パレスサイドビルの全テナントで組織する共同防火・防災管理協議会の「総合消防訓練」が10月31日に行われました。毎年春・秋の全国火災予防運動の時期にあり、今年は秋の運動期間(11月9日~15日)に先だっての実施になりました。
午後2時30分、「震度5強の地震が発生」との想定で訓練開始。ビル5階東側で火災が発生し、初期消火を試みるも消せずに延焼中として、避難勧告放送が館内一斉に流れると、地下から9階までの各オフィス・店舗から、非常用避難階段などを使って実際に1階まで逃げる一方、ビルの自衛消防隊員がけが人の救助訓練などを行いました参加者は春の訓練より50人ほど多い約700人にのぼり、3.11以来の防災意識の高まりを示しました。
避難訓練の後、屋上に集合し、消火器や屋内消火栓による初期消火、AED(自動体外式除細動器)を使った応急救援=写真㊧、三角巾を使った応急手当などの訓練を実施。ビル1、5、8階に置いているレスキューキットの展示も行いました。初期消火訓練では水を詰めた模擬消火器(本物は消火剤の白い粉が詰まってます)を実際に操作して水をかけました=写真㊨㊤。訓練の好評で麹町消防署の石井里史予防課長は「いざという際に、自然に体が動くようにしておくことが大事です」と、実際に操作する訓練の大切さを強調していました。
また、西口玄関前には、地震の揺れを体験できる起震車も春に引き続いて千代田区役所から派遣され、参加者は震度7の揺れを感じていました=写真㊨㊦。
今年が初めての新企画として、屋上東エレベーターホールで非常食の試食会も行われ、当ブログでも今年6月10日、8月30日に紹介したカレーなど、その場でホカホカにしたものを参加者の皆さんに実際に食べていただきました。実はこれが一番の盛況(?)というほど=写真一番上。「非常食がこんなに美味しいとは思わなかった」と、驚いている方もいました。