【2012年9月20日】のアーカイブ

  いまや東京の、いや日本のシンボルとなった東京スカイツリー。自立式タワーとして世界一の634m。一般の観光客が行ける一番高いところは450mの「天望回廊」です。フロア445からフロア450にかけて、チューブ型のガラス張り回廊が続き、まるで天空を散歩しているような気分を味わえます。天気のいい日には関東平野だけでなく、70㎞から80㎞先まで見えます。あきから冬にかけて、特に午前中の展望は素晴らしいことでしょう。皇居のそばに日本武道館やパレスサイドビルを見つけることができます。

 「天望回廊」の100m下に位置するのが「天望デッキ」です。フロア350、フロア345、フロア340の3層です。高さ5mの大型のガラスを360度配置してあります。ガラスには71度の勾配がつけてあります。10㎜の倍強度ガラスを2枚合わせることで、安全性を確保しています。

 その低層階のフロア340の床から、まさに340m下の地上が見える床窓があります。高所恐怖症の人から見れば、余計なものを作った、ということになりますが、ほかでは味わえない窓です。2m×3mの長方形で、使用しているのは床側に48㎜の強化ガラス、外装側からもう1枚、同じく48㎜の強化ガラス。「だから心配いりません」といっても、観光客の皆さんは写真を1枚撮って、すぐに立ち退いているようです。

 隣接の「すみだ水族館」、プラネタリム「天空」も大繁盛。19日に国土交通省から発表された基準地価でも、全国的に低下傾向であるのに、スカイツリー周辺の墨田区業平だけは9.8%の上昇。スカイツリー人気が日本の景気を天まで届くくらい押し上げてくれればいいのですが...。

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