地域一帯の美化運動に取り組む「千代田区一斉清掃の日」の6日、パレスサイドビルから参加したテナント12社の有志約80人がビル周辺のごみ拾いに汗を流しました。

 一斉清掃は千代田区で生活する人たちで街を美しくしようという「区生活環境条例」に基づいて毎年6月と11月に実施しており、パレスサイドビルはスタートした1999年から参加しています。

 参加者は午前8時、ビル西口玄関前に集まり、ビル側が用意した軍手、ごみを拾うはさみ(トング)、ゴミ袋を受け取った後、ビル周辺での清掃を始めました。集められたたばこの吸い殻や、空き缶・ペットボトルなどのごみは90リットルの袋で15袋に上りました。

 世界最大規模の「本の街」、神保町は先週24日、65回目を数える恒例の「神田古本まつり」が開幕しました。25、26日の週末は、あいにくの雨で、新刊本を主に扱う「神保町ブックフェスティバル」が中止に。天候が回復した週明けの27日から、神保町は多くの人出でにぎわっています。

 神田古本まつりは11月3日まで開かれます。神田古書店連盟が開催する最大行事で、靖国通りの駿河台下交差点から西へ向かって100台を超えるワゴンが並び、古書店と書棚が約500mにわたって連なる「本の回廊」がお目見えします。扱う本は延べ100万冊余りです。

 全国各地はもとより、海外からも多くの読書人が訪れる一大イベントで、神保町は本と人で埋め尽くされます。

 パレスサイドビル1階のギャラリー「アートサロン毎日」で開催中の「平安王朝美の再現者――田中親美と尾上柴舟」展(アートギャラリー花守主催)に、美術ファンが次々と訪れています。生涯にわたって、国宝など後世に伝えるべき数々の美術品の模写・模造を制作し続けた田中の業績に触れられる貴重な機会です。本展は25日(土)まで。

 田中親美(しんび。1875~1975年)は京都出身。美術家として財界にも広い人脈を持ち、厳島神社の国宝「平家納経」の副本(模本)製作など国家的プロジェクトにも関わりました。本展では西本願寺が所蔵する「西本願寺本三十六人歌集」のうち、1933年に制作した「伊勢集」「貫之集・下」の副本を展示し、本来の姿を見ることができます。「平家納経」副本製作の資金集めの経緯などを記した「平家納経副本奉納文」や、田中が手がけた料紙に尾上柴舟が和歌を書いた作品などを展示しています。

 作品はショーケースに入れずに展示しているため、入場者にはマスク着用への協力を呼び掛けています。

 パレスサイドビルは今月20日(月)、ビル西口玄関に献血会場を開設します。東京都赤十字血液センターの献血バスが停まり、献血への協力を呼びかけます。50人以上の協力を求めています。Webサイトで事前予約をすると、スムーズです。予約限定記念品も用意しています。ぜひ、ご協力を。

 パレスサイドビルは毎年春秋の2回、献血バスによる献血会場を設けています。受付時間は11時30分~16時です。採血自体の所要時間は10分程度ですが、医師による問診等を含め、受付から終了まで30~40分かかります。協力いただいた方にはALT(GTP)、γ・GTPなどの検査結果を提供します。

公益財団法人書道芸術院(下谷洋子理事長)の前衛書展が7日、パレスサイドビル1階のアートサロン毎日で始まりました。会期は今月12日まで。入場無料。

 書道芸術院の役員を含む22人の作品22点を展示しました。いずれも大胆、かつ奔放な作品で、ほとばしる墨の迫力に圧倒されます。

「前衛書とは」との問いかけに、出品者の一人は「その時々の心象を紙に感覚と技法で表現していくこと」と答えていました。

 秋のイベントであるハロウィーンの飾り付けが29日、パレスサイドビルの地下1階、1階にお目見えしました。ビルでのハロウィーン飾りは昨年から始まり、今年は緑色の巨大なモンスターが地下1階に登場しました。

