銘菓を中心に埼玉の数多くの食品を集めた物産展が9日、パレスサイドビル1階の正面玄関わきのフリースペースで始まりました。行田市名物の「十万石まんじゅう」をはじめ、全国ブランドとなった「草加せんべい」など200種を超える菓子や珍味などが並び、初日から客が引きも切らない盛況ぶりでした。

 店側によると、埼玉は東京の隣と近いものの、足を運ぶ機会が少ないためか、見たことも、食べたこともないという商品が少なくありません。物産展では県内の「道の駅」や、祭りなどの各種イベントで出品される菓子などの食品を厳選し、販売しています。

 熊谷市などの銘菓として知られる「五家宝(ごかぼう)」や、川越特産のサツマイモを用いたまんじゅうやカステラなど、甘党にはたまらない商品がズラリ。埼玉名物の肉汁うどんや、秩父名物の「自然薯そば」「くるみ生そば」「そうめん」類も豊富です。物産展は今月13日(金)まで。

 「燃える男」「ミスター・ジャイアンツ」と呼ばれ、プロ野球・巨人の名三塁手として活躍した長嶋茂雄さんが3日朝、89歳で亡くなりました。天覧試合で放った劇的なサヨナラ本塁打など、大舞台で無類の勝負強さを発揮し、野球ファンの枠を超えて国民的な人気を誇りました。

 現役を退いた後、巨人の監督を2期15年にわたって務め、2003年1月にアテネ五輪出場を目指す日本代表監督に就任したものの、翌04年3月に脳こうそくで倒れました。懸命のリハビリで回復し、13年5月に愛弟子の松井秀喜さんとそろって国民栄誉賞を受賞しました。

 その年の7月、長嶋さんは東京ドームで開かれていた社会人野球の最高峰、第84回都市対抗野球大会(毎日新聞社など主催)の1回戦を観戦しました。試合前の練習をグラウンドで見つめながら、「僕はここで野球をしていたからね。やっぱりいいよね。思わず(グラウンドに)出てしまった」と語りました。また、野球関係者に向けて長嶋さんは「野球はやはりいい。みんなで日本の野球を強くしていこう」と呼びかけていました。

 独特の辛さと風味が売り物の中国料理店「香福麻辣湯(シャンフーマーラータン)」が27日、ビル地下1階東にオープンしました。中国四川省が発祥の麻辣湯は花椒とトウガラシが効いた辛いスープ料理で、ヘルシー志向が強い若い女性を中心に人気が広がり始めています。

 メニューはトッピングと辛さが選べる麻辣湯(600円~)と、すき焼き風の魯肉飯(ルーローハン、580円~)の2種類。麻辣湯を注文する場合は①スープを選ぶ②麺を選ぶ③辛さ(0辛~5辛)を選ぶ④トッピングを選ぶ――を選択し、自分好みの味に仕上げる楽しみがあります。

 チェーン店「シャングリラズシークレット」の創業メンバーが出店しました。30種類以上の乾燥キノコから煮出した「シャングリラシークレット」のキノコ出汁「ブラックスープ」をベースにした麻辣湯を提供します。

 今月17日に開幕した国内最大規模の建築体験イベント「東京建築祭2025」(東京建築祭実行委員会主催)にパレスサイドビルは初参加し、本日19日からビル建設工事中の写真や設計図面などの建築資料を紹介する特別展示を始めました。特別展示は24日まで。

 東京建築祭は建物内の通常は入れないエリアの公開や、トークイベントなどの多彩な催しで建築の魅力に触れてもらう体験イベントで、延べ6万5000人が来場した昨年の初開催に続いて2回目。開催エリアを拡大した結果、参加建築数は昨年の54カ所から、今年はパレスサイドビルを含む90カ所以上に増えました。

 パレスサイドビルの特別展示は空撮によるビル建設予定地と開館時のビルの全景、竹橋駅開業における開通式セレモニー、ビル開館披露パーティーなどの写真のほか、ルーバーと雨どいの外壁構成図などをビル地下1階の毎日ホール横ショーウインドー「パレスサイドビル・コーナー」で展覧します。ビル竣工時までの軌跡を追った「パレスサイドビル 完成までの記録」の記録映像も流しています。

 梅雨入りを前に、パレスサイドビルで11日、水害に備えた水防訓練があり、ビル関係者約60人が参加しました。ビル地下2階の出入り口2カ所で防水扉の閉鎖作業に取り組んだほか、地下駐車場の地上入り口をはじめとしたビル各所で防水板の設置手順を確認しながらの訓練を実施しました。

