お待たせしました(私が待たせたわけじゃありませんが)。「都心のオアシス」として名高い江戸城(皇居)東御苑の公開が先週から再開されました。言うまでもなく新型コロナウイルスの感染拡大のため、3月28日から臨時休園していたので、2カ月余りぶりの公開です。
ということで、再開された6月2日の昼休み、さっそくパレスサイドビルを抜け出して、ぶらぶら行ってきました。
平川門から入ろうとして、まず、門の手前、お巡りさんがいるところで、荷物がある人は荷物検査があります。
門を入って、しばらくすると職員が入園者に「入園票」を渡してくれるゲートがありますが、その手前に注意書きの看板が出ています=写真㊨㊤。①マスク着用、手洗い、手指消毒、②密集・密接を避ける、③屋内施設での長時間滞在を控える――の注意が書いてあます。
さらに、入園票を受け取ろうとしたところ。赤い文字で「入園票の交付を停止」という掲示が出ていて=写真㊨㊦、〝フリーパス〟という感じ。感染防止のため「接触」を避けるということですね。
中を歩くと、人が少ないです。っていうか、ほとんど無人。天神濠のわきを通ってなだらかに坂を上って回り込み、梅林坂の下に来て、中之門の方向を見ても、ガラーンとして、ほとんど人がいませんでした=一番上の写真。
この後、二の丸庭園に行って戻ってきましたが、この間、見かけた人は十数名でした。やはり、インバウンドの〝蒸発〟が最大の原因でしょうか。私が歩いた時、外国人(西洋人)の方を見かけたのは1人だけ。日本人と見分けがつかないが、言葉などでアジア人とわかる人も、気づいた限り1人もいませんでした。以前は中国人の団体がいっぱいいましたから。
二の丸庭園はサツキが見ごろではないかと期待していきましたが、残念ながら、盛りは過ぎていました=写真㊧。結構、咲いているように見えるかもしれませんが、かなり萎びていました。何年か前、5月末に撮った写真(末尾)と、ちょっと撮影角度は違いますが、正面奥の幹が左に傾いている松の木で、大体の位置関係がお分かりいただけると思います。全盛の季節は素晴らしいんですけど、今年はコロナのせいで、残念としか言いようがありません。来年、また見られることを期待しましょう。
東御苑の開園時間は8月末までは午前9時~午後6時(入園は午後5時30分まで)です。公開の詳細は宮内庁ホームページへ(https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html)
なお、新型コロナ感染拡大防止のため、やはり休止していた皇居一般参観も、2日から再開されたとのこと。当面は午前、午後各回50人限定だそうです。