「真夏の球宴」として親しまれる第86回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)が先週末開幕しました。東京ドームという晴れ舞台で、早速熱戦が繰り広げられています。7月29日の決勝まで、熱い闘い、そして応援がみられそうです。
18日の開幕から20日までに8チームが去り(下の組合せのヤグラ参照)、本日21日も3チームがドームから姿を消します。東京勢は3チーム全て初戦で敗れました。残念。一発勝負のトーナメントの厳しさですね。
開幕の18日の毎日新聞は「真剣勝負を身に移行」と題して社説で取り上げています。選手の全力プレーを「プロに指名される選手はごくわずか。大半は現役引退後、社業に専念する。野球ができるのは今しかないということを知っているからこそ力を惜しまない」と説明。歴史の変遷を紹介したうえで、「学生ともプロともひと味違う真剣勝負を楽しもう」と呼びかけています。プロに負けないパワーと、高校野球と同じ一発勝負のトーナメントの緊張感を兼ね備える――そんなスリリングな世界がファンを魅了するポイントなのでしょう。
さて、東京ドームに集まった人たちに野球以外でも楽しんでもらえる「都市対抗まつり」も26日まで開かれています。都市対抗という大会の特性を生かした地域色溢れる企画で、2006年の初開催から今年で9回目(2011年は開催見送り)。東京ドームメインゲート(22番ゲート)前広場に特設テントを設け、いろんな地域の特産品・名産品を販売したり、観光ポスターを掲示、パンフレットを配布しています。
例えば岐阜県大垣市からは、みそ入りせんべい、飛騨牛レトルトカレー、柿羊羹(ようかん)など、福井県越前市からは羽二重餅や越前そばなど、全国各地の魅力的な商品が並ぶとか。
今後の出店スケジュールは次の通りです。
21日=善通寺市(香川)、越生町(埼玉)、大阪府・大阪市、横浜市、茨城県、越前市(福井)
22日=善通寺市、越生町、大阪府・大阪市、北見市(北海道)、北秋田市、北海道
23日 善通寺市、毛呂山町(埼玉)、大阪府・大阪市、北見市、北秋田市、北海道
24日=大垣市(岐阜)、毛呂山町、大阪府・大阪市、北見市、横浜市、北海道
25日=大垣市、入間市(埼玉)、大阪府・大阪市、北見市、横浜市、甲斐市(山梨)
26日=大垣市、入間市、大阪府・大阪市、北見市、鎌ケ谷市(千葉)