2018年分の税金の確定申告の受け付けが18日(月)、全国の税務署で始まりました。これに合わせ、恒例の無料「街頭税務相談」(主催・麹町法人会、東京税理士会麹町支部)が20日まで、パレスサイドビル1階東側の正面玄関わきのフリースペースで開かれています。午前10時~午後4時、東京税理士会麹町支部の税理士さんが1日5人、3日間で延べ15人、交代で確定申告を中心に税金に関する諸々の相談に応じてくれます。
確定申告が義務つけられている高額所得者でなくても、医療費が多くかかった、住宅ローンを組んだ、ボランティア団体やNGOに寄付したなど、申告すると税金が一部戻ってきます。2018年中に2カ所以上からの収入を得ていた人、20万円以上の原稿料などの副収入があった人、源泉徴収されていない退職金がある人などは確定申告しなければなりません。
今回からは配偶者控除の制度が変更され、控除額が変わったほか、給与所得者の合計所得金額が1000万円を超える場合は配偶者控除の適用を受けられなくなりました。会社員は源泉徴収段階で処理されていますが、副業収入などで控除ゼロに該当したり、控除額が減ったりする方もいるかもしれないので、ご注意ください。
また、今回から、ID・パスワードを事前に税務署で取得しておけば、国税電子申告・納税システム(e―Tax)で簡単に申告できるようになりました。スマートフォンやタブレット端末からでも申告できますから、なかなか便利。e―Taxなら、紙の書類で提出するのに比べ、源泉徴収票や医療費控除のための領収書などを提出する必要がないのも有難いですね(書類は家できちんと保管する必要はあります)。ID・パスワードは確定申告を提出する管轄税務署だけでなく、職場の近所など、どの税務署でも簡単に取得できます。
そのほか、わからないことは「税務相談」でぜひお尋ねください。
今年の確定申告の受付は、3月15日(金)までです。