毎年の税金の確定申告シーズンがきました。今年の確定申告受付は、2月17日(月)から3月17日(月)までですが、インターネットを通じて行うe-Tax(電子納税)では既に1月14日からシステムへの24時間接続がOK・申告書作成が可能になっています。
税制は毎年少しずつ変わります。今年4月からは消費税率もアップします。それでなくても悩ましいのですが、やはり専門家のアドバイスが欲しいところです。そこで、というわけで、12日午前10時から、パレスサイドビル1階正面玄関脇のオープンスペースで、確定申告の方法や疑問などに答えようと、毎年恒例になった麹町法人会、東京税理士会麹町支部共催の無料税務相談会が始まりました。
東京税理士会麹町支部の税理士さん4人と麹町税務署の担当官1人が相談に応じ、昨年中に2か所以上からの収入を得たり、20万円以上の講演料などの副収入があったなど確定申告が必要な人たちや、医療費などの各種の控除を受けようといった人たちが、税の申告でわからないことや疑問点、申告書の記入の仕方などを教わっていました。また、会場に設置した2台のパソコンを使ってのe-Taxの方法を税理士さんから聞いたり、代理申告を税理士さんに行ってもらうなどしていました。
25年度分から、サラリーマンに認められる必要経費の枠が広がりました。資格取得のための費用や図書費、衣服費、交際費などが条件によって必要経費として認められます。たとえば、年収400万円の人が年間100万円の必要経費を使った場合、「特定支出控除」の65万円を超えた35万円の必要経費を控除して、400万円-35万円=365万円が年間の給与額として課税金額が計算されるということです。年収400万円の人が年間65万円(月5万5000円程度)以上の必要経費を使うのはレアなケースでしょうが、この特定支出控除には「転居費」などもありますから、会社が見てくれなかった転勤費用なども該当します。
13、14日も午前10時から午後4時まで同じ場所で開催されます。