東京スカイツリーに行きましたか? 展望台は簡単に登れませんが、真下から見上げ、周辺から眺めるのは自由。パレスサイドビルがある竹橋からは地下鉄東西線―半蔵門線を乗り継いで15分ほどです。
さて、スカイツリーを盛り上げるキャラクターは、公式イメージキャラクター「ソラカラちゃん」(公式サイトhttp://www.sorakara-chan.jp/)が有名ですが、地元の「町おこし」の期待を込めたキャラもあります。
まずツリー南・東側の押上・業平橋地区(おしなり地区)の5商店会が2009年に送り出したのが「おしなりくん」(公式サイトhttp://oshinari.jp/)。公募で応募総数563点の中から選ばれ、「業平橋」の由来になった平安の歌人・在原業平をモチーフに、タワー形の烏帽子(えぼし)姿が特徴です。09年夏から、空き店舗を活用した観光案内所兼お休み処「おしなりくんの家」(墨田区業平2-15-6)も開設されています。
おしなりくんに対抗してツリー西・北側の吾妻橋・東駒形4商店街が2011年3月に送り出したのが「あづちゃん」(公式サイトhttp://www.azuchan.jp/)。墨田区の歴史、地元の店や職人に詳しい「小さな歴女」で、好物はもんじゃ焼き。吾妻橋地区商店街通り沿いに11年8月、お休み処「あづちゃん家 (ち)」(墨田区吾妻橋3-1-7)がオープン。
おしなりくん、あずちゃんとも、人形、ストラップ、タオル、菓子などキャラクターグッズが売り出されています。一番上の写真はあづちゃんお披露目の際に墨田区役所にソラカラちゃん(左から2人目)を含む3キャラクターが勢ぞろいした珍しいショットです(右に半分写っているのは江戸東京博物館の「ギボちゃん」)。
スカイツリーは年間3200万人が訪れると見込まれ、墨田区は地元に年間880億円、全国では1746億円の経済効果があると試算しているそうです。キャラクターたちにも大いに働いてもらい、ツリーが起爆剤となって日本全体が活気づくといいですね。