暑い暑いと言っている間に、明日から8月、あすは「八朔」です。少しは過ごしやすくなってくれるでしょうか。8月1日は語呂合わせでは花火の日、世界母乳の日、パイの日、麻雀の日、そしてパインの日ですが、もちろん果物なら八朔(ハッサク)でしょう。
八朔は八月の朔日(さくじつ)、朔日とは毎月の第1日、ついたち、のことですが、英語ではnew moon、月と太陽の視黄経が等しくなること、また、その時刻のことで、現代的な定義での新月(しんげつ)と同義です。ただしこれは陰暦でのことですので、陰暦八朔は今で言えば8月30日~9月1日ころです。
果物のハッサクもどちらかと言えば秋冬の果物ですが、9月くらいからは食べられるようになる、ということでハッサクの名が付いたと言います。
また八朔は別名を「田の実の節供」とも言います。これは昔の人の語呂合わせなのですが、「田の実の節供」は「たのみの節供」「頼みの節供」で、収穫前に農家の人たちが田の神に供え物をして豊作を祈る行事でした。
八朔は、二百十日、二百二十日と並ぶ悪天候の厄日で、三大悪日などとも呼ばれる日。台風など悪天候の多い日ともされていますが、旧暦の9月の時期は、稲作における収穫の直前の時期にあたるからと「頼みの節供」は考えられます。今でも「熊本の八朔祭り」や「福井の八朔祭り」に、この習慣は残っています。
皇居東御苑には江戸城の名残があちらこちらに残っていますが、徳川家康が初めて江戸城に入った日が天正18(1590)年の8月1日(新暦8月30日)でした。ここから江戸時代、この日には、武士たちが江戸城に登城して将軍にお目見えする「八朔」の儀式がとり行われました。旗本
・御家人・大名たちが、白帷子(しろかたびら)に長袴(ながばかま)をつけて将軍に祝辞を申し述べたといいます。
やがて、この武家の白装束の登城の様子を模すように、遊郭吉原でも、遊女たちが白無垢の装束に身を包んで花魁道中を行うようになり、この豪華さの競争が江戸の町の話題をさらう年中行事となったそうです=メインの図版は八朔の日の吉原の遊女屋の風景、家康入城後の江戸城。
旧暦ならば、少し秋風の立ち始める9月の気候と遊女たちの白無垢が似合うのですが、今の八朔では暑さの盛り、いくら白無垢でも暑さが勝ってしまいますね。












市北区梅田3丁目)を紹介します。毎日新聞大阪本社の敷地内の西側にあり、地上21階建て、高さ99.3メートル、延べ床面積3万2126平方メートルで、2007年8月オープン。写真㊧のように、同敷地の逆L字型の毎日新聞大阪本社ビル(写真の右側)に抱かれるように立つ兄弟ビルです。各フロアは東、北、西側の三方が横連窓でつながっていて、明るく開放的なオフィス空間を確保、非接触ICカードも導入、高度な耐震設計も取り入れています。「インテシオ」は、スペイン語の「intelectual」(知的)と「edificio」(建物)を組み合わせた造語で、情報発信基地としての役割を表現しています。(問い合わせは毎日ビルディング大阪本社☎ 06-6346-8833)
カ・コーラ」と「さつま白波」のひときわ目立つ広告が以前はありました(今もあるんでしょうか)。駅前再開発によって、1999年6月に完成したビルです。
きのう
50本の百日紅(さるすべり)がピンクや赤、白の花を咲かせています。枝が張り出して影を作ってくれる木もあり、その陰でカメラを構えたら、外国人観光客とおぼしきカップルが通過しました。う~ん、やっぱり暑そうな顔してました=写真㊨。
しは「報告」、文面は、「乳母雇入度ニ付心当りの者ハ呉服橋内元丹波守邸内天野氏へ御尋可被下候。本乳にして乳さへ宜しく候へば給金ハ世上より高く進ずべし」というもので、3行広告ならぬ4行の広告です。現代文に訳せば、「乳母を雇い入れたいので心あたりの者は(中略)御尋ねください。本乳にして乳さえよく出るならば給金は、世間並みのところより高く差し上げます」。なんと日本で最初の求人広告は、乳母となれる赤ちゃんのいる女性(の母乳)を探していたものでした。
介していただいているうち、最初の2ページ見開きで、1階中央廊下とB1階のコンコースをつなぐ吹き抜け空間の「夢の階段」が取り上げられています=写真㊧。キャプションを紹介します。
らも、B1階に下りる裏の男女トイレの境目の壁の円形のくり抜きや、手すりのカーブに注目するあたり、流石、目の付けどころが違うと感心します。


真展が開かれています。日本をはじめ、各国代表選手、サポーターらが繰り広げている熱い戦いの「一瞬」を、現地に派遣されている毎日新聞の写真部員がとらえた約50点を紹介しています=写真㊧。12日まで、午前10時~午後6時。入場無料。
面を下にスクロールすると写真や記事が次々と浮き上がるように切り替わる仕組み。写真㊧はギリシャ戦の画面です。





















