【2015年9月22日】のアーカイブ

 9月29日(火)、30日(水)の2日間、パレスサイドビル西口玄関前に献血バスが訪れ、「出張献血」が実施されることは、先日、当ブログでお知らせしました。

 この際、当ビルとして初めて、骨髄(こつずい)移植のドナー(提供者)登録に関する相談・受付窓口を設置します。場所は、西口玄関内の献血受付の脇。時間は、献血受付時間(午前10時~11時、午後0時15分~4時)です。

 東京都血液センターは骨髄バンクの要請を受け、こうした取り組みを進めています。

 骨髄バンク1991年12月「財団法人骨髄移植推進財団」として発足、2012年4月から「公益財団法人骨髄移植推進財団」として活動しており、1992年1月から「ドナー登録」が始まりました。骨髄移植は、白血病をはじめとする血液疾患などの治療に有効ですが、数万通りもあるという白血球の型(HLA型)が適合することが必要で、その確率は兄弟姉妹の間でも4分の1、血の繋がっていない他人になると数百~数万分の1と非常に低くなります。移植を希望するすべての患者さんがチャンスを得るためには、1人でも多くの方のドナー登録が必要になるのです。

 日本では毎年新たに約1万人以上の方が白血病などの血液疾患を発症していると言われており、そのうち骨髄バンクを介する移植を必要とする患者さんは毎年2000人程度います。

 これに対してドナー登録者は1998年8月に10万人、2004年11月に20万人、2008年1月に30万人、2011年12月に40万人に達し、今年8月現在、45万3589人と、年々増加傾向にあります。ただ、年々の新規登録数はバラつきがあります。特に、ドナーは、登録している人が満55歳に達すると登録が自動的に解除されるため、新規登録が減ると、漸減してしまいます。そこで、新規登録、とりわけ若い方の登録が期待されています。

 これまでの骨髄移植・末梢血幹細胞移植(※末尾参照)の実績は1万5000件以上。しかし、ドナー候補者の健康状態などによっては骨髄液などの提供ができない場合もあるため、HLA型が適合するドナー候補者が見つかったとしても移植を受けられない患者さんがいるそうです。患者さんが移植のチャンスを広げるためには、さらにより多くの方々の協力が必要です。

 ドナーになるとなると、当然、様々な不安があると思いますが、関心のある方は、疑問の点など、是非気軽に尋ねてほしいと、骨髄バンクは呼びかけています。

 一人でも多くの方のご協力をお願いします。

※末梢血幹細胞移植とは、ある注射を5日間ほど続けることにより、骨髄のなかの造血幹細胞が赤血球や白血球に発達しない幹細胞のままで全身の血流に流れていくことを利用し、造血幹細胞を骨髄からではなく血流から採取する方法。

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