 ハロウィーンは毎年10月31日に催される祭りで、カボチャで作った「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、お化けに仮装した子どもたちが近所を巡って菓子をもらう風習があります。

 今年はモンスターが祭りに向けた準備を始めたというイメージで、来館者を出迎えます。地下1階と1階をつなぐ「夢の階段」はさまざまな色のカボチャが華やかに彩り、期待感を高めます。

 陸上の世界選手権東京大会が今月13日、開幕しました。この連休中、都心では男女のマラソンがあり、パレスサイドビル前では詰めかけた大勢の観客が選手たちに大きな声援を送っていました。

 日本での開催は1991年の東京、2007年の大阪に続いて3回目。都内で大規模な国際スポーツ大会が開かれるのは、2021年の東京五輪・パラリンピック以来です。

 14日の女子マラソンでは、初出場の小林香菜選手(24)=大塚製薬=が日本勢トップの2時間28分50秒で7位入賞を果たしました。日本勢としては2019年ドーハ大会以来、3大会ぶりの入賞。小林選手は早大時代、ランニングサークル「ホノルルマラソン完走会」に所属したという異色の経歴が話題となりました。

 建て替えのため、3年前に閉店した東京・神保町の三省堂書店神保町本店が入居する新ビルが今夏、大部分の仮囲いが外され、その姿を現しました。地上13階建て、高さが61mもあり、来年1月の竣工予定で、来春のオープンを目指して最後の工事が進みます。

 数多くの書店や古書店が集まる「本の街」の神保町にあって、建て替え前の本店は最大規模の売り場面積(約1000坪)を誇るとともに、神田神保町一丁目一番地に建っていたこともあり、本店ビルは地域のランドマーク的な存在でした。

 新ビル「フロントプレイス神田神保町」は店舗併設オフィスビルで、低層部に入る新店舗の名称について三省堂は「神田神保町本店」と決めました。名称に「神田」を加えた理由について、「『神田』は神保町を含む一帯の歴史や文化を象徴する名称。長年、神田エリアで商売を続けている書店として、この街の賑わいにさらに貢献したい。そして、周辺の商店・企業との連携を深め、お客様がエリアを回遊し、相互に集客が活発化するような環境をつくることが、私たちの目指す姿です」と説明しています。

 社会人野球の最高峰、第96回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)が本日28日、東京ドームで開幕します。9月8日までの12日間、32チームが優勝を目指して熱戦を繰り広げます。開幕試合は午後6時半から、前回大会で初優勝を果たした推薦出場の横浜市・三菱重工Eastと、11年連続出場の近畿第1代表、大阪市・NTT西日本が激突します。

 毎日新聞が全出場チームの監督に自チームを含めた優勝候補(最大2チーム)を尋ねるアンケートをしたところ、昨秋の日本選手権を制した豊田市・トヨタ自動車が最多の23票を獲得しました。トヨタ自動車が優勝すれば、2022、23年以来2回目の「秋夏連覇」となります。個々の能力とチーム力の高さを挙げる声が多く、2番目に多い6票を獲得した東京都・鷺宮製作所を大きく引き離しました。

 魅力的な大字書で知られる書家で毎日書道会最高顧問を務め、2010年に85歳で亡くなった小林抱牛(ほうぎゅう)の作品3点が、パレスサイドビル1階の毎日書道会ショーウインドーで紹介されています。今月6~12日に上野の森美術館で開かれた「生誕100年記念 小林抱牛展~魂はハジケ出る! 今ふたたび~」の作品の一部で、来月16日まで展示する予定です。

 小林は1925年、福井県生まれ。大字書の開拓者で独立書人団を創設した手島右卿に師事。原始芸術に強い関心を示し、「現代の書」に生かそうと挑戦を続けました。2000年、第52回毎日書道展文部大臣賞。独立書人団理事長などを歴任しました。

 今月開かれた生誕100年記念展は小品から超大作まで約50点の作品を展観し、うち「玄通」という言葉を書いた大字書1点と、「家のものどもは」などの近代詩文書2点を展示しています。

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