いまや日本中を席巻するゆるキャラの横綱といえば、西のくまモン(熊本県の公式キャラ)、東のふなっしー(千葉県船橋市非公認キャラ)でしょう。
偽物の登場は、"有名税"といえなくもありません。くまモンの偽物騒ぎが春先にちょっと紙面をにぎわしました。主なところでは、「海外で『偽くまモン』続々、どう防ぐ」(西日本新聞3月25日、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00010000-qbiz-bus_all)、「くまモングッズ、世界へ 熊本県が今月解禁 悩みは偽物対策」(産経6月1日、http://sankei.jp.msn.com/region/news/140601/kmt14060102080001-n1.htm)などで、今年になって、熊本県が、これまで原則禁止してきたくまモンの海外進出(商品販売)を認めることになったのがきっかけで、中国など海外での偽物騒ぎを報じたもの。
一方、ふなっしーは、国内で最近、頻繁に偽物の登場が伝えられています。6月1日に兵庫県高砂市であった市制60年を記念した「ご当地博」で、全国のゆるキャラが集った会場に偽ふなっしーが出現。毎日新聞6月2日夕刊は次のように伝えています。
「兵庫県警高砂署によると、着ぐるみの中にいたのは同県加古川市の20代男性で『自分の子どもを喜ばせるために着た』と話している。黄色地の顔に水色のシャツ姿は本物にそっくりだったという。高砂市によると・・・ふなっしーにも参加要請していたが、日程が合わず見送られていた。ところが正午ごろ、ステージ上のアイドルが偽物を発見。気付いた子どもたちが追い掛けるなど会場がざわつきだしたため、偽物が慌てて外に駆けだし、駐車場に出たところで事情を聴かれた」(一番上の写真は同記事より)
Jタウンネットは「全国に『偽ふなっしー』出没中!同時刻に4か所で目撃されていた」との記事をアップ(http://j-town.net/tokyo/sanpo/sanpocolumn/139680.html)。高砂市の偽物の多くのTwitter画像を集め、「現地にいた人が投稿した画像を見る限り、目と口がやや大きくて手の先が平べったい印象があるものの、雰囲気はよく似ている。周囲の人が本物と勘違いしたのか、それとも最初から偽物と見破っていたのかは不明だが、もみくちゃにされるうちに形は崩れていったようだ」とコメント。このほか、「高砂市の騒動が起こった1日の昼というタイミングだけでも、全国各地に偽ふなっしーが出没していた」として、名古屋・栄のコスプレイベントに登場した頭の形が変わっている偽物=写真㊧㊤、福岡市中央区にある大濠公園でボートを漕いでいる姿=写真㊧㊥、長野県諏訪市と推定される自動車用品店での呼び込み係姿=写真㊧㊦=を、Twitterなどを転載する形で紹介している。
6月9日、広島県呉市二河球場で行われた広島カープとオリックス・ブルーウェーブの1戦に、呉をもじった「くれっしー」と名札をつけたふなっしーモドキが登場。報じたデイリースポーツによると、「七回に三塁側席でカープ応援歌に合わせてダンスを披露。多くの観客に囲まれ危険を察知したのか、自ら着ぐるみを脱いだ。球団側は『もう一度やったら
警察を呼ぶ』と厳重注意。その後『くれっしー』はもう現れなかった」とのこと。これも、Twitterで拡散しています=写真㊨。カープ連敗中の事だけに、熱烈なファンとしては「偽物が出たから試合に負けた」と恨み節の一つも出るところです。
おまけに、もう一つ、「ふなっしーの作り方」解説動画はYoutubeにアップされている話です。【ふなっしー作ってみた&なってみた】(http://www.youtube.com/watch?v=j9l2yGZYGcY)=写真㊧㊤=は、東大の安田講堂前とおぼしき場所で、踊っています。着ぐるみの中に、どのような態勢で入って動いているかの考察=写真㊧㊦=などマニアックで、Youtubeの類似動画に比べ、結構本格的のようです。「大学のサークルで卒業記念写真を撮るのにあわせて作った」とのテロップが流れています。
ちなみに、ふなっしーは商標登録出願されているそうです。学園祭の仮装行列などではいろんなキャラクターが登場するし、秋葉原もありますから、個人による「コスプレ」の範疇なら問題ないでしょうが、一線を踏み外しませんように。