「アートアクアリウム」というちょっと変わった展示が、日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1、コレド室町)で開かれています。
難しいことは私も分かりませんが、金魚を美しく見せる、あるいは金魚を使って水槽をアートにする、と言えば少しは分かりいいでしょうか(魚は金魚でなきゃいけないわけではありませんが、金魚が多いようです)。
コンセプトは「アクアリウム=水槽」と「アート」の融合。プロデュースしたのは木村英智さんで、ご自身のホームページのプロフィール欄には「変幻自在な水槽デザイン、ハイレベルな水質調整、知り尽くした生体管理と組み合わされる『アートアクアリウム』という独自の分野を確立させ、アクアリウムを用いて美術館でアートとして有料展覧会を開く唯一の存在」とあります。
やっぱり、判ったような判らないような・・・。ま、黙って現物を見ればいいんですよネ、なにしろ圧倒的にきれい!!
日本橋での展示は、日本橋架橋100周年特別展として2011年にスタートして3年目。今年のテーマは「江戸・金魚の涼」だそうで、江戸時代に花開き、日本人に親しまれてきた金魚にスポットを当て、和をモチーフにデザインされた水槽と光・映像など、最新の演出技術が融合した水中アートです。主役の金魚たちは和金、出目金、琉金といったお馴染みの品種から地金、土佐金などの高級品種、珍しく愛らしい頂天眼やピンポンパールなど生きた芸術品を含め、約5000匹。㊤の写真のタイトルは「大奥」、会場の雰囲気は㊨のような感じ。今年の目玉は「京友禅」最高峰の着物を水槽に埋め込み、生きた本物の金魚と3Dプロジェクションマッピングで着物の柄を表現する「キモノリウム」で、時々刻々変化する模様が見られます=写真㊦(上手に撮れなかったのであちこちのサイトから拝借)。
展示は9月23日(月)まで。11時~23時30分(最終入場 23時)。19時からは「ナイトアクアリウム」として音楽や照明の演出が変わり、ドリンクを片手に楽しめます。入場料は一般1000円、小学生以下600円、3歳以下無料。
竹橋から地下鉄で銀座線に乗り換えて三越前駅A6出口のすぐ前。半蔵門線の駅からはちょっと離れているのでご注意。