【2014年8月11日】のアーカイブ

 先日、パレスサイドビルディングでは、『上級救命講習』を実施しました。急病人やけが人の発生に即座に対応できるように、「1事業所に1人以上の上級救命講習修了者の配置」を目標に、パレスサイドビルに入居しているオフィス・店舗の皆さんに参加を呼び掛けて、実施しています。この日は、オフィス・店舗の皆さんのほか当社と関係会社のメンバーも含めて32人が受講しました。

 救命①.jpg地下1階毎日ホールを会場にして、麹町消防署と公益社団法人東京防災救急協会から計4人が来館して指導に当たり、午前9時から午後5時まで、昼食を挟んで8時間のみっちりと濃密でハードな講習です。冷房の利いたホールでしたが、たっぷりと汗をかきました。終了後には「実技も多く分かりやすかった」「ビル内で講習を開いていただけ、参加しやすくて助かりました」「AEDをいざという時に使えるか、少し自信が付きました」「今後も継続してビル内で救命講習をお願いします」と、参加の皆さんから好評な感想をいただきました。

 救命講習は、消防局・消防本部が指導し認定する公的資格の一つ。半日の「普通救命講習」と終日の「上級救命講習」があり、私たちが受講した上級救命講習では、成人と小児・乳児・新生児に対する心肺蘇生法=写真㊤=と応急手当(やけど処置や骨折固定や三角巾包帯法など)=写真㊦=や異物除去、搬送法などを教わります。またAED(自動体外式除細動器)=写真㊥=の操作指導も受けました。

 心肺蘇生法の中心は「胸骨圧迫」です。止まっている心肺を蘇生させるために、胸の真ん中に手救命②.jpgの付け根を置き、両手を重ねて少なくとも5cm沈むように圧迫します。肘をまっすぐ伸ばし、100回/分の速さで圧迫を繰り返します。

 倒れている人を見つけた時は①周囲の安全確認②倒れている人の意識の確認③近くの人に協力を求める④119番通報・AEDを探し持ってくる⑤倒れている人の呼吸の確認⑥気道確保、胸骨圧迫となるのですが、この胸部圧迫は119番通報で救急隊が駆けつけてくるまで続けます。近くに協力者がいれば1~2分間隔で交替して行うのですが、100回/分で5cm沈むように圧迫するのは、かなりの体力を要します。実際の実技では30回胸骨救命③.jpg圧迫して人工呼吸2回、また30回胸骨圧迫して人工呼吸2回、このセットを5セット。もう汗びっしょりです。消防の指導官からはテキスト説明時には「決して無理はしないでくださいね」と優しい言葉が貰えるのですが、いざ実技に移ると「もっと強く」「もっと早く」「もっとゆっくり」「圧迫位置が違います」などみっちりと指導を受けます。2人1組、3人1組で役割を分担して救命する訓練もあり、AEDの操作やら胸骨圧迫の交替のタイミングやら、盛りだくさん学びました。おかげさまで、普段は使わない二の腕の筋肉を繰り返し酷使したため、筋肉痛が1~2日残ってしまいました。

 全教程を修了し、全員合格。消防長認定の「救命技能認定証」が交付さ救命④.jpgれました。

 参加いただいた、JMR生活総合研究所、スターバックスコーヒー、サッポロライオン、アクアブルーR&R、認知症予防財団、東都春陽堂、阿曽理容店、毎日エデュケーション、東京総合経営、毎日エージェンシー、NTTデータ、ファミリーマート、毎日映画社、丸紅ユティリティ・サービス、ダイソー東京支社、毎日新聞東京センター、セイビの皆さん、お疲れさまでした。

竹橋ガイド

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