梅雨、集中豪雨シーズンを前にパレスサイドビルは27日、ビル関係者による水防訓練を行いました。日本列島は2009年、2010年に山口県で、昨年は紀伊半島でと3年連続で大水害が起き、最近でも茨城県などで大竜巻が発生するなど異常気象による被害が続出しているだけに、参加者はいざという時のために備えることの大切さを感じながら真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
訓練には、毎日ビルディング社員のほか、パレスサイドビルの警備員、設備管理員、清掃員計43人が参加しました。まず、地下2階東京メトロ竹橋駅わきの2か所のビル入口にある防潮扉の設置訓練。床のブロック石や天井の鉄の板を外して厚さ約20センチ、天井まである防潮扉を引き出して、補強の鉄棒を取り付けて固定するなどして設置しました。続いて駐車場入口スロープ上での防水板設置訓練を行い、防水対策に怠りがないように点検、整備も行い、ゲリラ豪雨への備えも万全にしていました。
このあと参加者は、ビルに設置してある1回で35トンの濁水を飲める水にする非常用整水器を運転したり、ビルの外周を回って大洪水時に万が一水が浸入する恐れのあるところの点検をし、安心、安全なビルへの取り組みを再確認していました。