のブースには合計25展示があり、安心・安全のメーン展示とあって力が入っていました。ここの展示で目立ったのが、BIM(Building Information Modeling=ビルディング インフォメーション モデリング)。コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルが、あらゆる工程で情報活用に役立っていました。もうすでにBIMの時代ですね。

 さらに竹中工務店ご自慢の、広視野角ドーム型スクリーンで建物の内外観を疑似体験できる装置visiMax(ビジマックス)に入ったり、頭部装着ディスプレイも実際に付けて体験しました。

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