第17回国際バラとガーデニングショウ(毎日新聞社などで作る組織委員会主催、公式サイト「http://www.bara21.jp」)が、埼玉県所沢市の西武プリンスドームで開催中です!! もう行きましたか? まだ行っていないあなた、ご安心ください。今週末の17日(日)までやっていますヨ。
ご存知、世界のバラと美しいガーデニングを紹介する国内最大級の祭典で、全景は写真㊨のような感じです。今年は「デリシャスガーデン」――毎日の生活に密着した「参加、体験する」ガーデン――をテーマに、おなじみの「ローズアベニュー」のほか、「特別企画」や「アラカルト」など多彩なコーナーがお目見えし、訪れる人々を魅了しています。
開幕早々に行った知人が、メールで会場の様子を伝えてくれたので、ご紹介します(順不同)。
まず、一番上の写真が「アンデルセン物語の庭」。今年は童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン生誕210年ということで、ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんが、人魚姫やおやゆび姫など子供の頃に読んだ物語の世界を立体的に表現しています。知人曰く「近くで見ると、さすが彼女!と思わせるような、優しく、細部までこだわったガーデンでした。写真の「赤い靴」がテーマのコーナーは、赤い花やダーク系の葉を上手く入れてあり、園芸初心者をうならせるものでした」。
お次は、今年生誕100年を迎えるスウェーデンが誇る女優の名を冠したバラ「イングリッド・バーグマン」を紹介するコーナー=写真㊧(ちょうどテレビカメラ撮影中)。2000年に世界バラ会連合で殿堂入りを果たし、今も多くの人に愛されているということで、知人曰く、「少しクラシカルな薔薇ではあるけれど、深紅色で凛とした面持ちのバラは大人の気品があり、深い輝きに魅了されました」。
もう一つ、英国貴族出身のベニシア・スタンリー・スミスさんの庭です=写真㊨。京都・大原の古民家でハーブや季節の植物を育て、自然に寄り添いながら暮らすベニシアさんのライフスタイルとともに、庭を再現しています。知人曰く、「テレビの映像しか見たことがないけれど、画面の中に入ってしまったようにリアルに再現されていました。ただ鉢で寄せ植えてあるので、花数が多く、実際よりも、豪華だったようにも思われます。バラはあまり目立っていなかったです」。
このほか、特別企画の「風のガーデン」=写真㊦、毎日新聞埼玉県版より=は、北海道・富良野を拠点に活躍する脚本家・倉本聰さんの同名ドラマの庭を再現しいます。
開園時間は9時半~17時半、最終日は17時まで(入場は終了30分前まで)。当日券は大人(中学生以上)が2200円、小学生以下無料(保護者同伴)。