【2025年10月】のアーカイブ

 世界最大規模の「本の街」、神保町は先週24日、65回目を数える恒例の「神田古本まつり」が開幕しました。25、26日の週末は、あいにくの雨で、新刊本を主に扱う「神保町ブックフェスティバル」が中止に。天候が回復した週明けの27日から、神保町は多くの人出でにぎわっています。

 神田古本まつりは11月3日まで開かれます。神田古書店連盟が開催する最大行事で、靖国通りの駿河台下交差点から西へ向かって100台を超えるワゴンが並び、古書店と書棚が約500mにわたって連なる「本の回廊」がお目見えします。扱う本は延べ100万冊余りです。

 全国各地はもとより、海外からも多くの読書人が訪れる一大イベントで、神保町は本と人で埋め尽くされます。

 パレスサイドビル1階のギャラリー「アートサロン毎日」で開催中の「平安王朝美の再現者――田中親美と尾上柴舟」展(アートギャラリー花守主催)に、美術ファンが次々と訪れています。生涯にわたって、国宝など後世に伝えるべき数々の美術品の模写・模造を制作し続けた田中の業績に触れられる貴重な機会です。本展は25日(土)まで。

 田中親美(しんび。1875~1975年)は京都出身。美術家として財界にも広い人脈を持ち、厳島神社の国宝「平家納経」の副本(模本)製作など国家的プロジェクトにも関わりました。本展では西本願寺が所蔵する「西本願寺本三十六人歌集」のうち、1933年に制作した「伊勢集」「貫之集・下」の副本を展示し、本来の姿を見ることができます。「平家納経」副本製作の資金集めの経緯などを記した「平家納経副本奉納文」や、田中が手がけた料紙に尾上柴舟が和歌を書いた作品などを展示しています。

 作品はショーケースに入れずに展示しているため、入場者にはマスク着用への協力を呼び掛けています。

 パレスサイドビルは今月20日(月)、ビル西口玄関に献血会場を開設します。東京都赤十字血液センターの献血バスが停まり、献血への協力を呼びかけます。50人以上の協力を求めています。Webサイトで事前予約をすると、スムーズです。予約限定記念品も用意しています。ぜひ、ご協力を。

 パレスサイドビルは毎年春秋の2回、献血バスによる献血会場を設けています。受付時間は11時30分~16時です。採血自体の所要時間は10分程度ですが、医師による問診等を含め、受付から終了まで30~40分かかります。協力いただいた方にはALT(GTP)、γ・GTPなどの検査結果を提供します。

公益財団法人書道芸術院(下谷洋子理事長)の前衛書展が7日、パレスサイドビル1階のアートサロン毎日で始まりました。会期は今月12日まで。入場無料。

 書道芸術院の役員を含む22人の作品22点を展示しました。いずれも大胆、かつ奔放な作品で、ほとばしる墨の迫力に圧倒されます。

「前衛書とは」との問いかけに、出品者の一人は「その時々の心象を紙に感覚と技法で表現していくこと」と答えていました。

竹橋ガイド

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