【2015年12月28日】のアーカイブ

 昨年はカレンダーの曜日の関係で年末年始は9連休が可能でした。でも、今年は一転して、残念な曜日並び。オーソドックスには、12月29日~1月3日の6連休でしょうか。ただし、25日に仕事納めをしてしまって、26日から、昨年同様の9連休という会社もあるようですが・・・。あなたは?

 パレスサイドビルは12月31日(木)~1月3日(日)、通常の休日と同様に休館となり、東西の玄関や地下鉄改札口からのエスカレーター入り口を閉鎖させていただきます。なお、12月29、30日は1階、地下1階の商店・飲食店は営業する店も、しない店もあります。個別のお店にご確認ください。

 さて、2016年は十干十二支(じっかんじゅうにし)の「丙申(ひのえさる)」です。十干十二支の説明は末尾にメモを書きましたが、そこにあるように、「丙」は「火の兄」が語源で「火」(自然界では太陽とも)、「申」は「金(きん)」とされます。火と金の相性はというと、五行では「相剋(そうこく)」と言って、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(か)つとされます。火が金を溶かすということでしょうか? 「丙申」の組み合わせは、「丙」が「申」に勝つというわけです。

 ある占いサイトには、「丙は本来なら、世の中を隅々まで照らす太陽なのですが、足元の申を剋することでエネルギーを消耗し、本来の丙が持つ伸びやかな陽のパワーがあまり発揮できません」とあります。景気や株価の見通しにも干支がよく登場しますが、この伝でいくと、「火剋金で剋する方にエネルギーがまわり、株価を上げる力がどこまで残っているか微妙」なんて記述も見えますが、どうなんでしょうか。

 最後に、60年前の前回の丙申はどんな年だったのか、振り返ってみます。

 毎日新聞は12月7日夕刊2面・特集ワイド欄で、「2016年の干支、戦後2回目 丙申は大変革の年?」を掲載しています(http://mainichi.jp/articles/20151207/dde/012/040/005000c)。その中の1956年の出来事や流行語、世相の一覧表を見ると――

原子力委員会発足、週刊誌ブーム、水俣病の発見、太陽族、エルビス人気、もはや「戦後」ではない、一億総白痴化、第2次砂川闘争、南極観測船出航、日曜劇場、鉄人28号、楢山節考、人間の条件、なんと申しましょうか、三種の神器、美容整形

 さて、来年はどんな「丙申」になるのやら。なにはともあれ、明るい世の中を願うばかりです。

 皆様、よいお年をお迎えください。

 

 <メモ・十干十二支>十干の「干」は木の幹が語源で、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の漢字であらわし、この十干を五行(木、火、土、金、水)にあてはめ、それに陽をあらわす兄(え)と陰をあらわす弟(と)を順に組み合わせ次のように呼びました。甲(木の兄=きのえ)、乙(木の弟=きのと)、丙(火の兄=ひのえ)、丁(火の弟=ひのと)、戊(土の兄=つちのえ)、己(土の弟=つちのと)、庚(金の兄=かのえ)、辛(金の弟=かのと)、壬(水の兄=みずのえ)、癸(水の弟=みずのと)。

 一方、十二支の「支」は幹の枝をあらわしています。古代中国で天空の方角を12に分けた子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥をいいます。こちらも五行にあてはめ、「子」から「亥」まで順に、水、土、木、木、土、火、火、土、金、金、土、水になります。

 この十干と十二支の組み合わせが60年(10と12の最小公倍数)で一巡するので、「六十干支」または単に「干支」という。

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