新世代を代表する書人である金子大蔵、川本大幽両氏の力作3点が現在、パレスサイドビル1階の毎日書道会ショーウインドーに展示されています。ともに毎日書道会の将来を担うと目されている実力派2人の作品は「必見の価値あり」です。展示は来月13日まで。
金子氏は1973年、東京都生まれ。祖父は近代詩文書の開拓者で文化勲章受章者の金子鷗亭氏。毎日芸術賞に輝いた父親の金子卓義氏に師事。毎日書道展審査会員。昨年の第75回毎日書道展で最高賞の文部科学大臣賞を史上最年少で受賞しました。展示しているのは今年1月の「2025現代の書 新春展」の出品作1点です。
川本氏は74年、名古屋市生まれ。野崎幽谷氏に師事。93年、「書の甲子園」として知られる第1回国際高校生選抜書展で最高賞の文部大臣奨励賞を受賞しました。現在、幽玄書道会代表。毎日書道展審査会員。展示しているのは過去の書展に出品した2作品です。
両氏は昨年7月、東京・西新宿の京王プラザホテルで「金子大蔵・川本大幽 二人展」を開くなど、同世代の中堅書家として注目されています。