【2017年8月】のアーカイブ

 パレスサイドビルは、テナントの皆さんやビル社員、協力会社員を集めた2017年度の「上級救命講習」を6日、地 下1階毎日ホールで開催しました。急病人やけが人の発生、とりわけ心肺停止など1分1秒を争う緊急事態に対応できるように、「1事業所に1人以上の上級救命講習修了者の配置」を目標に、2014年から本格的に実施しているもので、今回は17人が受講しました。

 公益社団法人東京防災救急協会の講師を迎えて午前9時~午後5時の8時間、昼食休憩を挟んでみっちり取り組みました。座って、講義を聞いて、睡魔との闘い・・・という講習も多いようですが、この講習は、なんといっても実技中心という特徴があります。講師の説明をちょっと聞いた後は、とにかく声を出し、体を使い、瀕死の状態の人を助けることに徹した訓練を繰り返しました。

 こうした救命講習は、市区町村の消防局や東京消防庁のような消防本部が指導し、認定する公的資格の一つで、半日の「普通救命講習」と終日の「上級救命講習」があります。当ビルで実施しているのは「上級」で、成人への心肺蘇生法だけでなく小児・乳児・新生児に対する蘇生法も学ぶのが大きな特徴です。P8060341トリ2.jpg

 止まっている心肺を蘇らせる蘇生法は「胸骨圧迫」。よく、「人工呼吸」と言いますが、正確には、蘇生術は、心臓を動かす「胸部圧迫」と、肺に息を吹き込む「人工呼吸」の2本立てです。

 「胸部圧迫」は、成人では胸の真ん中に手の付け根を置き、両手を重ねて体重をかけ、肋骨ごと約5センチ沈むように圧迫します=写真㊤。一方、小さい子供に同じようにやったらつぶれてしまうので、16歳未満の「小児」は片手の手のひらで胸骨の下半分の位置を、胸の厚さの3分の1が沈むまで押し、1歳未満の「乳児」は胸の中心やや下を指2本で圧迫する=写真㊨=といった具合です。

 この胸部圧迫を、1分間に100~120回のペースで30回したら、肺に息を吹き込む人工呼吸2回、そしてまた胸部圧迫・・・と、救急車が到着するまで続けます。やってみると相当の重労働です。実際には、複数の人が交代でやらないと続けられないでしょう。

 さらに、救★P8060351.jpg命の大きなカギを握るAED(自動体外式除細動器)の操作も重要な訓練項目です=写真末尾。これは、機械を持ってきて、スイッチさえ入れれば、機械が声で手順を支持し、これに従ってあわてずにやれば、概ね。うまくできるようになっています。

 このほか、応急手当では、やけど処置や骨折固定などがありますが、今回は三角巾を使って、頭部のけがの止血=写真㊧や、骨折などで傷ついた腕をつりさげる実技などを教わりました。

 全教程を修了し、全員合格。後日、消防長認定の「救命技能認定証」が交付されます。

 参加していただいた皆さん、お疲れさまでした。

★P8060334.jpg

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●IMG_20170802_123400花弁アップ.jpgさて、写真は何でしょう。はホワイトチョコレート? はレースの生地??

 種明かしは後にして、パレスサイドビルを抜け出して、ぶらぶらと、久しぶりに江戸城(皇居)の東御苑を散歩しました。向かったのは、本丸跡の芝生の広場のところです。北橋門から入って、天守台の横を抜けました。

 56月に比べると、植物も夏バテの季節ですが、そこで一番元気に咲いているように見えたのがムクゲ。天守台から南に向かって芝生の広場の奥、富士見櫓に近い方の植え込みに咲いていました。松の大廊下跡の横くらいの位置です。この花の中央の花粉をアップにしたのが冒頭の写真㊤。花弁をアップにすると、花だから葉脈ではありませんが、そのような細かい透かしが入っているように見えるのが写真㊤㊨です。

●IMG_20170802_123400.jpg 花の全体像は写真㊧です

 ムクゲはアオイ科フヨウ属の落葉樹で、原産地は中国。別名ハチス。庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花です。

 漢字では「槿」ですが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読ませることも、ままあります。

 通常、樹高3~4メートルくらいで、7~10月に白、ピンク、紫、さらもは赤いものまで、美しい花をつけます。花の大きさは直径5~10センチ程度。花の咲き方は、一重咲き、半八重咲き、八重咲きといろいろのようで、写真は花弁が5枚あるように見えます。

白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦(利休の孫、宗旦流の祖)が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれるそうです。写真は一重ではないようですが、宗丹木槿のイメージはこんな感じではないでしょうか。

 2日はちょっと猛暑も一服で、歩いても軽く汗ばむ程度でした。カンカン照りの暑い日は、ちょっと散歩も躊躇しますが、暑さの合間を縫って、江戸城の散歩をお楽しみください。

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