 地下鉄竹橋駅改札に続くエスカレーター前の出入り口では、格納されている巨大な防水扉を数人がかりで引っ張り出した=写真=うえで、ビルの内側から補強の鉄棒を取り付けて固定しました。

 近年は台風や集中豪雨などによる都市型水害が各地で頻発しています。年1回の水防訓練によって、いざという時に備えます。

 1926年の昭和元年から数えて、今年が「昭和100年」を迎えるのに合わせた「写真でたどる『昭和』展」(毎日新聞社主催)が今月16日まで、ビル地下1階の毎日ホール前のショーウインドーで開かれています。展示しているのは1927(昭和2)年の日本初の地下鉄(上野―浅草)開業から始まり、戦時中の学童疎開、戦後初の大相撲開催、東京タワー完成、パンダ初公開、JR誕生などの写真10枚です。

 毎日新聞社が運営する国内最大規模の法人向け写真データベース「毎日フォトバンク」の所蔵写真から激動の「昭和」を振り返る企画です。毎日フォトバンクは新聞社が所蔵する約900万点の写真から厳選した130万点以上を公開しています。歴史的な報道写真が豊富であり、素材の信頼性も高いため、多くの教材や、書籍、テレビ番組で利用されています。

 毎日フォトバンク:https://photobank.mainichi.co.jp/

 パレスサイドビル周辺のツツジが美しい花をつけ、さわやかな季節を迎えた街並みに彩りを添えています。北の丸公園にある国立公文書館前にはオオムラサキツツジが、色鮮やかに咲き誇り、道行く人の目を楽しませています。

 その国立公文書館では今、春の特別展「書物がひらく泰平―江戸時代の出版文化―」を5月11日まで開催中です。江戸時代の出版文化をテーマに、近世文学作品を中心に特徴的な版本の数々を紹介しています。江戸時代に登場した「本屋」は書物の制作から出版まで、作者や、絵師、彫師、摺師を統括する総合プロデュースを担っていました。数々のベストセラーを送り出した最も有名な「本屋」がNHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎(1750~1797年)です。

 江戸時代に確立した印刷技術は大量印刷や増刷、挿絵の追加、多色刷りなどを可能にし、近世文学の多彩な表現が生まれました。豊かな出版文化が花開く一方、厳しい出版統制から、人気の書き手や本屋が処罰される事件が起きた時代を展望します。入場無料。

 数々の銘菓を中心に、秋田の食材を集めた物産展が今月25日まで、パレスサイドビル1階の正面玄関わきのフリースペースで開かれています。秋田県羽後町の和菓子店・泉栄堂が手掛けた自慢の和菓子をはじめ、秋田の有名特産品である稲庭うどんや横手焼きそばが人気を集めています。

 餅っぽい皮が特長の「若がえりまんじゅう」は、甘さを抑えた皮むきあんを用いており、「一つ食べれば、3日若返る」が売りです。最高級米を使用した「山科」はシソ風味で、「柿餅」は干し柿の中に餅入りのつぶあんが入っており、いずれも素朴で、温かみがある自然素材にこだわった手作り菓子です。

 菓子類のほか、いぶりがっこや、比内地鶏ラーメン、しょっつるラーメン、納豆せんべい、山菜のたまり漬け、比内地鶏スープ、リンゴジュースなどを販売しています。

 親子の鯉のぼりが今週から、パレスサイドビル地下1階、1階の吹き抜けを優雅に泳いでいます。吹き流しとともに、黒い真鯉、赤い緋鯉、青い子鯉が仲良く並びます。岐阜県の伝統工芸品である「郡上本染(ぐじょうほんぞめ)」の手法で制作した逸品で、側壁には冬の風物詩である工程の一つ「寒ざらし」を再現した鯉のぼりも初めて展示しました。

 鯉のぼりはパレスサイドビル名店会が2009年から、「ビルで働く方々に季節感を味わってもらいたい」と飾り付けを始めました。郡上本染による「風神」「雷神」の大きなタペストリーを初掲出したほか、1階と地下1階の店舗や事務所の入り口にもミニサイズの鯉のぼりが泳いでいます。

 パレスサイドビル1階の北西喫煙室が今月、新装オープンしました。カウンター型の空気清浄機を撤去して広々とした空間を確保したうえで、座れるベンチを設置しました。千代田区道側のガラスを透明なガラスに取り替えたため、外光が入る開放感ある喫煙室に生まれ変わりました。

 改装は快適性の向上を図るのが狙いで、高性能の脱臭機や冷暖房空調機を新たに設けるとともに、照度が高い照明に取り替えて明るさを演出しました。透明なガラスのため、外からも室内の様子が確認できるようになりました。

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