11月29日から始まった皇居・乾通りの一般公開は穏やかな天候に恵まれたこともあり、連日、多くの人出でにぎわっています。12月2日も朝から、鮮やかに色づいた木々を愛でる多くの人たちが訪れていました。

 秋の一般公開は12月7日までの9日間で、皇居・坂下門から入り、宮内庁庁舎前を直進した後、乾通りを経て乾門から退出するというコースです。乾通りは2014年4月、上皇さまの傘寿(80歳)を記念して初めて一般に公開しました。毎年春と秋に実施し、20年春からのコロナ禍で中止が続いた後、22年秋から復活しました。

 乾通り沿いのイロハモミジやトウカエデなどは美しく色づいており、外国からの訪日客を含む多くの人たちがスマホなどで盛んに写真を撮っていました。

 毎日書道展名誉会員で、大正大学名誉教授の赤平泰処さんが主宰する書道結社「西蓮會」の作品5点が、パレスサイドビル1階の毎日書道会ショーウインドーで紹介されています。今年10月に東京・銀座で開かれた「第39回西蓮會書展」の出展作品の一部で、12月下旬まで展示する予定です。

 赤平さんは1946年、青森県弘前市生まれ。毎日書道展の創設に参画するなど、近代日本を代表する書家の中村素堂さんに師事しました。2019年の第71回毎日書道展で、最高賞の文部科学大臣賞に輝きました。

 展示しているのは赤平さんの作品「常楽我浄」など2点、中尊寺貫首で毎日書道展審査会員、奥山泰嶺さんの作品「有道心人名爲國寶」、同じく審査会員、根本泰邱さんの作品「快然」、同じく審査会員、鈴木蓮徑さんの作品「異路同歸」の計5点です。

 西高東低の冬型の気圧配置が続く中、東京は19日朝、師走並みの寒さとなりました。パレスサイドビル周辺の街路樹は秋色に染まり始めており、関東大震災で奇跡的に生き残った巨木「震災イチョウ」も鮮やかな黄金色に変わっています。

 東京は19日、晴れて穏やかな秋空が広がりましたが、昼間も気温が上がらず、初冬の寒さです。20日も最高気温が14℃と12月並みが続きますが、22日からの三連休は寒さが緩む見込みです。

 都内の木々は紅葉が進み、皇居・乾通りは29日から、恒例の秋の一般公開が9日間の予定で始まります。

 北陸と九州の菓子などの食品を一堂に集めた「北陸・九州物産展」が今週から、パレスサイドビル1階の正面玄関わきのフリースペースで開かれています。北陸、九州はともに地域ごとの特色ある味覚がそろっており、食を求める人たちで盛況です。

 福井、富山、石川の北陸3県と、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の九州7県はそれぞれの歴史を持つだけに、食に関しても独自の進化を遂げてきました。物産展では北陸から銘菓の羽二重餅をはじめ、白エビせんべい、のどぐろラーメン、きんつば、ホタルイカの素干し、氷見うどん、九州からはカステラ、クルミのゆべし、丸ぼうろ、いもけんぴ、地鶏の炭火焼などが並びました。

 物産展は今月14日(金)まで。

 地域一帯の美化運動に取り組む「千代田区一斉清掃の日」の6日、パレスサイドビルから参加したテナント12社の有志約80人がビル周辺のごみ拾いに汗を流しました。

 一斉清掃は千代田区で生活する人たちで街を美しくしようという「区生活環境条例」に基づいて毎年6月と11月に実施しており、パレスサイドビルはスタートした1999年から参加しています。

 参加者は午前8時、ビル西口玄関前に集まり、ビル側が用意した軍手、ごみを拾うはさみ(トング)、ゴミ袋を受け取った後、ビル周辺での清掃を始めました。集められたたばこの吸い殻や、空き缶・ペットボトルなどのごみは90リットルの袋で15袋に上りました。

 世界最大規模の「本の街」、神保町は先週24日、65回目を数える恒例の「神田古本まつり」が開幕しました。25、26日の週末は、あいにくの雨で、新刊本を主に扱う「神保町ブックフェスティバル」が中止に。天候が回復した週明けの27日から、神保町は多くの人出でにぎわっています。

 神田古本まつりは11月3日まで開かれます。神田古書店連盟が開催する最大行事で、靖国通りの駿河台下交差点から西へ向かって100台を超えるワゴンが並び、古書店と書棚が約500mにわたって連なる「本の回廊」がお目見えします。扱う本は延べ100万冊余りです。

 全国各地はもとより、海外からも多くの読書人が訪れる一大イベントで、神保町は本と人で埋め尽くされます。

 パレスサイドビル1階のギャラリー「アートサロン毎日」で開催中の「平安王朝美の再現者――田中親美と尾上柴舟」展(アートギャラリー花守主催)に、美術ファンが次々と訪れています。生涯にわたって、国宝など後世に伝えるべき数々の美術品の模写・模造を制作し続けた田中の業績に触れられる貴重な機会です。本展は25日(土)まで。

 田中親美(しんび。1875~1975年)は京都出身。美術家として財界にも広い人脈を持ち、厳島神社の国宝「平家納経」の副本(模本)製作など国家的プロジェクトにも関わりました。本展では西本願寺が所蔵する「西本願寺本三十六人歌集」のうち、1933年に制作した「伊勢集」「貫之集・下」の副本を展示し、本来の姿を見ることができます。「平家納経」副本製作の資金集めの経緯などを記した「平家納経副本奉納文」や、田中が手がけた料紙に尾上柴舟が和歌を書いた作品などを展示しています。

 作品はショーケースに入れずに展示しているため、入場者にはマスク着用への協力を呼び掛けています。

 パレスサイドビルは今月20日(月)、ビル西口玄関に献血会場を開設します。東京都赤十字血液センターの献血バスが停まり、献血への協力を呼びかけます。50人以上の協力を求めています。Webサイトで事前予約をすると、スムーズです。予約限定記念品も用意しています。ぜひ、ご協力を。

 パレスサイドビルは毎年春秋の2回、献血バスによる献血会場を設けています。受付時間は11時30分~16時です。採血自体の所要時間は10分程度ですが、医師による問診等を含め、受付から終了まで30~40分かかります。協力いただいた方にはALT(GTP)、γ・GTPなどの検査結果を提供します。

公益財団法人書道芸術院(下谷洋子理事長)の前衛書展が7日、パレスサイドビル1階のアートサロン毎日で始まりました。会期は今月12日まで。入場無料。

 書道芸術院の役員を含む22人の作品22点を展示しました。いずれも大胆、かつ奔放な作品で、ほとばしる墨の迫力に圧倒されます。

「前衛書とは」との問いかけに、出品者の一人は「その時々の心象を紙に感覚と技法で表現していくこと」と答えていました。

 秋のイベントであるハロウィーンの飾り付けが29日、パレスサイドビルの地下1階、1階にお目見えしました。ビルでのハロウィーン飾りは昨年から始まり、今年は緑色の巨大なモンスターが地下1階に登場しました。

 ハロウィーンは毎年10月31日に催される祭りで、カボチャで作った「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、お化けに仮装した子どもたちが近所を巡って菓子をもらう風習があります。

 今年はモンスターが祭りに向けた準備を始めたというイメージで、来館者を出迎えます。地下1階と1階をつなぐ「夢の階段」はさまざまな色のカボチャが華やかに彩り、期待感を高めます。

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